広島旅行記 2003 晩秋
2003.11.212003.11.23

広島到着まで  平和記念公園  宮島  二日目の夜から帰宅まで


 平和記念公園を後にしたのが丁度正午のことでした。当初の予定ではまっすぐに宮島に向かいそこで食事をとるつもりでしたが、お腹がすいたという以上に、とにかく寒い!!!!!というのがあり、そごうに戻り温かい鍋焼きうどんを食べました。もちろん讃岐うどんです。とても美味しかったです☆。食事中に生乳(せいにゅう)のことを「なまにゅう」と読み大笑いされてしまったのはこの私です・・・汗。どうせ漢字は苦手です(その1・・・謎)。

 食事後にそごう前の電停に向かい、あまり本数が無いはずの宮島行きの電車を待っていると・・・すぐに着ました(笑)。いかにAさんの日頃の行いがいいのかがわかると思います。前夜の私とは大違いですぅ・・・(ーー;)
 宮島までは45分ほどの乗車です。まずは電車に車掌さんが乗務しているのに驚きました。また車内で飛び交う言葉が広島弁ばかりで、とっても懐かしい気持ちになってしまいました。車内での我々の会話は夕食はどこのお店に行くかというもの。北海道にしかないと思っていた情報誌ホットペッパーが広島にもあるのにまたしても驚いてしまいました(^_^;)。で、広島といえばカキ。カキはやはり鍋料理でしょう!ということになったのですが、「カキの土手鍋」と書かれていたのを、「カキの上手鍋(うわてなべ)」と読み間違い、またしても笑われてしまったのはこの私です・・・どうせ漢字は苦手です(その2・・・爆)。

 ほどなく海が見えてきました。天気がとても良く、初めて間近に見る瀬戸内海にまるで子供のようにはしゃいでしまった我々、いや私でした。宮島口の駅から宮島までは船で10分ほどです。今回は利用したのは路面電車が2日間乗り放題になるだけではなく、宮島までの船、そして宮島でのロープウェーも乗ることができるチケットです。2000円!という価格も魅力的です。売っているところは限られていますがみなさんも是非利用して下さい(我々はレストハウスで購入しました)。

                     いよいよ宮島に!

 下船後に我々を迎えてくれたのは鹿(笑)。奈良公園を思い出してください。あんな感じです。「しゃもじ」や「紅葉饅頭」のお土産屋、そして露天が立ち並ぶ観光地なのにとっても風情があるんです。建造物のたたずまいや街並み、それに趣のある瀬戸内海が加わりなんともいえない情緒たっぷりの「味がある」島なんです。さすが日本三景の1つです。焼きたての饅頭の甘い香り、穴子やカキの香ばしい香りに浮気することもなく、まっすぐ向かったのは世界遺産の1つの海の中に立つ鳥居です・・・となるはずが、引き潮のため鳥居まで歩いていけちゃいました。

                        左から、観光客「歩く」。地元住民「採る」。観光客「撮る」

 観光客はなぜか鳥居の上にコインをのせるのに夢中になっています。また、地元の方々はあさりの潮干狩りに真剣になっています。何をとっているか尋ねるために声をかけた地元の方が「海の方から鳥居を見るなんて珍しいことなんですよ!」と言っていたので、観光客丸出しの我々は写真撮りまくりでした。鳥居を後にしたのは14:30頃。海の上に浮かぶ厳島神社の参拝を迷っているAさんでしたが、私としては少しでも温かいうちに山の上までロープウェーで上り、帰りに再び神社に寄ろうと提案しました。そう、その時はすぐに戻ってくるつもりだったんです・・・少なくとも私は(ーー;)

