ニューヨーク旅行記 2007年
2007.1.62007.1.10

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5日目

帰りの機材も往路と同じ777−300。ANAは他社に先駆け「北米777−300化」を推進していました。こんな超長距離を双発エンジンというのも不安といえば不安ですが、4発エンジンの747との燃費の差は無視できません。ただ、おや?っと思ったことが1つ。最新の国際線機材なのですが、シートテレビ以外に客室内にモニターがついていません。当然安全設備の使用方法はCAさんによる実演です。国際線での生インストラクションはタイとカンボジア、シェムリアップ間というマイナー路線以来です。

帰りは14時間超のフライトです。疲れも溜まっていることですし、ぐっすり眠りたいところ。もちろん、座席も日本を出る前に事前指定で足元の広い非常口を予約してありました。が、3つ並んだ席の真ん中しか空いておらず、知らない人2人に挟まれてしまいました。間違って寝返りをうったら大変です。そんなことを気にしたせいか、結局ほんの一瞬うとうとしただけで後はずっと起きている結果になってしまいました。

とはいえ、往路で途中までしか見れなかった映画『UDON』の続きを見たり(←最新のシートテレビはオンデマンド対応なので早送り、巻き戻しもできるんです)、日本では知名度ゼロのウィル・フェレル主演のコメディー映画『タラデーガ・ナイツ』や、その他のビデオを数本見てのんびり過ごしました。映画以外にも、食事を2回、食事の間にスナックの軽食(サンドイッチとオニギリのチョイスでした)を食べているので余計にのんびり、ゆったり過ごせました。海外に旅行に出るようになった当初はシンガポールまでの7時間の時間が長くて苦痛でしたが、最近では7時間でも長さを感じず、逆に、食事のサービスなどが慌しくさえ感じるようになりました。慣れって恐ろしいものです。

<ファーストサービス>
小海老と烏賊のサラダ

たらのクリームソース カレー風味
四季の麺

ブレッドロール

アイスクリーム!!!

コーヒー または 紅茶

<セカンドサービス>
クリーミーなスモークサーモンのパスタ

デザート


ブレッドロール


コーヒー または 紅茶

ちなみに帰りの便で3本目のコーラです(^_^;)

食事の内容は写真の通り。往路とは違いちゃんと2回とも写真におさめました!(笑)。1回目の食事の後にデザートが出るのですが、SQと同じでハーゲンダッツのミニカップ。だけど、往路とは違いミニでも一回り大きいんです。やはりアメリカで積み込むからアイスクリームまでサイズがビッグです!←甘党なんでこういう差異はとっても嬉しかったりします。

北方領土付近にて。既に12時間の搭乗ですが成田までは更に2時間!
北海道発の北米便があれば時間的に大いに短縮できるのになぁ・・・。

帰りは偏西風の影響で往路以上に時間がかかりますが、フライトデータを見るとそれがはっきりわかります。往路は対地速度が1100キロ以上出ていたのですが、帰りは頻繁に900キロ以下になっていました。加えて、離陸直後のアナウンスで「本日は風が強いため定刻よりも時間がかかることが予想されています」と放送されていました。結果的には、ほぼ定刻どおりに到着し、その後の入国審査も他の便と重ならなかったためあっという間に終了。税関検査も珍しくパスポート見せただけでOKがもらえました。これでようやく日本に帰国です。

以前の第2ターミナルなら、その後国内線のチェックインカウンターまで移動する必要がありましたが、新しい第1ターミナルなら税関検査の直後の制限アリア内でそのまま荷物を預けることができます。これまでは海外で国内線の搭乗券が渡されても成田で改めてチェックインし、新しい搭乗券が渡されるという無駄もあったのですが、今回は搭乗券はもちろん、荷物の引換証までそのまま使うことができあっという間に荷物の預け入れが終了です。

そんなわけで空港の到着ロビーで出たのは16:00。この旅最後のフライト、新千歳行きの搭乗時刻まで1時間半もあります。第1ターミナルは今回の旅行が初めてということもあり、とりあえずANAの利用する南ウイングから北ウイングまで歩いてみました。「ああ、ここが北ウイングなのね〜♪」。北ウイングというと中森明菜の名曲を思い出す私←歳がバレバレ(笑)。北ウイングの感想。普通の国際空港でした。当たり前ですが(^_^;)

