韓国旅行記 2003年
2003.1.92003.1.12

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1日目〜テーマは乗り物♪〜

 
さあ、大移動の始まりです(笑)。ちなみに前日寝たのは午前4時(全然寝付かなかったんです・・・)。で、2時間後の6時起床。完全に寝不足状態です。7時過ぎには家を出て、まずは地下鉄に乗ります。そして空港連絡バスと乗り継ぎ、8時30分には新千歳空港に到着していました。車で向かうよりも断然早いけど、やはり荷物(ボストンバッグ+肩掛けカバン)を持ち歩くのはつらいです(^_^;)

 搭乗時刻までまだまだあるけど、とりあえず邪魔な荷物を預けるためにいつものように国際線チェックインカウンターに向かいました・・・が、
カウンターには誰もいない(;一_一)。セキュリティーチェックの係員もいない(ーー;)。確かに国際線乗り継ぎの客は少ないでしょうけど、近くのカウンターの職員が誰かに連絡するとか、もう少し何とかしてもらいたいです。10分以上待ってようやくチェックインができたのですが、実は、というか、やはりというか、あまりに奇妙な乗り換えのため、「少々お待ちください」の言葉を残してGHのお姉さんは奥にいってしまいました(^_^.)。結局は問題なく荷物もスルーでソウルまで届くとのこと。よかった(^_-)

via=経由の意味です 


 そこからの1時間少々の記憶は全然ありません。居眠りこそしていないのですが、あまりの眠さとしばらく続いていた風邪の症状のためもうただただ搭乗時刻を待つのみ・・・。連休初日のためか、東京行きを中心にわりと人が多い日でした。
オーバーブッキングで“協力者”も募集していましたしね。1時間後の便に移るだけで1万円もらえるなんて、急いでいない人にはいいアルバイトですよね(笑)。

 さて、いよいよこの旅最初の搭乗です。
初めて乗るエアバスA321の印象は、機体自体が新しいことも手伝い、小綺麗でお洒落な感じです。通路が一本しかないナローボディのため、乗り降り時こそ混み合い大変で、また主翼近くに座っていたとはいえ、ギア(車輪)の出し入れの音が妙に大きく精神衛生上あまりよろしくないのを除くと全体的に好印象な機体です。しかしANAはA321を近い将来に全機売却することを既に発表しています。これが最初で最後の搭乗になる可能性が高いことを考えるとるのが惜しい気もします。なお、搭乗率は40%ほどかな?そうそう。途中機内から見た富士山。めちゃくちゃ綺麗でした。思わず心の中で「富士は日本一の山〜♪」

綺麗でした。その一言に尽きます。


 で、まず名古屋(笑)。初めての地ということもあり、それなりに興味津々。けして新しくはない空港ですが、玄関を入ってからカウンターでの手続き(私はチェックイン済みでしたが)、そしてゲート(名古屋では
改札口と表記されています)までの移動距離が少なく効率的。逆に言うとその狭さのために現在中部国際空港を建設しているのもまた事実。昼食には名古屋名物のきしめんを食べ、再び幽体離脱モードに突入(笑)・・・気がつけば成田行きのA320に乗る人の流れ中に(爆)。搭乗率ほぼ100%というのに加え、通路が一本ということもあり乗り降り時は非常に混雑。また、成田便ということもあり乗客の外国人(特に南米系の方々)の比率がかなり高かったですね。飛行機そのものの印象としては離陸時に発した、まるであのYS-11型のような勇ましい(うるさいだけ、ともいう)エンジン音。それと離陸時の角度。これでもか!というくらい機首を上げた姿勢です。エンジン音とその姿勢、離陸直後の急旋回(一気に180度も旋回です)。はい、これでかな〜り酔いました(笑)。もっとも、わずか50分のフライトです。あっという間に成田の暫定滑走路に着陸です。もちろん沖止め&バス移動。

 2度目の成田ですが、今回は荷物がソウルまでスルーのため、寄り道することもなくまっすぐに搭乗ゲートD94に向かいます。理由?単に休みたかったから(笑)。この頃には風邪の症状、寝不足、そして乗り物酔いのなんとも絶妙な?相乗効果で歩くのもやっと。ゲート付近には既にかなりの人が集まってました。そのほとんどが韓国人です。
到着前から異国情緒を味わえるのなんて、なんて幸せ者なんでしょうA^_^;)アセアセ・・・。

 しばらくしてスポットにやってきてのは
JA606A 。「まさか?」と思いましたが、昨年から導入を始めたばかりの新造機です。エコノミーでもシートテレビ、可変式ヘッドレストなどがついた最新の機材です。まさかエアージャパン便、それも近距離韓国線で乗れるとは思ってもいませんでした。ただ、90%ほどの搭乗率のため快適♪という訳にはいきません。フライト時間も短いためなんとなくあわただしい感じを受けました。乗客の私ですらそう思うのですから、CAさん達はホントに忙しいのだと思います。あ、そうそう離陸は暫定滑走路ではなくA滑走路からでした。余裕がある時間帯なのかな?

