3日目〜マカオ&深セン上陸!
朝7:30に迎えが来る予定。昨夜の疲れがあったけど、2階に降りて食事をとります。ちなみに、エレベーターで2階はUGと表記されていました。おそらく、Upper Groundの略でしょう。もちろん、「1階の上」の意味ね!マカオは香港よりも、2〜3度気温が低いとの事前情報でしたが、前日とほぼ同じ格好で集合場所に向います。すぐに本日のガイドさんと合流が出来ました。合流後、なんともご親切にマカオの出入国カードを記入してくれました。飛行機の時は、便名の欄にNH121とか記入するけど、船の時はShipとだけでいいみたいです。勉強になりました・・・φ(..)メモメモ。なお、マカオは漢字(広東語)では澳門と書いて「オウムン」と発音します。また、Macaoは英語表記で、現地ではMacauと表記していました。みなさんも、是非メモしてください(笑)。あ、そうそう!!「なぜ船で?」と思った方もいると思いますが、マカオへはジェットフォイルという高速船で移動するんです。時間にして約1時間あまり。
マカオへの高速船は24時間休まず運航されています。日中は15分間隔なので、満席で乗れない!ということはまずないのではないでしょうか?ちなみに、我々が乗ったものは大型の船だったので400人も乗る事が出来ます。
ボ〜ッとしていると、マカオ到着。入国審査もあっけなく終了です。すぐにロビーに出てみたのですが、来ているはずのガイドさんが見当たりません。色んなツアー、色んな催行会社があり、わかりづらいのは仕方ないのですが、5分待っても、10分待っても現れません・・・(ーー;)。やっと合流できたのは15分近く経過した後でした。ガイドさん大遅刻!
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ヨーロッパのような風情の
セナド広場。綺麗でした! |
聖ドミンゴ教会。
中にも入れました。でも静粛にね! |
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この日のツアーは11人。おそらく数社のツアーが混在しているはず。まあ、これはよくある事ですが。で、合流後のガイドさんの話によると、午後から中国の深センに行くのは私達3人だけの様子。まあ、それはよかったのですが、「午後から中国に行く方がいますので、午前はあまり時間がありません」といった内容の話が幾度となく・・・事実かもしれないけど、他の人に迷惑かけているみたいで、なんだかとっても気分悪いです(;一_一)。しかも、最初から遅刻したのはアンタでしょ?(-_-メ)
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教会の内部 |
その後、有名なセナド広場、聖ドミンゴ教会、そして世界遺産申請中のセントポール天主堂跡とむかいます。セナド広場でバスを降りた後は徒歩での移動ですが、あっという間にセントポール天主堂跡に到着です。
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セントポール天主堂跡 |
真横から撮影。厚みはこれだけ(^_^;) |
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マカオで一番有名と思われる建造物が1637年完成したこのセントポール天主堂跡。1835年の天災で大部分が焼失し、今も残るのは教会正面の壁だけなんです。完成時には東洋で一番美しい教会と言われたとのことですが、実際に近くで見ると、それも納得。なお、この教会は日本とも縁の深い教会なんです。江戸時代に日本の長崎を追われたキリシタンたちもその建設に関わったため、日本の象徴である菊の彫刻もあったりします・・・以上、ガイドブックより(笑)。アジアと言うより、ヨーロッパという雰囲気のセナド広場からセントポール天主堂跡までの散策。これだけでも、マカオに来た価値は充分!という気持ちになりました。
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セントポール天主堂跡の上から。
2枚上の写真の窓の部分からの眺めです。
他の観光客の記念写真に写ってるかも(^_^;) |
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高級車と、警察官が沢山!! |
次は、マカオ博物館です。ですが、ここで大きなトラブルが発生!!なんと、1999年までマカオを植民地としていたポルトガルの大統領が博物館を見学中!!もちろん厳戒態勢で入場できません・・・(T_T)。と、いうことで、急遽こんな場所で15分間も自由時間(笑)。再集合後に、バスへ移動しようとすると、今度は大統領が博物館を出るとかで、道路まで厳戒態勢でバスに移動できません〜(ーー;)。仕方ないとはいえ、予想外の出来事にトホホ・・・状態です。やっとのことでバスに再乗車してむかったのはポルトガルケーキ工房。カステラの発祥の地は、ポルトガル。なので、本来の姿に近いカステラを目にすることができる・・・と思って“工房”についてみると、なんだ〜!ただのワイン倉ではないですか!!(^_^;)。片隅でお菓子らしいものを作っている人がいるけど、すぐにワインの試飲即売会開始(笑)。まあ、ポルトガルはワインでも有名ですしね。アルコールは全くダメな私ですが、試飲したときに、とっても良い香りがするビンテージワインが1つあり、少々値が張ったけど、お土産品として購入しました。で、肝心のカステラのほうなのですが、試食すら出来ませんでした(笑)。ガイドさんが説明するには、「本来は試食できるのだけど、午後から中国に行く方がいるので、今日は早めに工房に来ました。ですから試食はありません〜!」とのこと。なんだか、またしても私達が悪いみたい(^_^;)
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媽閣廟 |
あ、そうそう。そういえば、マカオ最古の道教寺院で、マカオという名前のルーツとなっている媽閣廟というところにもいきました。初めてマカオを訪れたポルトガル人に、「ここはどこ?」と聞かれた当時の人が、何を聞かれたわからずに、マカオで一番有名な寺である、媽閣廟!と答えたのが名前の由来らしいです。なお、媽閣廟は広東語で「マコウミョウ」と発音します。ここも世界遺産申請中です。これでマカオの観光は全て終了。午後にも観光がある方たちはマカオタワーにも行くらしいです。途中、宝石店にも寄ったけど、記憶が御座いません(笑)
