シンガポール旅行記2003秋

2003.10.1〜200310.4

はじめに 1日目 2日目 3日目 4日目


 慣れって恐ろしいもので、日本時間の6時には目が覚めました。こちらの5時。一生懸命2度寝をしようとしたけど無理(笑)。疲れているんだけどな〜。でも、その後はのんびり時間を過ごし、着替えや食事が終わったのが8:30頃。今回の旅行の目的は数カ所の書店に行くだけなのですが、こんな時間に開いているわけがなく、時間をつぶすためふらりとインドネシアまで!!行くことにしました♪シンガポールから高速ジェット船で1時間ほどの島が2つあるんです。一つが最近日本でも有名になってきたビンタン島。ビーチリゾート&ゴルフの島。ビーチでボケ〜っと昼寝をするには最高のシチュエーションですが、私は完全に場違いな人間(汗)。それでもう一つの島、バタム島まで行くことにしました。観光ガイドにも載っているのを見たことが無く、ホームページを検索しても同様の、まだまだ観光とは無縁の島なんです。でも、フェリーが30分間隔で出てるので便利ですし(ビンタンは確か日に3便だけ)、一番大きな街がナゴヤって言うのも惹かれた理由の一つ。戦時中に名古屋の部隊が駐留していたからその名が付いたらしいんです。

   ホテルの窓から見た朝の街並み

 行くとなったら行動の早い私。MRTの新しく開通した路線に乗り、一路フェリーターミナルのあるワールドトレードセンターへ(WTC)!でも、駅などにある地図を見てもWTCが載ってないんですよ。場所が変わったの?などと思ったけど、とりあえず以前あった場所まで行ってみました。結果はなんて言うことなく、ハーバーフロントと名前が変わっていただけ。到着後すぐに2万円をシンガポールドルに両替。2万円=S$300。で、さらにS$50をインドネシアルピーに両替。何と一気に22万ルピー!程になりました。インフレが凄いってことですよね。それから数社ある中からペンギンと言う会社のフェリーに乗ることにし、チケットを購入。島に3つあるターミナルのうち街まで1番近いバタムターミナル行きを勧められましたが、帰りの便利さを考え1番便数の多いセクパン行きをチョイス。往復で確かS$27。安いですよね。インドネシア出入国カードもパスポートを見せただけで作ってもらえました。
 その時時間は10:00。10:30発の便があるからすぐに乗ってください!と言われ出国審査を受けようとしたのですが、そこでちょっとした失敗をしてしまいました。リージョナルとインターナショナルの2つの入り口があり、海外に行くのだからインターナショナルだと思い待っていたのですが、誰もこないでんですよ。はて?と思いリージョナルの方まで行ってみると、なんとバタム行きの通関&出国審査中。慌てて人の流れに付いていきました。乗り場前の待合室は、他社の客や他の島に行く人でかなり混んでいました。しっかり掲示板を見ていないと違うところに並んでしまうことになりかねません(←経験者は語る・・・汗)。

ホント小さいでしょ?150人乗りくらいかな!?


 バタムまでは45分ほどのクルーズなのですが、やはりシンガポール海峡は船が大変多かったですね。それも大型の貨物船ばかり。その間を縫うように進むジェット船。他の船の近くを通るときは波の関係で結構揺れました。はい、それが原因で船酔いしました・・・船とバスは苦手なんです。

“公安”の船と、背後には多数の大型貨物船

 グロッキーになりながら到着したセクパン港。田舎の古いJR駅のようなたたずまいに驚き。入国審査では結構口頭で質問されドキドキ。もちろん無事入国できたけどね。タクシーにはシンガポールドルで10ドルで街まで行くことを交渉してから乗り込みました。ルピーで言われてもとっさに計算できないですし。ナゴヤまでは30分ほどの道のりですが、テレビで見る東南アジアそのものと行った光景の連続です。赤茶色の土の中をがたがたの道が一本だけ通り、その道沿いに店が建ち並ぶ・・・。それらを目の当たりにしかなりのカルチャーショックを受けてしまい、生半可な気持ちで上陸した自分が情けなくなりました。で、運転手のEさんは片言の英語を話す方でしたが、話す内容がいただけませんでした。「ガールはシンガポールドルで70ドルだ!」という内容です。予想できていたとは言えやはりアジアの国です。それが大きな収入源になっているのでしょうね。程なくついたナゴヤの街も、運転手のEさんの話を裏付けるものが結構目に付きました。で、インドネシアまで来ては見たものの、行く場所もすることもない私(笑)。船酔い&カルチャーショックで疲れていたし、時間もたっぷりあるし、物価が安いのは分かっていたので運転手に頼んで安いホテルに連れていってもらいました。