   非常に込み合った厳島神社。

 ロープウェーはすぐに見つかると思っていたのですが、実際には15分以上も坂道を上らなければなりませんでした。寒かったし、歩きつかれたのもあり途中の茶屋で一休み。「1週間早ければもっと紅葉が綺麗だっただろうね」、そんな話をしながらも綺麗な宮島の風景にとっても満足。やっとのことでたどり着いたロープウェーは連休ということもあり行列ができています。スキー場にあるような8人乗りの小さなゴンドラなのですが、地上からの高度が高いのに加え、ガタンガタンと揺れるので、怖いのなんのって!高所&閉所恐怖症の私は生きた心地がしませんでした。やっと駅にたどり着いたと思ったらそこはまだ山の途中。こんどは大きなゴンドラに乗り換えです。ただでも怖いのに、私が乗った場所は出入り口の真ん前。「万が一ドアが開いたらどうしよう・・・」と思ってしまい、さらにビビリまくりの私、そしてそんな私を見て笑いまくりのAさんでした(苦笑)。

              瀬戸内海の島々や広島市内を一望できます。

 やっとのことでたどり着いた山頂で我々を待っていたのは綺麗な綺麗な風景です。瀬戸内海の島々から広島市内まで一望できます。ここでも写真撮りまくりでした。その綺麗な景色を堪能した後、下りのロープウェーを待つ行列がどう考えても30分待ち以上に思えたため、喫茶コーナーで一休み。こんな場所に来てまでケーキを食べたのはこの私です・・・しかもコーヒーには砂糖をたっぷり♪またしても呆れ顔のAさん(ーー;)
 綺麗な景色、美味しいケーキ!?に満足し、さあ厳島神社に戻ろう!と思ったのですが、「頂上までは無理でも少し上まで登ってみない?」とのAさんの提案もあり、日頃運動不足の老体に鞭打ち歩きだしたのでした。頂上までは1キロもないし、歩きだしたときは坂もきつくなくなんとかなるかな・・・と思っていたのですが、しだいに坂が急になってきます。石段も出現してきます。しまにはこれは道ではないでしょ?と思ってしまいような坂、いや崖も出現します。2人で「もう少し!あと少し!」と励ましあいながら30分以上もかけやっとたどり着いた頂上。さすがにここまで来る人はあまり多くはないようです。綺麗な景色を見ることができた満足感。そして頂上まで登ることができた達成感。なんとも幸せな気持ちで一杯でした♪

                山頂で見た景色。上の写真と同じ方角です。

 いや〜夕日がとてもともて綺麗でしたよ・・・夕日?あ、早く戻らないとロープウェーの最終便に間に合わない!!!下の写真を撮影したのが16:45頃。最終便は17:30。綺麗な夕日をゆっくり見ていたいという希望もむなしく、ほんの数分の滞在時間のあと下山を開始した我々でした。さすがに膝がガクガクし、思うように歩けませんでした。「ひ、ひ、膝が笑っとるぅ〜!

      本当に綺麗な夕日でした♪

 山頂駅に着いたのは17:15!さすがにほとんど人がおらず、行きとは違いゆったりゴンドラに乗ることができました・・・相変わらず怖かったけどね。小さなほうのゴンドラでは中年のご夫婦と一緒になったのですが、話も弾み(いや、怖がっていた私はほとんど無口・・・笑)、旅の魅力の1つである「一期一会」というものを改めて意識しました・・・Aさんもそうだよね!?

           ライトアップされた神社と鳥居。幻想的な風景でした。

 下山した時にはすっかり日も落ち、お土産屋の多くが閉店した後でした。当然厳島神社もしまった後でしたが、日中とは違いしっかりと海に浮かぶ神社や鳥居、それも綺麗にライトアップされた光景を見ることができ、またしても写真撮りまくり・・・(^_^;)
  綺麗な景色。とても美味しかった出来立ての紅葉饅頭。天然の塩味にレモン汁をかけただけなのに感動するくらい美味しかったカキ。その全てに満足した宮島なのでした。世界遺産。日本三景。国立公園。その全てに選ばれているので当然なのですが(^_-)


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