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メインディッシュはポークと白身魚のフライでした
本来は、別々に出てくるコースメニューらしいです。
午後から中国に行く人への配慮らしい(-_-メ) |
ポルトガル料理の食事後、生まれて初めて本物のカジノを覗いてみましたが、やはり場違いな気がしてすぐに退場(笑)。ガイドさんと合流し、フェリーターミナルへと送ってもらいます。朝の立派なターミナルとは別の場所で、田舎の駅舎のようなたたずまいでした。
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ターミナル。フェリーの中から撮影 |
ガイドさんに別れを告げ、すぐに出国。パスポートチェックもあっけないもの。マカオから深センまではフェリーで75分ほど。行きが高速船だったため、なんとものんびりした雰囲気です。一緒に行ったSさん、Oさんは爆睡していましたが、私は眠れずはずもなく、ただただボケ〜ッとしていました。なお、後ろの席には偶然にも日本人夫婦が乗船していました。別の会社のツアーにもでも参加しているのでしょうかね?
深センには15:00過ぎに無事に到着しました。入国審査も無問題。ですが、問題発生(笑)・・・ガイドさんが来ていないんです(^_^;)。またしてもです。しかも、どんな人が来るのか、どこの会社の人が来るのかさっぱりわかりません。10分以上待った後に公衆電話を見つけ、香港の代理店に電話しようと思ったのですが、やはりここは中国。人民元が必要です(^_^;)・・・我々は香港ドルしか持っていません〜(T_T)。さあ、どうしようか?と相談していると、手にファックスの原稿を持ったとっても若いお姉さんが登場!はい、この方が深センでのガイドさんでした。日本語がとっても上手だったため、後から確認すると、前職は日本の超大手メーカーの営業部門に勤めていたとか。納得です。
なお、深センでは午前とは違う日本人親子と一緒になりました。同じような香港発のマカオ・深セン1日ツアーに参加している方だったのですが、やはり微妙に観光の内容が異なっています。深センに向かう道中、ガイドさんから簡単な説明がありました。深センは香港の北、広東省内にあり、改革開放の試験都市として経済特区に指定されており、中国各都市から多く若い労働者達が集まってきています。その多くが製造業に携わる若い女性達・・・その結果、人口における男女比は、なんと男:女=1:8!だとか!!加えて、深セン住民の平均年齢は28歳( ̄▽ ̄;)・・・つまり、若い女性がほとんどってことなんですよ。へぇ〜と、驚きながら、バス停に並んでいる人達を見てみると、その説明も納得です←帰国後に、深センの労働力について調べてみたところ、労働者の実平均年齢は20歳なんですって。しかも企業を動かしている管理職の平均年齢も20代後半から30代前半。35歳以上でこの街に残ることは、よほどの能力が無いと難しく、多くは故郷に戻るか、一部にはホームレスになってしまう人もいる・・・とのことでした。
深センの街に対する私の印象をいくつか。まず、車の運転が超荒い!!と、いうこと。まあ、これは北京でも思ったことですが、はっきりいってそれ以上の荒さ、いや豪快さです(笑)。車線変更も、わき道からの合流も、その全てが自分中心(^_^;)。でも、若い街らしく、道路はしっかりと整備されていました。あ、そうそう。北京の街とは違い、自転車がほとんど走っていなかったのも、ちょっとした驚きです。同じ中国でも大違い。やはり中国は広いなぁ〜と、思いました。
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中国民俗文化村入り口 |
深センでの観光は一箇所のみ。事実、歴史的に浅い街なので、本来は観光する場所はないはずのですが、20数万平方mの敷地に中国の20以上の少数民族の暮らしを再現した中国民俗文化村と、錦繍中華ミニチュア風景区(ミニチャイナ)という中国各地の歴史的文化遺産や観光名所をミニチュアで再現したテーマパークがあるのです。以前は別々の施設でしたが、隣接するため今では1つにまとまっているとのことでした。感想は・・・とにかく広い!!と、いうもの。歩いてまわるとそれだけで1日がかりでは?と、いうことで、追加料金が必要でしたが、電動のトラムに乗車しました。もちろんガイドさんも一緒に。まずはミニチャイナのほうを周遊します。ガイドさんが日本語で詳しく説明してくれたので、とてもわかりやすかったです。ただ、肝心のミニチュアオブジェがどれも作りが安っぽい・・・(笑)。でも、1年ぶりに訪れた?天安門と万里の長城の前で写真を撮ってしまいました(^_^;)
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万里の長城と高層ビル(笑)
ミニチュアでも長さ1キロ以上です! |
天安門広場と高層ビル(^_^;) |
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次に中国民俗文化村をまわりますが、こちらはミニチュアではなく実物大で、24もの集落を再現しています。加えて、実際に民族衣装を着て生活している人たちがいるのですが(もちろん日中だけね)、なんと、それぞれ実際の少数民族の人たちなんですって!ロシアに近い集落の人は西洋人の顔をしていたり、肌の色、顔の骨格などが全然違っています。またしても、中国は広いな〜と思ってしまいました。なお、このテーマパークの入場料は中国民俗文化村がHK$90、ミニチャイナがHK$70(土日は$80・・・笑)。でも、セットではHK$120とお徳です←現地の物価水準を考えると非常に高いんですがね。我々は全て込みでHK$900のオプションで来ていたけど、フェリー代とここの入場料で元が取れたように思えます。同様のツアーを、日本の旅行会社では15000円くらいで販売していますが、どうせ現地の代理店に委託するんですから、ネットやガイドブックで情報を集めて申し込んだほうがずっとお徳です!