本日2回目の富士山(笑)。夕陽に照らされた姿も格別


 離陸後1時間あまりたった頃、
私の身体に異変が(苦笑)。妙に息苦しいんです。心臓がバクバクし、汗もどんどん流れてきます。もちろん身体もフラフラ。完全に過呼吸を起こしてしまったようです。最近は減ったけど、数年前まではたまになったこともありました。さあ大変。そのまま座席に座っていたのなら周りの乗客やCAさん達に心配をかけてしまいます。幸い?トイレ至近の席だったため、その後かなりの時間トイレにたてもこり。呼吸が落ち着くまでトイレで楽にしていました。さすがに降下を始めたのがわかったため席に戻ったのですが、一体どれくらいの間トイレに籠城していたのでしょうか!?

 仁川(インチョン)到着後も速攻で
トイレに突進!だって近くにイスがなかったんです(T_T)。地に足が着いた安堵感からかほどなく気分もよくなり、一連の入国審査(既に誰も並んでいませんでした)、荷物のピックアップ(既に私のバッグが寂しく回ってました)、税関、両替と進みました。一度訪れたことのある空港のため、要領よくバスで市内に向かいました・・・と、ならず、またも馬鹿をやってしまいました(ーー;)。6,000ウォンのチケットを買うのに、カウンターで60,000ウォン!!も払っているんです。売場の女性が驚きながら、「一体何枚欲しいわけ!?」と英語で言ってました。体調不良なためなのか、それとも天然ボケのためなのか・・・みなさんの判断にお任せします(苦笑)。

確かに“6000”と書いてあります(;一_一)


 道路がすいていたため1時間ほどでホテルに到着です。
今回の宿はYMCAホテル(←クリックするとホテルのサイトが開きます)です。たぶん、ソウル市内で一番安価なホテルだと思います。もちろん価格が安い=設備もそれなり・・・の図式が成立しますが、地下鉄、バス、繁華街への徒歩、そのすべてにおいてソウルで一番のアクセスの良さだと思います。これが今回このホテルにした一番の理由ですが、実はこのホテルは小説『深夜特急』で有名な作家、沢木耕太郎がその作品の中で「安くてキレイなホテル」と表現したホテルなんです。アジア好きの私は密かに彼を「師」と(勝手に)仰いでいます。何?ホテルの感想?へへへ・・・(^_^.)。次に韓国に行く場合はきっと違うホテルにします(笑)←分かりやすい感想でしょ?

 ふと時計を見ると時間は
まだ21:00です。そのまま寝てしまいたいのが本音ですが、食事もとらずに寝るとかえって具合が悪くなるかもしれません。適当に食事をとりがてら付近を散策することにしました。食べたのは昨年と同じくまたしても石焼きビビンバ。だって肉が好きでないんです。辛い物も苦手なんです(それでも韓国に旅しています・・・笑)。なんだかんだで1時間くらい付近を散策していましたが、ガイドブックにも書いてあるようにYMCAのある鐘閣(チョンガッ)界隈は若者の街。アクセサリーショップ、お洒落なレストランやバー、そして路地裏にはラブホの機能を兼ね備えた旅館も結構ありました。これから韓国に旅行する方は予備知識として覚えていた方がいいかもしれません。

 その夜は本当によく眠れました。ただ、
夢を見たんです。その内容が、かつての職場でお世話になった偉い先生方がなぜかホテルに私を訪ねてきて部屋のドアをノックしているというものなんです。しかも「あいつはいい奴だから絶対開けてくれる!」なんて言っています(もちろん夢の中で)。で、気がつけばドアの前に立ち、鍵を開けようといている自分の姿が(爆)・・・これじゃ寝ぼけていると言うより、夢遊病ですよね。時計を見るとまだ2:00だったため再びベッドに戻ることにしました。

 これで長かった1日が本当に終わりました。
乗り物に乗っていた時間の合計が7時間以上です。乗り換えの多さもさることながら、気圧の変化も大きかったため非常に身体がこたえました。


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