  セクパン港船着場に掲げられた看板。 込み合った道路。バイクが非常に多いです。 道端にはこのような古い建物も多かったです


 一泊で12万ルピーです。ちょうど正午だったのですが、夕方までボケ〜っと街で過ごしてからシンガポールに帰ろうと思い、インドネシア時間の16:00に再び迎えにきてもらうことにしました。ホテルは価格なりのもの。シャワーはあるけどバスタブはない。お湯もほとんどでない。で、窓もない!なのにベッドはダブル・・・なるほどというか、当然というか、「ある目的のため」にも使用されるホテルのようです。でも、気分が良くなく、食事の前に少し仮眠をとろうと思いベッドに入りました。直後に停電(苦笑)。窓もないので真っ暗。復旧後にウトウトしかけたのですが、今度は隣の部屋から騒音が(;一_一)。本来の使用法をされているのでしょうけど、普通のカップルではなく、お金を仲立ちとした一時のカップルなのが分かり切っています。そんなことを考えていると休むことなんか出来ず、そんな街に来てしまった自分が嫌になり、13:30にはチェックアウトしてしまいました。あまりに短時間の滞在だったため、フロントの人が大変驚いてました(笑)。
 食事もまだでしたが、ホテルですらほとんど英語が通じないので、すぐにターミナルまで戻ることにしました。もちろんフロントに頼んでEさんの方はキャンセルしてもらいました。次のタクシーが来るまでロビーで待っていたのですが、どこの国の人だか分からないけど、東洋系の男性達がインドネシア人女性を連れ立ってホテルに入ってるのを3組ほど見てしまいました・・・なんかショックです・・・(-_-メ)。インドネシアとシンガポールの間には1時間の時差があるのですが(日本とは2時間)、時計をインドネシア時間に直すことすらしなかった超短時間の滞在。帰りは行きとは違うバタムターミナルから乗ったのですが(運転手はどうしてもセクパンに行ってくれたなかった・・・正直帰れるのか不安でした)、インドネシア国内線が5〜10分間隔で出発し、しかも案内はインドネシア語です。注意していないと違う便の列に並んでしまいかねません(←経験者になる寸前で気付いた愚か者・・・笑)。

 港を離れる瞬間。さようならバタム(^_^)/~

 シンガポール“帰国後”には入国審査が待っているわけだけど、飛行機での入国の2,3倍は時間がかかりました。その船には私が唯一の日本人のようでした(笑)。その後は本来の目的を達成するべく、オーチャードエリアに移動。高島屋内の紀伊国屋書店、地下のPopular Books、そしてお土産を買うためにラッキープラザのシルク店なんかを回りました。時間は午後6:00。考えて見るとバタムでは何も食べておらず、そんな時間になってやっと“昼食”をとったのでした(笑)。食べたのはシーフードヌードル。シンガポールは麺料理が最高です。スープが美味い!!!

 疲れと筋肉痛のためタクシーでホテルに戻ろうかとも思いましたが、基本的に貧乏性、いや実際貧乏な私(ーー;)。MRTを乗り継いでクラーク・キー駅まで戻りました。でも、駅を降りると↓のような非常に華やかな光景が待っていました。川沿いに多数のバーやレストラン、お土産店などが並んでいるんです。私も昼食直後で全然腹は空いていなかったのですが、ホーカーに席をとりその雰囲気を楽しみました。ちなみに食べたのはフライド・ライス。飲んだのはコカコーラ。どちらもシンガポールでの私の定番です。
 こうして始めてのインドネシア旅行、いつもの定番の書店めぐりが終わったのでした。さあ、明日は何をしようかな??笑

実際はとても華やかで綺麗なんですよ〜! 場所柄か外国人が非常に多いホーカーです

はじめに 1日目 2日目 3日目 4日目


  TOPページに戻る