HIROの独断と偏見による
印象的だった観光地
〜良かった場所、がっかりだった場所、疑問の残った場所〜
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 旅行記からもわかるように、これまでにも結構あちこち旅をしてきました。幼少の時に両親に連れて行ってもらった場所、学校の見学旅行で行った地域、そして自分で手配して旅した国々・・・。ここでは、今まで訪れた場所・地域の中で、色々な意味で印象的あった観光地を、期待以上に良かった場所、がっかりだった場所、疑問の残った場所に分けてコメントしていこうと思います。これからも旅行から帰ってきたら随時追加していく予定です。「良かった!」と思える場所だけが増えるといいのだけど・・・(^_^;)

※あくまでも個人的感想です。その場所のすばらしさだけではなく、そこへ着くまでの交通の便、時間など、全てを総合したHIROの感想です。私自身、もう一度訪れた時には印象ががらっと変わることも大いに考えられます。なので、「その季節の、この時間帯はお勧めではない(お勧めである)」くらいの、軽い気持ちで書いています。鵜呑みにしないでくださいね。

<良かった場所>

広島県の宮島と尾道
 これまでに訪れた場所で一番印象的だったのは広島県ですね。1回目は市内と宮島を観光し、2回目は尾道まで自分でドライブしました。その2回ともが非常に満足だったんです。1回目が満足だったから2回目も行ったのが本音です←まあ、2回ともマイレージ特典のただ乗りだけど。
 原爆ドームや資料館では戦争の悲劇を改めて実感し、日本三景の宮島では綺麗な景色を見て、焼きたての紅葉饅頭などを茶屋で食べたり、屋台で名物のカキを食べたりとっても充実した1日でした。宮島のロープウェーが怖かったのをのぞいて(笑)
 2度目の尾道ドライブも晴天で最高でした。「しまなみ街道」を自分で運転して、小学校の時に雑誌で読んで以来ずっと興味があった因島まで行くことができました。尾道の街並みも素敵で、有名なワッフルやラーメンを食べ、全てにおいて充実していた1日でした。
 2度とも広島を案内をしてくれ、車まで貸してくださったAさんには心から感謝しております<m(__)m>


浅草(旅行記はないのですが、実は搭乗履歴にもあるように2006年3月に東京に行ったのでした)
 一部の方には話したのですが、3月の上旬に3日間の日程で東京に行っていました。いつも乗り換えのために立ち寄るのが東京でしたが、この時は初めて東京が目的地でした。滞在中、田舎者のHIROにつきあい、渋谷から青山まで案内してくださったKさん。あらためてありがとう<m(__)m>
 最終日は天気にも恵まれたこともあり、浅草を散策しました。まるで
縁日のような賑わいで、思わず童心にかえってしまいました。事前に東京通の方に教えていただいたお寿司屋さんでお腹いっぱいお寿司を食べ、その直後に、これまた教えてもらっていた、雑誌などでもよく紹介されている(らしい)アンヂェラスという喫茶店で名物のロールケーキを食べてきました。それに、浅草の有名スポットである、遊園地の花屋敷にまで行っちゃいました。遊園地なんて10年ぶりです。ましてやジェットコースターなんて15年ぶりでした。日本最古らしいジェットコースターや、ブルーシートや鉄骨が剥き出しのお化け屋敷など、歴史を感じさせる花屋敷のアトラクションの数々。我を忘れて楽しんだ1日でした。この日朝早くから1日中つきあってくれたEちゃん、どうもありがとう☆


映画「ノッティングヒルの恋人」の舞台、ロンドンのポートベローマーケット

 あいにくの雨模様でしたが、マーケットの開かれている週末にあわせていったので満足度も非常に高かった場所ですね。多数のストール(←縁日のような屋台や出店のことね)も良かったけど、街並みも良かった!!可愛らしいというか、なんというか。ボキャブラリーに乏しい私はうまく表現できないけど、とにかく素敵な街並み。この界隈は高級住宅地らしいけど、こんな素敵な場所に住めたら幸せだろうな、そう思わずにはいられませんでした。
 映画の撮影に使われた建物は今となってはいたって普通です。事前に調べてからいかないと絶対にわからないです。ここぞとばかりに観光地にして、記念品のキーホルダーやおきまりの饅頭(笑)を売る我が国とは大違いですよね。これも好印象の理由の1つかな。

