おそらく2000年式 |
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主要諸元
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職場の同僚が、飲み会の席で「スズキのチョイノリが手に入りそうなのだけど、俺が乗った後いらなくなったら買わないか?」といったことに始まったDIO購入。実際には同僚はDIOを手に入れて1シーズン乗ったのち、私に譲渡の話を持ち掛けました。傷だらけでとにかく汚い外見でしたが、ずっと倉庫で眠っていたものらしく走行距離はわずか1000キロでした。ここから私の原付生活が始まりました。
DIOの〇のポイント
・ バブル期に売れまくったライブDIO。TRFの曲が流れる、しっかりと予算をかけて制作したテレビCMからも分かる通り、若者をはじめ全世代に売ろうというホンダに意気込みが伝わってくる商品でした。実際、今では信じられないほど、カラーもグレーも豊富でした。このおかげで、発売開始から30年近くの時間がたった令和の今でも何ら困らずに部品を購入することができます。消耗品だけではなく、数々のドレスアップ用品やカスタムパーツも豊富です。自分はZX仕様のリアスポイラーを取り付けました。
・ 2ストならではの力強い走り。私のはいわゆる排ガス規制に合わせた「規制後モデル」で、前期に比べるとかなりパワーダウンしているものです。とはいえ、ノーマルでもぐいぐい加速します。さらに、CDIをデジタルのデイトナCDI、いわゆる赤箱に代え、リアタイヤも1サイズを大きなものに代えているので、ノーマルとは違い滑らか、かつのびやかに加速していきます。タイヤサイズアップに伴い、時速20キロくらいまではややおっとりとした加速になりますが、ノーマルのやや急激な出足よりも走りやすいと思っています。
・ぜひあげたいのが、ヘッドライトが明るいことです。この時代の普通の原付は30wのバルブがスタンダードでしたが、 PH11というやや特殊なバルブサイズですが40Wのものが純正でついています。CBR125のダブルヘッドライトよりも、むしろDIOの方が明るいほどです。
・スタイリッシュはフォルム。とかく差異が見いだせない原付スクーターの中でも、全体のデザインバランスが優れていると思います。メーターデザインも秀逸。見えない個所ではメットインスペースもよく考えられていると思います。しっかりと書類を入れるためのスペースも確保されているんです。さすが!
DIOの×のポイント
・エンジンの始動性の悪さ。これは有名な話ですが、前回の始動から2日もあけると、ガソリンがすべてタンクに戻ってしまい全然エンジンがかかります。セルをいくら回してもダメ。力強くキックすること20回程度でようやくエンジンが始動します。
・2ストなので仕方いないけど、燃費が悪い!ってこと。静かに走っても、坂の多いこの町に住んでいるとリッター20キロどころか、リッター10キロにも届かないくらいです。しかも2スト独特のあの臭い排ガス臭。環境には悪いです。ごめんなさい!
DIOの△のポイント
・所有している自分は関係ないけど、中古市場での信じられないほど高価なことをあげたいと思います。自分のはまだ走行1000キロです。もちろん実走行。だけど、メーターが1周しているような個体でも今なお新車時と変わらないような値段がついているものもあります。2ストモデルだということと、パーツが豊富だということもありますが、デザインが優れているのも要因ではないでしょうか?
・上と関係して、盗難の多いモデルとも言えます。いくらハンドルロックなどをかけても、本体自体が軽量なので持ち上げれば持っていかれてしまいますからね。