日産プリメーラ  T4 (HNP10) 平成4年式
 前ページでも書いたように急遽買い換えることになったんです。P11型がでたばかりで、新車のP10もまだ在庫にありましたがAT車だけ。MT党の私は、2年落ちくらいの高年式車狙いでMT車を探してもらうことにしました。ですが意外とタマ数がなく、結局、装備との兼ね合いもありAT車になってしまいました。色も希望のワインレッドではなく無難なガンメタ。偶然にも父が乗るC33ローレルと同色でした。

P10プリメーラの○のポイント!

  • まずは合理的なパッケージングですね。当時学生だったためよく友人や後輩を乗せて出かけたのですが、ブルバードよりも一回り小さいにも関わらず、「こんどの車は前のより広くて良いですね!」といわれました。特に後席中央のあの出っ張りはFR車のようだったU12と比べるとFF車と遜色無いほどに改善されてました。後席足元も当時のY32セドグロよりも広く、ヨーロッパ的な合理性を意識しました。そして巨大なトランク。トランクスルーになることにあって、引越しをこの車一台ですませたという逸話もあり(笑)

  • シート。特にフロント。あのレカロに並んだ!(←本人は超えたと思っています)といわれたシート。抜群のホールド性、長距離でも疲れない快適性。私のグレードはスポーツシートが装備されていたためそれがより際立っていました。

  • スタイル。これは好みの問題ですが、フルエアロ車だったため非常にスタイリッシュだと思います。

  • ハンドリング。ガチガチの足回りのため、交差点ではまったくロールしていないのでは?と思うほど。本当にダイレクトなハンドリングです。峠に持っていっても、フロントさえ粘れば後ろがどんなに流れようと安心していられると思うほどです。感覚的にフロントが”かみそりの歯”のように路面に食いつく強烈なグリップとでもいう感じです。また4駆と言うこともあり、超高速域(謎)での直進安定性は抜群ですね。

  • やっとエンジン(笑)。フル装備で重たいということ、そしてAT車と言うこともあり出だしは遅いです。ですが中間加速がとても気持ちいい車です。高速では2500クラスと同等の加速性能です。これは空気抵抗の少ないボディー、そして適切なギア比によるものと思います。

  • 最後にサンルーフ。やはりオープンエアは気持ちいいものです。それになによりも室内が明るいのがいいですね。

P10プリメーラのXのポイント(-_-;)

  • まず、燃費。市内のみでは4キロほど(涙)。高速中心でも10キロ。これは4駆の重い車体のせいだと思われます。しかもハイオク仕様。アルバイトで遠出すると、「ガソリン代の下敷き」になり何のための疲れているのか???です(-_-;)

  • ABS。ホントに馬鹿です(笑)。全然止まりません。低ミュウ路でちょっと踏んだらすぐ「ガガガ・・・」と。冬道の交差点右折でなんど歩道に突っ込んだことやら(苦笑)

  • エアロ。純正でもあのフロントはやりすぎ。ちょっとした段差でのガリっ!。冬道はラッセル車状態。しかもバンパー一体型のため取り外し不可!。所有期間途中で一度新品に交換しました。

  • ストロークの短いフロントサス。同じアテーサ4駆のブルーバードと比べると明らかに落ちる走破性。ブルでは冬道で埋まるなんてことがありえなかったのに、この車では頻繁に埋まっていました。

  • 雨漏り(笑)。サンルーフ車の宿命。雨上がりでシートがべっちょり(T_T)。付近のゴムパーツの劣化もさることながら、駆動ユニットやヒンジの劣化が原因のようで、アッセンブリー交換しました。

  • 非寒冷地仕様(笑)。前車が元「なにわナンバー」で、今度は元「横浜ナンバー」。ホントは横浜ナンバーのまま乗りたかったのですが、車検切れの車だったこともあり不可能でした。ヒーターが弱いとかはまだいいとして、やはりリアワイパーが無いのは辛かったです。

  • それと6万キロ走行後から続いた数々の故障。前ページのスカイラインやウイングロードの項目に書いたような重大な問題のほかにも、エアコンの照明、パワーウインドーの照明がつかない、フロントシートが座っている間に勝手にリクライニングしてしまう、ハンドルロックが外れなくなりエンジン始動不可!・・・と続きました。そしてリアタイアサイド部分の修理不可能なパンクと重なって、半年以上も実家の車庫に眠り続ける・・・ということになってしまいました。

その他気になったこと等(^_^;)

  • まず、マフラー交換をしたことですね。前車はノーマルでも非常にいい音♪だったのに比べ、トホホな排気音だったためマフラー、エアクリーナーともにHKS製に交換。その時リフトアップして時わかったのがリアバンパーがFF用だったこと。マフラー出口の位置が違うためマフラーと干渉して溶けていました。どうやら、前オーナーが後からフルアエロにしたらしく、他にもサイドシルスポイラーが外れやすいなどというマイナーなトラブルも続きました。

  • 前述の引越し。これはサンルーフのおかげでもあります。パイプベッドの骨組みなど長いものはサンルーフから半分だして運びました(^_^;)。もちろん至近距離だったこともあり、はみ出た部分を友人が押さえながら歩いて!(笑)くれたので問題なしでした。

  • 偶然装着されていた夏タイアがピレリーP5000だったこと。ウエット性能には驚きました。ドライでも流れ始めがとてもわかりやすく限界がつかみ易かったです。それなのにとても静かでしなやかな乗り心地。また、5分山で購入し、下取り時にも3分山でした。峠にもよく行きましたが、それでもです。純正OEMタイアでは真似のできない性能だと思います。

  • 最後に下取り価格がよかったこと(笑)。フル装備で減点無し。それどころかエアバック、ABSで加点されました。スカイライン購入後に偶然街で見かけましたが、アルミ、エアロ、マフラーも私が乗っていたときもまま、なんと、数枚貼ってあったステッカーまでそのままでした。乗っていたのは中年のおじさんでしたが、とても綺麗に乗っていてくれて嬉しくなっちゃいました。

     

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