観光後、ガイドさんが困っています。「予定よりかなり時間が早い・・・」と。確かに、1時間の自由時間だった中国民俗文化村は、トラムに乗ったため30分で終了しましたし(^_^;)。でも、まあ、夕食をのんびり食べると良いのでは?となったのですが、やはり、というか当然と言うか、お土産物屋さんに連れて行ってくれました〜うれしいなぁ〜(^_^;)。中国物産品のお店。シルク製品もお茶も、骨董品も何でもそろうお店です。ただ、入り口に兵馬俑があり、「これは本物です!!」と店員さんが言っていたけど、ホンマかいな!?!?日本の博覧会で本物を見たときは、ガードマン付きの厳戒態勢で、かつ写真撮影も禁止でしたよ??それが、こんなお店にあるわけ!?と、思っても、大人なので「そうですか〜」と相槌を打っておしまい(笑)。でも、他のお店とは違い、強引な押し売りがない感じの良い?お店でした。
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四川料理の夕食。紹興酒付き(^_^;) |
この後は食事なのですは、またガイドさんが困っています(笑)。やはり、時間が早すぎるらしい(^_^;)。そういえば、お土産物屋はあっという間に終了したもんな〜。でも、レストランではすぐに食事も出てきたし、味も今回の旅行で一番だったかも?ただ、食事中に、紹興酒の試飲販売もあったけど(笑)
食事後は再び中国民俗文化村に戻り(やはり、時間が早すぎたためお土産物屋に行くことに・・・笑)、私が一番楽しみにしていたナイトパレードというショーを見に行きました。なんと、出演者500人以上!なんです。中国各地の踊りや、雑技団的な動き、それに効果的な音楽とレーザー光線などの光を組み合わせたスケールの大きなショーなんです。それを年中無休で公演しているのですから恐れ入ります<m(__)m>。しかも、出演者の人たちは、日中、民族村で民族衣装を着て生活様式を見せている少数民族の人たちなんですよ〜!一体彼らはいつ休みをとっているのでしょうか?
ショーは前から2列目の席で見ることが出来ました。でも、付近には日本人しかいません(ーー;)・・・なぜでしょうね!?(笑)。しかも、すぐ隣はマカオからのフェリーで一緒になった老夫婦でした。お互い「あら〜!」と挨拶してしまいました(笑)
1時間のショーはあっという間に終わりました。本当に素晴らしかった〜!(^^)!最高でしたよ〜(#^.^#)
これで、この日のツアーも全て終了です。帰りはいろんなツアーの人と一緒になり大型バスで香港に向います。ガイドさんとは香港との国境でお別れです。親切にも、車内で中国の出国カード、香港の入国カードを書いてくれました。多謝!
バスでの国境越えは、マレーシアからシンガポールに入国した昨年10月ぶりです。要領もまるで一緒です。まあ、当然だけど。
数多くのホテルを回って、ツアー客を降ろしていくのですが、安宿宿泊の我々は当然最後のほうに(笑)。ホテルに着いたのは23:00近かったです。いや〜長い一日でした←でも、今回はツアーでの移動ばかりばかりだったのですが、それだけでは全然面白くありません。それで、ホテル到着後、ネイザンロードと呼ばれる繁華街をブラブラと歩いて、観光&買い物してきたのだけどね(笑)。しかも、大型のキャスターバッグなんか買ってるし(^_^;)
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ホテルのすぐ横がネイザンロードでした。
繁華街らしく、とっても賑やかでした。 |
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