2日目
目が覚めたのが2:00。4時間は寝たかな?2:00とはいえ日本時間に当てはめると既に夕方近い時間です。なので二度寝も出来ず、昨日分の旅行記の打ち込みやデジカメ写真の整理で時間をつぶしました。
今日の予定は世界遺産でもある自由の女神に行くことから始まります。あらゆるガイドブックやHPに、「非常に混み合うので乗船時間の2時間前にはチケット売場に着くように。できれば朝一での行動をとりましょう」と記載せれています。券を買うだけで1時間以上も待つなんて時間の無駄もいいとこ。そのため、事前にネットでチケットを購入しておきました。ついでに、セットで自由の女神内部への入場券であるモニュメントアクセスパスも予約しておきました。$1.75の手数料がかかったけど、合計で$13.25.。自由の女神だけ行く半日ツアーを申し込んだ場合、なんと50ドルもかかります。多少の英語力がある場合には、クレジットカード決済にこそなりますが、サークルラインの公式HPからの予約をお勧めします。
さてさて。私が予約していたモニュメントアクセスパスは10:45からのもの。時間ごとに内部への入場人数に制限をかけています。2時間前には到着・・・と計算した結果、8時にホテルを出ることにしました。地下鉄1号線でサウスフェリー駅まで移動です。なお、サウスフェリーまで行くのは先頭の5両だけ。ガイドブックにも書いてあるし、車内にも日本語を含む掲示、停車の度の車内放送もあります・・・が、気がついたときは手遅れでした。私が乗ったのは6両目でした(^_^;)。ホームでしっかり数えて乗ったはずでしたが、混み合った駅で動いている車両を数えたため、1両ずれてしまいました←ホームでの自分の立ち位置が8両目位だったため、とっさに移動して乗ったのが原因で間違えてしまいました。みなさんもお気を付けを!
サウスフェリー駅直前で、非常に恰幅の良い黒人女性車掌が車内に入ってきて、まくし立てるように怒られてしまいました。どうして私の放送を聞かなかったの!と。10人くらい乗っていたいたけど、私以外は放送を聞いていなかった様子。私は自分が5両目にいると思いこんでいた愚か者。だって10人も乗っていたしね。結局、列車は5両目で切り離されてしまい、ドアが開かずに降りることもできず、その後再び逆向きに進んだ後に元来た駅で乗り換えました。今度は確実に5両目までに乗るため先頭車両に(笑)
アホな間違いのため時間がかかったけど9時前にはチケット売場に到着。行列は・・・2人しか並んでませんでした(^_^;)。しかも、そこは当日券売場。1分も!並んでしまった後で(笑)、違う窓口に行くように指示されました。人数が多かったら事前予約が台無しになり悲劇になるところでした。
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3階建ての小さな船で移動です。
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その後、トイレ休憩の後乗船場へ行きます。HP等には飛行機と同じような金属探知検査があるためここも混み合うと書いてあったけど、すぐに自分の番に。結局、乗船後にもかなり待った後、9:30発の始発船が動き出しました←フェリーは30分間隔での運行です。
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リバティ島から眺めるマンハッタンの摩天楼。かつては中央左よりに、あの“ツインタワー”がありました・・・。
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15分で自由の女神のあるリバティー島に到着します。私以外の大部分の乗船客はそのまま自由の女神内部へ入るための列に並びますが、早く着きすぎてしまった私は1時間以上も時間を待たねばなりません。だけど、マンハッタンの摩天楼を眺めたり、色々な角度から自由の女神を見たり写真を撮っていると1時間はあっと言うまでした。島を一周するのに意外と歩きますからね。ただ、風が強くちょっぴり寒かった〜!←朝早かったため、服装をかなり悩んだけど、前日と同じ軽装で出かけました。が、海の上なのでダウンジャケットにした方が良かったかも。
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頻繁に飛んでいる遊覧飛行の機体が
作った飛行機雲がたくさん見えます。 |
今回の旅のベストショット!
逆光を効果的に利用した写真が大好きです(笑)
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内部へ入る15分前に列に並んだけど、実際に入れたのは45分後。まず、係員が持っているカバンの大きさによって、持って入っても良い、ロッカーに預けないといけないの判断するのだけど、私のカバンに対しては係員が迷ったあげく、「微妙に大きいからダメ」となってしまい、せっかく並んだ列を離れロッカーに行く羽目に。私よりも大きなカバンでもオーケーだった人も大勢居たのでかなり曖昧なようです。ロッカーは2時間で1ドルでした。ちなみに鍵は無く、指紋認証でした。しかもクレジットカード対応。さすがカード社会アメリカ。
再び列に並んだ結果、なんと最後尾になっていました。しかも、私の後ろに並ぶ人はほとんどいません。どうやら並んだタイミングが相当悪すぎた様子。その後は、再び金属検査を受ける必要があり混雑していました。検査の感度も内容も、テロの心配があるためか入念でした←ゲートでエラーが出てしまった私はボディーチェックを受ける羽目に。他の人はみな大丈夫でした・・・何故だろう!?
