8:40発の国際線に合わせて、5:30起床、6:00チェックアウト、6:15発の送迎バスに乗車・・・で国内線ターミナルで循環バスに乗り換えた後、予想より30分も早い6:40には国際線ターミナルについてしまいました。この狭い国際線ターミナルでの2時間はしんどいです。見て回るような店もなく、することも特になく、しかも、旅程を考え、荷物になりそうなシグマリオンを置いてきているしね・・・(^_^;)。
することもないので早々と出国を済ませベンチで休んでいたのですが、どんどんと集まってくる乗客の大部分が韓国人でした←事実、ソウル到着後の入国審査でも、ほとんど人が韓国国民用のレーンに並んでいました。
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前菜 |
帆立貝のスモーク
かじきのスウィートチリ風味
ビーフのパストラミ |
メインディッシュ |
ぶり照り焼きと蟹ごはん
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和風味 |
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デザート |
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朝のラッシュ時間のためか、離陸まで多少待たされましたが(←横風用のB滑走路からの離陸だったせいかもしれません)、ボックスミールから大進歩した食事を食べ、映画「ナショナルトレージャー」を半分見たところで、ソウルにはほぼ定刻通りに到着。金浦の入国審査場はいつもかなり待たされるので今回は猛ダッシュで審査場に向かいました。そのせいか、税関を通り過ぎ、銀行窓口での両替も済んだのが11:00丁度。ただ、空港外の景色を見てみると雪が降っています。この天候じゃ外のバス停でリムジンバスを待つ気にもなれず、結局いつもと同じく地下鉄の駅に移動して、そのまま地下鉄5号線でまず新吉まで向かい、そこで1号線に乗り換えました。1号線は地下鉄と鉄道が相互乗り入れしている区間なので、しっかり行き先を確認しないと、とんでもない場所まで行ってしまいかねません。なので、新吉駅ではハングル語の行き先を瞬時に読みとるべく、雪の中、ガイドブックの地図を片手に列車を待ちました。そんな苦労の甲斐もあり、無事に急行列車に乗れ、金浦空港で地下鉄に乗り込んだ1時間後の12:10には水原駅に到着できました。金浦空港からリムジンバスを利用して水原まで来るより、時間も金額も節約できたことになります←金銭的には500円ほどだけど、物価の安い韓国では食事一回分に相当しますからね。
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新吉駅にて。写真ではわかりづらいけど、
雪が降りしきる寒空でした。 |
ただ、水原に着いたのが土曜の正午。そんなこともあり、事前に場所を調べてあった駅のコインロッカーに空きがありません。数分だけ待ったけど空く気配も無し。ダメもとで寄ってみた駅横の観光案内所にもコインロッカーはなく、結局、機内持ち込みサイズの大きめのキャスター付きリュックサックを背負って水原市内を観光することになってしまいました。まあ、着替えしか入っていないから重たくはなかったのだけど。
駅左横のバス停から路線バスに乗り込み、まずは八達門に向かいます。ただ、バスを降りる際、とってもイヤな思いをしたのですが、「韓国なのだから諦めるしかないか」と自分に言い聞かせました。そのイヤな経験とは、バスを降りようとしてドアに向かって歩いていると、私の後ろから同じように降りようとして歩いてきた中年のオヤジが、私の体を押さえつけ、しかも後方に力ずくで追いやろうとして、自分が先に降りていきました。日本でこんなことされたら黙ってはいられません<`ヘ´>←まあ、日本でこんな経験をすることは考えられないけどね、アジア各国で旅をすると、こういうマナーの悪さをつくづく実感してしまいます。
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左。焼け落ちた南大門そっくりの八達門。右。小高いところからみた城壁内の様子。
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その後、華城の城壁内を歩くこと2時間あまり。周囲が5キロもある城壁に沿って全て歩くと何時間もかかると思うので←階段や急な坂など、アップダウンが非常に多いんです、今回は体調のこともあり、十分休憩をとりながらピンポイントでの観光にしました。帰りは長安門近くのバス停から水原駅行きのバスに乗り込み、先ほどまで歩いた水原の街並みを目に焼き付けました。
水原駅前到着後は韓国旅行の際には必ず食べるビビンバを扱っているお店を探し、そこで休憩をかねてのんびり食事をしました・・・が、これまで韓国国内で食べたビビンバで一番口に合いませんでした(^_^;)。具材のどれもが味が中途半端だったんです。まあ、500円ほどの価格に文句をつけてもしょうがないけどね。
