台湾で見かけた看板

 台湾はもちろん漢字を用いる国の一つ。旅行前の情報収集段階で数多くの面白看板の情報を入手。もちろん、面白いというのは、滑稽だというのではなく、漢字を100%使いこなす工夫に感心させられるという意味でです。旅行前の段階では七十一便利商店(セブンイレブンのこと)の表記に関心されられた私ですが、その他にも台湾で見かけた看板をいくつか紹介しようと思います。 

 横にKFCの看板があるのですぐわかりますね!ちなみに写真に撮ることはできませんでしたが、マクドナルドは「麦當労」、ピザハットは「必勝客」!という表記になります。ついでにいうとコカコーラは「可口可楽」です。

今度は日系です。青い文字でわかるかな!?なお、セブンイレブンは数字表記しか見当たらなく断念しました。

 火車とは私の家計ではなく、列車のことです。なお、これは台北中心部で撮った物ですが、年代を感じさせるところに、インフラ整備が追いつかない台湾の状況を物語っている気がします。

通りの向こうにあるのはカラオケボックスです。漢字とアルファベットの合作です(^o^)

デザインからもわかるようにTOYSЯUSです。台湾では反の文字がひっくり返っているんですね!


付録 TOYSЯUSのЯはなぜ逆向きか!?の謎を解く!

 ネットなどでその理由を調べると、意外と多くのサイトで説明がなされていました。大別すると二つ。一つが、「アメリカの子供がよくRの向きを間違ってЯと書くため、玩具屋らしく幼心を大切にした」というもの。もう一つが、発音的にはRとbe動詞のareは等しい。つまり"TOY's are us." 「おもちゃは僕らの物」という意味になる、というものでした。ですが、私が院生時代に音声学が専門の先生から聞いた話はこれとは違う説明でした。その先生の説明はなぜ逆向きか?というところまで答えてくれます。これは上の後者と似ているところがあります。

 まず、
R=be動詞のare。これは我々日本人にはわかりづらいかもしれません。「アール」と「アー」なんだから違うでしょ?と思う方は是非英和辞典を調べてください。

 これでTOYS are us.となりますよね。areの後ろなので
人称代名詞は目的格usになっています。

 では、Rが逆向きなのはなぜでしょうか?これは文全体を後ろから読みましょう!という
一種の暗号!?です。これでUs are toys.となるところですが、文頭では目的格ではなく主格のWeを用いるのが普通ですよね。その結果、We are toys.という基本的な英文が出来上がります。意味は「私たちは玩具屋さんですよ」という感じでしょうか。              


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