自由の女神内部へは9.11のテロの後、しばらく入ることができなったのですが、現在は足下(台座)まで限定で入場が許可されています。なお、かつては上れた王冠には永遠に登れないようです。
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内部構造です。下から見上げたらこんな感じ。
真ん中に写っているのがさらに上に登るらせん階段です。
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列の最後部になってしまった私です。説明してくれる係員までの距離が遠く何をいっているのかさっぱり聞こえず、内部へ入った後は適当に自分で進みました。他の人もそうしていたしね。博物館を通り抜け、上部へ延々と続く階段を上ると、そこにいた係員が「上を向いてごらん!自由の女神の内部が見えるでしょ!!」と教えてくれました。予想以上に骨組みが多く、なんだかよくわからなかったけど、内部も外部と同じ色に酸化しているのがわかったのが収穫かな。
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台座まで登るとこんな感じ。 |
正直、台座に登った感想はあまりありません。足下に居るせいで女神の姿がほとんど見えないし、何よりも寒い!!のですぐに下へ降り、そのままフェリー乗船場へ移動しました。
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移民博物館の入口前にて。
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帰りの船はエリス島という島を経由します。降りる降りないは自由なのですが、この島はかつての移民局があった場所で、その機能を失った後は半ば忘れ去られていたのですが、1990年より移民博物館として再利用されています。かつての移民がどんな想いでこの移民局へ来たのだろう、そんなことを考えながら、たんに写真や資料の羅列ではなく、立体的なグラフや印象的な写真などで効果的に配置されている展示物を見て回りました。と、言っても30分で充分でしたが。
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往時には毎日この広いホールが移民で溢れかえったそうです。 |
再びマンハッタン側の乗船場、バッテリーパークに戻ってきたのは14:00頃。半日がかりでした。
その後、ホテルに寄らず次の観光地、メトロポリタン美術館に直接移動します。バッテリーパークから適当に歩いて適当な地下鉄駅に移動しようとしたのが失敗で、予想以上に歩くことになってしまいました。ようやく見つけた駅で地下に降りたら、それはブルックリン行き乗り場。逆向きです。反対ホームに移動できず、結局そのまま再び地上に出てWTC跡地まで徒歩で移動しました。その間、大勢の黒人男性に声をかかられました。「ロレックス買わないか?」と。アタッシュケースを持ち歩いていたので怪しさ全開ですが、みな偽物時計を売っているのでしょうね。同様にリアカーのような台車を押している黒人女性も多数居たけど、みな「バッグを買わない?」と言ってきます。ぼろ切れで隠してあったその荷物も偽ブランドバッグなんでしょうね、きっと。
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大都市のど真ん中にある巨大な憩いの場。
それがセントラルパーク。
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メトロポリタン美術館至近の地下鉄・・・と、言ってもどれも800メートルほど離れているのですが、私はウエストサイドにある81ST駅で降り、休日らしく家族連れで賑わうセントラルパークを横断してむかうことにしました。公園でホットドッグを買い遅い昼食にしたのですが、ホットドッグ1本とミネラルウォーターで$6!ぼったくられているわけではなく料金表通りですが実に高く思えました←移動式の販売ワゴンでは、バッテリーパークを含めどこも同料金でした。
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美術館入口。右はかろうじて知っていたレンブラントの絵です(^_^;)
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15分ほど歩いてやっと着いたのは世界4大美術館の1つであるメトロポリタン美術館。他の3つは、ロンドンの大英博物館、パリのルーブル美術館、そしてロシアのエルミタージュ美術館です←世界3大美術館という場合には、一般的にエルミタージュを除くようです。今回で3つ目を訪れた事になります。別に絵画に興味や関心があるわけではないけど、だからこそ素直な気持ちで見て回れるのでは?と思っています。
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美術館をさ迷っている最中に見かけた
「大きなのっぽの古時計」の数々。
あの歌はこんな時計がモデルなのかな?
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美術館内部のカフェにて。
コーヒーの量が大量でした。アメリカ流?
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ただ、このメトロポリタンには、ルーブルのモナリザやミロのビーナス、大英のミイラやロゼッタストーンのように、誰もが知っているあれ!があるわけではありません。正直、知っている作品は皆無で、ピカソやレンブラントなど、かろうじて名前を知っている画家の作品を探すのがやっとでした。
途中、美術館内部のカフェでの休憩を含め閉館間際の17:00の1時間半の滞在でしたが、これで十分だったように思えました。そもそもオルセー美術館の近代美術よりルーブルの古典作品や前世紀の遺跡の方に興味を持った私です。メトロポリタンの収蔵品はむかないのかもしれません。ちなみに入場料は大人$20ですが、義務ではなく努力目標になっています。$1でもいいようですが、周りの人もみな$20払っていました。
結局、自由の女神と美術館だけで日が暮れてしまいました。歩いた距離も相当になり足腰もガタガタで、そのまま華やかなネオンに包まれたタイムズスクエアに移動してお土産を買いつつホテルに戻りました。部屋に入ったのが18:30。着替えを済ませた19時にはしばしの仮眠をとるつもりでベッドに入ったけど、気がついたらすでに24:00。こんな時間に夕食を食べに行くのも不用心なので、結局、旅行記を書いたり、夜半過ぎから降り出した雨もあり、翌日のプランを考え直すためにガイドブックを読んでそのまま3日目の朝を迎えました。
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タイムズスクエアにて。世界一派手と思われる地下鉄駅。マックの店舗もド派手でした。
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