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1つを除いてまったく読めないハングル文字。1つとは・・・ビビンバの文字^^
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水原からの帰りは各駅停車の列車になってしまったけど、別段急ぐ必要もないので、のんびり車窓を楽しむことができました←途中、隣りの席に座っていた若い女性が眠ってしまい、私の方にもたれかかってくるのには困ってしまいましたが(^_^;)
ソウル駅到着後は、この旅最大の目的である教保文庫に向かって徒歩で移動するのですが、途中、通るのが南大門。そう、先日放火で全焼してしまった李氏朝鮮時代最古の木造建造物で、国宝第一号にも指定されてる貴重な建造物です。そんな貴重な建物を放火で失った韓国国民の思いを感じるべく、少しの時間人々の様子を含め、焼け跡となってしまった南大門を見てきました。
私が初めて南大門を見たのが既に5年前。あの時、ミョンドンのホテルから徒歩でここまで歩き、綺麗にライトアップされた南大門を目にし、「初めて訪れた東アジア」を実感したのでした。
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大勢の人は集まっていました。南大門自体は既に修復作業に入っているようです。
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あれから早5年・・・今、私の目の前にあるのは焼け落ち、立入禁止になってしまった痛々しい姿。大勢いた韓国国民も、ただただ呆然とその変わり果てた姿を眺めるばかりでした。この場で、私も一日も早い再建を願い、掲示板にメッセージを書き記してきました。
土曜ということもあり、すれ違う人もほとんどいなかったソウルの中心部。だけど、教保文庫はいつにもまして人が多かった〜。やはり、3月は韓国の新学期が始まる時期のためか、書籍売場も混み合っていたけど、それ以上に文具売場に人だかりができていました。
人の山をかき分けむかった教科書売り場。昨年は日本語の堪能な韓国の大学の先生が偶然その場にいて、英語教育制度の解説を含めた通訳をしてもらえましたが、今年は店員すらいません。ようやく見つけた店員に、「日本語か英語話せますか?」と聞くと、「英語なら話せる」とのこと。だけど、すぐに彼はギブアップ。まあ、教科書の改定年度や、音声教材のことを質問しているので、売り場担当者じゃないと理解できない内容です。で、彼は、通訳できる人がいるからと、英語書籍売り場に連れて行ってくれました。だけど、この女性、確かに英語は堪能。だけど、教科書などのことは全然わからず、結局ダメ。事前にメールで英語と日本語の両方で問い合わせしたときは、流暢な日本語で返事が返ってきました。なので、日本語の話せるスタッフもいるはずです・・・はい、その後、日本語書籍の売り場担当の女性のところに連れられていきました。結果的に、この女性に大変お世話になりました。日本からこのために来た旨や、昨年も来たけど音声教材を手に入れられなかったこと・・・等を話したら、驚いている様子。なので、広い店内をあちこち誘導してくれ、その度にその売り場担当者と私の間に入って通訳してくれました。
長い時間広い店内を一緒に歩いてくれたけど、それでも、1冊だけ売り切れの本があることが判明しました。入荷するのは私が帰国してから。よほど私のことを不憫に思ったようで、「近くにある別の書店に一緒に行ってみましょう!」といってくださいました。そうなんです。私のために休憩時間に入り、しかも、ライバル店まで案内してくれたんです。教保文庫の制服のままライバル店に!おかげで、そのお店で無事に必要書籍を入手できました。何度も何度もお礼を述べた後、その場でお別れした途端、ライバル店にいるにもかかわらず、書店の制服を着ているため、勘違いした他のお客さんに声をかけられてしまっていました。どうもすみません<m(__)m>
今回のこのご恩、絶対に忘れません。そして、次に韓国に行くときには必ずお礼をさせてもらうつもりです。お名前はしっかり教えていただいたので大丈夫です☆
水原でのバスのいやな経験なんてすっ飛んでしまうほどの心温まる経験。この経験だけでこの旅は最高の旅だったといえるように思えます。
そんな素敵な経験の余韻に浸りながら、再び光化門駅まで徒歩で移動し、そこから地下鉄5号線に乗り、今回予約してあったゲストハウスまで移動しました。なお、ゲストハウス到着が19時ちょうどでしたが、朝も早く、それなりに歩き回ったため、シャワーを浴びた後、すぐに消灯して疲れを癒しました。でも、21時には目が覚めてしまったので、携帯電話を使って旅行記をのんびり打ち込みました。
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