空港をぶらぶら歩いてみても別に新しい発見もなく(←当たり前)、ただ疲れが増えるのみ(←早く気がつけよ!って感じ)で、早々と国内線の搭乗口に移動です。第2ターミナルの国内線ターミナルよりかなり横方向に広々とした感じで、ベンチもたくさんあり好印象。唯一残念なのは第2ターミナルにあった有料のインターネットサービスがないことです←実は、北ウイングをぶらぶら歩きながらネットができる場所を探していたのでした。数日ぶりに大量に溜まっているだろうメールを確認したいですからね。

ぼけ〜っとしていると17:35。バスで飛行機に移動する時間です。そのとき初めて待合室内を見渡すと、NYからの便で私の両隣だった人が2人とも国内線をまっていました←しかも、そのうちの1人は私と同じく札幌行きに乗りました。最後の機材も乗り慣れたA320。往路の機材とは違いモニターも無く、オーディオも聴診器式ヘッドフォンの古いタイプ。当然安全設備の説明もCAさんのよる実演でした。変化の早い現在です。数日とは海外にいると日本のニュースに疎くなり“プチ浦島太郎状態”になってしまいます。なのでいつも帰りの便では新聞を熟読です・・・で、あっという間に新千歳到着。

こうして初めてのアメリカ、そして19回目の海外旅行が終了です。これまでで一番遠いアメリカ東海岸までの旅行ではありましたが、日程的にはわずか5日間。その分移動が占める割合が大きく慌しい旅行でした。

簡単な感想をまとめると、「良い意味で歴史の浅い国アメリカ」。多くの人種が街を歩き、そして英語以外にもたくさんの言葉が耳に飛び込んできます。中でも、知っていたとはいえヒスパニック系住民の多さには驚かされた気分です。多種多様な人種がいて、さらに歴史が浅い国。そんなせいかあらゆる場面で「気軽さ」、「カジュアルさ」を感じました。それにアジア諸国を旅するときとは違い「英語が通じる」という大きな安心感もあります。数日間の滞在で結論を出すことは出来ませんが、「旅行者にとっても過ごしやすい国」というのが第一印象で、これからも機会があれば広大なアメリカを旅してみたいな、そう思います。ただ、最近のテーマである「世界遺産めぐり」は歴史の浅いアメリカでは難しいものがあります(^_^;)。そのため、アメリカではもう一つのテーマでもある「大好きな映画の撮影地めぐり」を意識して旅してみたいな、そう思います。

ミルフォード プラザホテルに関して
 ブロードウェイの劇場街のど真ん中にあり、空港までも乗り継ぎがなく移動できる地下鉄のE線出口が目の前で、地理的には最高条件の大型ホテルです。部屋数は1300ほどもあるとか。掃除のおばさんたちも含めスタッフが気さくで親切なのも好印象。バスタブが無いことはよくあることだけど、冷蔵庫がないのはちょっぴり残念。セキュリティボックスも部屋にあったけど、前の人がかけたロックのままになっており番号がわからずで開られませんでした(笑)

気になった点は、私の部屋に限ったことだろうけど、エレベーターの騒音と振動がひどかったこと。

高層ビルなので15階まで用と、15階以上用の2系統のエレベーターがそれぞれ複数台設置されているのですが、私の部屋は19階のエレベーター真向かいの部屋。15階以上用が止まる時にキンコ〜ンとなるのは我慢できるとして、部屋の真下あたりにあると思われる、15階まで用の駆動装置が発する振動と音が24時間ひっきりなしに響いてきます。音よりも、エレベーターが止まるときの衝撃と振動の方が不快でした。もっとも、一番安いキャンペーン料金で泊まったので文句も言わずに我慢しましたが←機内でもらった耳栓がこんな時にも重宝しました(^_^;)。

バスルームにあった注意書き。限りある資源を大切にしたいですね!





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