横浜中華街
 中国だけではなく、台湾、マカオ、香港、シンガポールと、中国文化圏に何度も何度も足を運んでいますし、これら以外の国に行ったときもなぜか「チャイナタウン」に自然と足が向います。そんな私です。中華街が気に入らないわけがありません。生憎の小雨混じりの天候&短時間の滞在でしたが、美味しい料理はもちろん、街の雰囲気も含め全てを楽しむことが出来ました。
 羽田空港からバスで30分で横浜。そこからJRで数分というア
クセスしやすい場所ですから、これからも羽田経由で海外に行くときなどにはふらりと立ち寄ってみたいと思います。

沖縄美ら海水族館
那覇からは遠く、しかもレンタカーを借りないと不便な場所にありますが、そんな手間隙なんて忘れてしまうほど充実した時間をすごすことが出来る場所でした。下の写真は、美ら海水族館の紹介でよく利用されるアングル。あえて観光客を一緒に写すのはそのスケールを明確にするため。
ただ、水族館が暗いのと、ジンベイザメの動きが思いのほか速いので、デジカメで普通に撮ると
ぶれぶれの写真になってしまいました。シャッター速度を上げるべくスポーツモードで撮影すると、今度は完全な露出アンダーに・・・と、私以外にも、同じような写真を撮っていた周囲の人たちが同様のことを嘆いていました。私も何枚か撮ったけど、一番綺麗に撮れた↓の写真は、実は携帯のカメラで撮ったもの。制御が単純な分、逆に綺麗に撮れるようです(←携帯の撮影モードは操作したけどね)。
次に沖縄に行くのはいつになるか未定ですが、この水族館に行ってのんびりするだけでも沖縄に行く価値があると思います。帰り道に、名護で「宮里そば」を食べるのもお勧めです
←沖縄旅行記を参照してくださいね♪


 


<がっかりだった場所>

浜頓別町の砂金取り
 浜頓別はかつて砂金がとれた町。今も観光客相手に砂金取りを商売としてやっているのですが、私たちが行ったとき、係のおじさんがご丁寧に教えてくれたんです。「川のそっちまで行ったら取れないよ!」って。釣りと同じく砂金がよく取れる場所があるのかな?と思っていると、おじさんが続けて言いました。「俺が砂金まいているのはこの辺だから、採るならその辺りだ」、と。なんという親切、そして正直な発言でしょう。おそらく、みんなに教えているのだろうけど、こっちは一攫千金とまでいかなくとも、夢と希望を心に抱いて川に入っているのですからね。まあ、普通に考えて、もし今でも素人が簡単に取れるほど金が残っているなら、鉱山資源に乏しい日本なんだから誰かが商売として採っているはずですよね(笑)


モン・サン・ミッシェル

 これは、旅行会社のパンフレットに掲載された対岸から撮った写真や、必ず記載されている「西洋の驚異」という宣伝文句に過度の期待を抱いてしまっていたのががっかりのそもそもの原因なんです。しかも、旅行記にも書いたように、ガイドさんがどうにも好きになれず(と、いうより不快でたまらなかった)、寒い正月の時季なのに天気もずっと曇り空だったりと、マイナス要因が多すぎました。感動したのは、遙か彼方にモンサンミッシェルの姿が見えたときです。下の写真がそのときのもの。まるで空に浮いているよいにさえ思え、思わず身震いしたのもはっきりと覚えています。ですが、バスはそのまま一気にモンサンミッシェルの麓まで行っちゃいます。たとえ数分でもいいいので、パンフレットの写真のように、対岸から全景を眺める時間を確保して欲しかったです。後半の1時間の自由時間は半分でもよかったですから←まあ、提携したお土産屋さんを利用してもらうための自由時間なので無理でしょうけど。
 修道院の内部も結構詳しく案内してもらったけど、なぜかあまり興味を持てませんでした。相性のあわなかったガイドさんの話を聞きたくなかった、という理由もありますが、やはり、海に浮かぶ姿を見たかったからなのでしょうね。富士山を見たい人が、いきなりヘリコプターで富士山の頂上に連れてこられ、「はい、ここが富士山ね」と言われても実感も、感動もないと思うんです。それと一緒ではないでしょうか?
 なので、モンサンミッシェルに行きたい方は、乗り換えなどの面倒があるとはいえ、TGVとバスを乗り継ぎ、自分で「巡礼の地」まで向かうことをお勧めします。感動も違ってくることでしょう。初のヨーロッパ旅行だったため、安易に現地発着のツアーを利用した自分が腹立たしいくらいです。もし次に訪れる機会があれば、
現地で1泊し、夕焼けや朝焼けに染まる姿を見たいと思います。

