基本的には綺麗なはずですが・・・
クリーン&グリーン。これはシンガポールのキャッチフレーズでもあり、オーチャードなどの中心部を歩くとその言葉どおりだと思います。そんな清潔感あふれるシンガポールで、公衆トイレは一体どんな感じなのだろう??というみなさんの疑問に答えるべく(←誰も疑問に思わないかな!?笑)、ここでは私の雑感を述べていきたいと思います。
まず、「実際のところ綺麗なの??」という疑問に関して。この質問の関してはいつも次のように答えています・・・「日系のデパートのトイレはとても綺麗。ローカルのショッピングセンターも綺麗なところが多い。MRTの駅のトイレも概して綺麗。しかし、郊外の飲食店のトイレなどは恐ろしいことになっていることも少なくはない・・・」と。
話は少し横道にそれますが、シンガポールは罰金制度が発達している?ことでも有名です。トイレに関しては、公衆トイレの使用後に水を流さないのは罰金が科せられます。違反者は初犯で最高S$150、2度目がS$500、3度目からはS$1000もの罰金が科されます。
そんな罰金のおかげが、日系のデパートはもちろん、往々にしてMRTの駅のトイレなどもきれいです。しかし、少し郊外にでると状況は変わってきます。ここでは、そんなシンガポールのトイレ事情について、私のこれまでの体験をもとに書き綴ってみようと思います。
有料のところもあるんです!!
有料と言っても10セントほど。日本円で6〜7円ほどです。どうやってお金を支払うかというと、トイレ前に料金係の人がいて、その人に払うんです、料金箱に入れるだけのところもありますが、それでも係りの人はいます。お釣りがあるときのためかもしれません。
そのお金で清掃員の方を雇っているのだと思いますが、公衆トイレは無料という感覚の我々日本人には驚きの事実かもしれませんね。ちなみに、お隣のマレーシアに行ったときも、やはり有料のトレイがありました。でも、私の経験から言って、有料のトイレだからと言って綺麗とは限りません(汗)
熱帯だから仕方ない??
MRTの駅は中心部では地下にあり、郊外では地上にあります。その地上にある駅でも、大体は綺麗なのですが、中には日本で見たことの無いような虫がウロウロしているところもあります。まあ、駅舎と言ってもほとんど屋外に近いものなので当然といえば当然ですがね。
また、中心部、郊外ともに個人のお店のトイレなどは極力使わないようにしています。その理由?では、いくつか私の体験より紹介させていただきます。
胃腸の弱い私には、シンガポールでの食事は結構辛いものがあるんです。油は濃いですし、香辛料もきついですからね。結果的にトイレに駆け込むことも多くなってしまうんです。で、某MRT駅近くにある小奇麗なローカルのショッピングセンター内のトイレに行ったときのこと・・・。「何年も掃除してないのじゃない!?」と思ってしまうほどの凄い状態です。思い出したくもないほどの凄い有様でした。もちろん使わずに速攻で逃げ出しました←で、MRTの駅のトイレを利用したら、上に書いたように虫がウロウロしていた・・・という話の流れです(苦笑)
熱帯だから・・・というと「臭い」も覚悟しないといけないかもしれません。郊外にある高級海鮮料理店のトイレ。とても美味しい料理を食べ、帰路に着く前に、店の奥にあるトイレに行って見ると・・・「クサっ!!」と鼻をつまんでしまいたくなりました。いや、正直にいうとトイレにいる数十秒の間、鼻で息をするのは困難で、金魚のように口でパクパクしてました(;一_一)。けして汚いというわけではなくとも、あの気温です。アンモニアの臭いが漂ってしまうのは仕方ない・・・そう考えるのが筋ですね。
どっちが前!?
いきなりですが、和式のトイレを想像してみてください。どちらが前か後ろか、みなさんはどうやって判断していますか?そうですよね。前になる方は半円状(ドーム型?)になっていますし、往々にして前側に水洗のレバーがあると思います。しか〜し、シンガポールでは日本の常識が当てはまらないことが少なくありません。
まず、上から眺めた時の形状がさまざまなんですよ。真円形、楕円形だけではなく、ヒョウタン型なんていうのも見かけたことがあります。それだけでも驚きなんですが、驚き以上に困るのが、どちらが前方なのか分からないことがあるんです。理由?日本のトイレにある半円状(ドーム型)の“あれ”がないこともあるんです。で、水洗レバーを目印にしようと思っても、最近日本でも増えた壁についている押しボタン式が意外に多く、もうこうなっては完全にお手上げです(笑)
どうするかって?・・・はい、もう適当です(笑)
驚くべき体験A^_^;)アセアセ・・・
これはシンガポールのビジネス街、シェントンウェイのあるオフィスビルのトイレでの出来事です。男性用トイレであることを確認しつつトイレのドアを開くと・・・・な、なんと!!!マレー系の中年男性が手洗い場にまたがりお尻を洗っているんですよ!開いたドアを閉めようと思いましたが、あまりの驚きで身体が硬直して動けません(苦笑)。落ち着いていたのはむしろそのおっちゃんの方です。当然のようにズボンをあげ、そのままトイレを後にしました。
で、この事件?だけを取り上げると、おっちゃんの行動が奇異なものに思えてしまうかもしれません。しかし、この背景にあるマレーシアのトイレ事情を説明すると、そんなに不思議なことでもない!?と思えてくると思います。。
マレーシアのトイレは、たとえそれが公衆トイレだとしても、便器の横にホースが付いていることがあるんです。何のためにかというと、用を足した後、そのホースを使って洗浄するんです。紙で拭くよりも清潔と考えるからなのでしょうけど、私が実際にマレーシアのジョホールバルで見たトイレは、公衆便所ということもあり、ホースはかなり汚れておりました・・・。
で、シンガポールのトイレでの事例に戻りますが、そのおっちゃんは、紙で拭くよりも水で洗浄したい、しかしホースが付いていないので仕方なく洗面台にまたがって洗浄した・・・という類推が成り立ちます。
ちなみに、男性用の小便器にもホースが付いているのを見かけたことがあります。男性も用を足した後に水洗いをするってことですよね。これに関しても驚きの体験があるのですが、日本のさる場所のトイレで、マレー系と思われる男性が、用を足した後に手洗い場で"おち○ちん"を洗っているのを目撃したことがあるんです。彼にしてみると祖国の習慣のままなのでしょうが、当時大学の一年生で、まだアジアの文化を全く知らなかった私には驚ろきの体験だったのでした(^_^;)
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