広島旅行記 2003 晩秋 |
平和記念公園を後にしたのが丁度正午のことでした。当初の予定ではまっすぐに宮島に向かいそこで食事をとるつもりでしたが、お腹がすいたという以上に、とにかく寒い!!!!!というのがあり、そごうに戻り温かい鍋焼きうどんを食べました。もちろん讃岐うどんです。とても美味しかったです☆。食事中に生乳(せいにゅう)のことを「なまにゅう」と読み大笑いされてしまったのはこの私です・・・汗。どうせ漢字は苦手です(その1・・・謎)。
下船後に我々を迎えてくれたのは鹿(笑)。奈良公園を思い出してください。あんな感じです。「しゃもじ」や「紅葉饅頭」のお土産屋、そして露天が立ち並ぶ観光地なのにとっても風情があるんです。建造物のたたずまいや街並み、それに趣のある瀬戸内海が加わりなんともいえない情緒たっぷりの「味がある」島なんです。さすが日本三景の1つです。焼きたての饅頭の甘い香り、穴子やカキの香ばしい香りに浮気することもなく、まっすぐ向かったのは世界遺産の1つの海の中に立つ鳥居です・・・となるはずが、引き潮のため鳥居まで歩いていけちゃいました。
観光客はなぜか鳥居の上にコインをのせるのに夢中になっています。また、地元の方々はあさりの潮干狩りに真剣になっています。何をとっているか尋ねるために声をかけた地元の方が「海の方から鳥居を見るなんて珍しいことなんですよ!」と言っていたので、観光客丸出しの我々は写真撮りまくりでした。鳥居を後にしたのは14:30頃。海の上に浮かぶ厳島神社の参拝を迷っているAさんでしたが、私としては少しでも温かいうちに山の上までロープウェーで上り、帰りに再び神社に寄ろうと提案しました。そう、その時はすぐに戻ってくるつもりだったんです・・・少なくとも私は(ーー;)
ロープウェーはすぐに見つかると思っていたのですが、実際には15分以上も坂道を上らなければなりませんでした。寒かったし、歩きつかれたのもあり途中の茶屋で一休み。「1週間早ければもっと紅葉が綺麗だっただろうね」、そんな話をしながらも綺麗な宮島の風景にとっても満足。やっとのことでたどり着いたロープウェーは連休ということもあり行列ができています。スキー場にあるような8人乗りの小さなゴンドラなのですが、地上からの高度が高いのに加え、ガタンガタンと揺れるので、怖いのなんのって!高所&閉所恐怖症の私は生きた心地がしませんでした。やっと駅にたどり着いたと思ったらそこはまだ山の途中。こんどは大きなゴンドラに乗り換えです。ただでも怖いのに、私が乗った場所は出入り口の真ん前。「万が一ドアが開いたらどうしよう・・・」と思ってしまい、さらにビビリまくりの私、そしてそんな私を見て笑いまくりのAさんでした(苦笑)。
やっとのことでたどり着いた山頂で我々を待っていたのは綺麗な綺麗な風景です。瀬戸内海の島々から広島市内まで一望できます。ここでも写真撮りまくりでした。その綺麗な景色を堪能した後、下りのロープウェーを待つ行列がどう考えても30分待ち以上に思えたため、喫茶コーナーで一休み。こんな場所に来てまでケーキを食べたのはこの私です・・・しかもコーヒーには砂糖をたっぷり♪またしても呆れ顔のAさん(ーー;)
いや〜夕日がとてもともて綺麗でしたよ・・・夕日?あ、早く戻らないとロープウェーの最終便に間に合わない!!!下の写真を撮影したのが16:45頃。最終便は17:30。綺麗な夕日をゆっくり見ていたいという希望もむなしく、ほんの数分の滞在時間のあと下山を開始した我々でした。さすがに膝がガクガクし、思うように歩けませんでした。「ひ、ひ、膝が笑っとるぅ〜!」
山頂駅に着いたのは17:15!さすがにほとんど人がおらず、行きとは違いゆったりゴンドラに乗ることができました・・・相変わらず怖かったけどね。小さなほうのゴンドラでは中年のご夫婦と一緒になったのですが、話も弾み(いや、怖がっていた私はほとんど無口・・・笑)、旅の魅力の1つである「一期一会」というものを改めて意識しました・・・Aさんもそうだよね!?
下山した時にはすっかり日も落ち、お土産屋の多くが閉店した後でした。当然厳島神社もしまった後でしたが、日中とは違いしっかりと海に浮かぶ神社や鳥居、それも綺麗にライトアップされた光景を見ることができ、またしても写真撮りまくり・・・(^_^;) |