内部の見学より、海に浮かぶ神秘的な姿を見たほうが満足できると思います。


大英博物館

 この博物館を評して、口の悪い人が「泥棒博物館」というのも納得。本来は丸1日かけてじっくり見るつもりだった博物館ですが、あまりにも「何もこもがあること」に嫌気さえ感じてしまい、一気に興味が無くなってしまいました。世界中のものが集まっているという意味ではフランスのルーブルも同じかもしれません。ですが、ルーブルには美術品という大きな共通点があるけど、大英博物館にはす・・・。一応ミイラも見たし、ロゼッタストーンも見たけど、歴史や考古学に興味がない私にとっては、しげしげとじっくり観察するようなで代物でもありません。ルーブルは1日に2回も入館し、2回ともモナリザの前に立ちつくしてしまったのとは大違いす。まあ、これは好みの問題かもしれませんね。

入場料が無料なのには頭が下がります


タイのバンコク市内・アユタヤの遺跡
 市内の寺院やアユタヤ遺跡はタイらしくとても良かったです。エメラルド寺院近くを歩いているときに、偶然通りかかったタクシーの運転手が車を止め、寺院に手を合わせているのを見て、「仏教徒が多い国なんだな」と改めて実感しました。
 では、なぜ「がっかり」の場所に分類したかというと、詐欺師や汚い手口を使う土産物屋の店員に何度も出会ったからなんです。メーターを使おうとしないタクシーの運転手もそうです。観光客と思うとそのような行為に及ぶのかもしれません。ですが、日に何度もそのような人物に出会い、その度に印象を悪くしてしまいました。古式マッサージを受けたときには高額のチップを要求され、また、泊まったホテルでもベルボーイの勘違いで怒られてしまったりと、色々な場面で不快な思いをした街でした。

 日本人≒お金持ち=請求したらお金を払う・・・そんな図式が出来てしまっているようで、腹立たしいやら、悲しいやら・・・でした。もちろん、数日間の滞在だけで全てを判断できないのは重々承知しています。あくまでも、私の少ない滞在日数での出来事を語ったまでです。  

有名な「書割」詐欺?!。顔を出して写真を撮ったら
お金を請求されるらしいです。ワット・アルンにて。

この写真を撮った直後、近くの土産物屋で、店員に
財布から1000バーツ抜き取られました
もちろん、すぐに抗議して取り返しましたが。

    全く、油断も隙もありません(ーー゛)。



<疑問の残った場所>

新千歳空港
 観光地ではないのだけど、北海道の玄関口でもあるので思いを書かせてもらいます。民間機専用にA、Bの3000メートル級滑走路が2本もあり、必要によってはすぐ隣にある自衛隊用の2本の滑走路も使用できる新千歳空港。合計4本の滑走路ということは、2006年現在、実は日本最大規模の空港なんです。24時間空港なのだし、それに加え、成田や関空よりもヨーロッパやアメリカにも近いのだからもっと地理的優位性を活かし国際線を誘致するべきだとか、そういうことはここでは書きません。騒音問題とかもあるから。

 ここで私が書きたいのは、空港内の配置の悪さ。具体的には一般駐車場から空港に入ったとき、チェックインカウンターではなくお土産屋街が待ちかまえていること。こんな空港他にあるでしょうか?それに、最近ようやくエスカレーターが設置され多少の改善はあったけど、到着の場合、駐車場業者の送迎車が待っている場所までは到着ロビーのある1階から一度2階に上がり、その後お土産屋街を通り抜け、再び1階に降りないといけません。道路で建物が分断されているからなのですが、慣れるまでは非常にわかりにくいです。

 これはなにも駐車場業者を利用する人だけの問題ではありません、出発の場合だって同じ。家族などの車で送ってもらった場合、一般車の降車場所で降ろしてもらうことになります。その後は、まず2階にあがります。するとそこはお土産物屋街。そこを通り抜け2階のチェックインカウンターに行くならまだまし。これが団体旅行だったら、2階のチェックインカウンター付近からさらにもう一度1階に降りないといけません。海外旅行で重たいスーツケースを持っている場合、それだけで疲れてしまいます。90年代になって作られた新しい空港なのにこんな動線です。聞いた話では、アメリカの
ダラス・フォートワース空港を参考にしたデザインらしいけど、何度行っても不満に感じてしまいます。国際線専用とはいえ、例えばシンガポールのチャンギなんかは全てにおいて利用者の視点で快適さを追求しているのがわかるります。利用者の伸び悩みや、巨額の累積赤字に悩む関空だって利用者にとってはわかりやすく、かつ機能的な配置です。今後も観光を売りとして、国内外からのお客さんを期待しているなら、札幌市内までの鉄道アクセスの良さ以外にも、自慢できる「売り」をたくさん用意してもらいたいものです。 
駐車場から見たターミナルビル全景。青い電飾が鮮やかで
綺麗だったりします。夜の外観だけなら、関西国際空港の
次に好きな空港なんですがね・・・。

この写真を撮ったのは、ちょうど東京に帰る友人を送って
いく時だったのですが、ターミナルに入った途端、友達が驚
いていました。無数のお土産物屋が目に入ったから(^_^;)
しかも、生きたカニとかの魚介類もたくさんあるので、“デパ
地下”に近いものが・・・笑

※この写真では小さく見えますが、実際には巨大な建物です。

中国北京の紫禁城にいるラストエンペラーの甥っ子に関して思うこと
 海外で疑問に思うことはたくさんあります。納得のいかない暴利な外国人価格を提示される事が多いとか、嘘を平気で言ってくるとか。詐欺やこそ泥のような奴らが寄ってくることもしばしば。そこまではひどくないけど疑問に思ったのが、北京の紫禁城に行ったときの経験です。まあ、旅行前に事前にネットで情報を得ていたから知ってはいたのだけど・・・。
 簡単に言うと、紫禁城の出口付近の「土産物屋」で、ラストエンペラーとして知られる愛新覚羅溥儀の甥っ子が「書」を書いているんです。その土産物屋の店員による流暢な日本語の説明では、その甥っ子は中国でも何本かの指に入る著名な書家とのこと。年に数回は紫禁城を訪れ、ボランティアで書を書き、売り上げを紫禁城の修復に当てている・・・そんな説明でした。
 まず、ラストエンペラーの甥っ子についてですが、ネットで調べるとすぐにたくさんの疑問がわいてきます。「
愛新覚羅溥儀 甥」などというキーワードでヤフーやグーグルを使って検索してください。ほら、たくさんの方の旅行記がヒットするでしょ?年に数回の紫禁城への訪問というのに、多くの日本人が甥っ子さんに出会っています。まあ、ここまでは「みなさん奇遇ですね〜!」と言えるかもしれません。でも、いくつかのHPを見たらわかると思いますが、甥っ子さん、どうみても数人います(?_?)。みなさんもよく見てくださいよ・・・ほらね?たくさんいるでしょ?まあ、昔は兄弟も多いし、それに高貴な人は子供が多いのかもしれませんよ。でも、みんなが著名な書家なの?・・・何本かの指って、甥っ子さんだけでも片手で足りなくなるのでは?・・・もう、ここまで書いたら言いたいことわかってもらえますよね。世界遺産の中で、世界遺産の修復のためと言って、書道一枚に数万円 (字数によって価格は変わります) という、2万円とも3万円とも言われる中国での平均月収と比較すると恐ろしいほど高額な価格をつけて商売するのはいかがなものかと・・・。そりゃ、売り上げの何割かは実際に修復に使われているのかもしれないけど・・・。

 中国では他にも、例えば万里の長城で偽物のロレックスを出しては、「中国の合弁会社で作っているから可能な安価なものですが、もちろん本物です」といって売っていたり、深センに行った時も同じような経験をしました。偽物商品を出して商売する中国人商人が悪いのか、騙されて買う日本人の方が悪いのかはわからないけど、紫禁城の甥っ子さんの話はやりすぎだと思うんです・・・。と、「・・・」が多くなる観光地での経験でした。旅行に誘ってくださった当時の同僚の方々はお土産にと購入されていましたが、想い出の品やお土産品として買うなら、何も知らないで買うのも良いのかもしれません。そんなこともあり、旅行直後の旅行記には書かなかったけど、最近、
甥っ子が何人かいることを指摘しているHPが他にもいくつかあることがわかったので、この場所で私も疑問として書かせてもらいました。

私が訪問したときはこの甥子さんでした。
他の方の旅行記には違う甥子さんの写真も。

トリック?は、このような部屋が複数あり、部屋毎に
違う甥子さんがいるらしいのです。なぜか?噂では、
提携している旅行会社毎に違う部屋があるらしい・・・。
それに、ここに入れるのは日本人だけらしい(^_^;)
なぜ日本人だけなのか?それは・・・以下、略・・・笑。


※他にも、海外の観光地や世界遺産に関して疑問がいくつかあるけど、高度に政治的な背景があることも多く、軽々しくここに書くことはできません。あしからず<m(__)m>





2007.12.28 更新


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