ニューヨーク旅行記　２００７年
2007.1.6〜2007.1.10

はじめに　　　１日目　　　２日目　　　３日目　　　４日目 　 ５日目

３日目

夜中中起きていたのですが、テレビで天気予報や実況中継を見る限り、今日からアメリカは天気が悪いようです。一応傘は持ってきているけど、できるなら外での移動は避けたいもの。事前に予定していたのは２０：００からのミュージカル観賞のみです。ただ、ニュースを見るとマンハッタン全土で原因不明のガス異臭騒ぎが起きている様子。しかも情報が錯綜しているようです。

特に行く必要のある場所もなく、身体も歩き疲れでガタガタ。まあ、スターバックスに行ってガス漏れに対する街の様子を見つつ、のんびりガイドブックでも読むとするか！どうせ行くなら１日目は素通りした、ユーガットメールの撮影に使われた店舗にしよう、そう考え地下鉄を乗り換えて移動しましたし。やはり傘無しでは辛いほどの雨ですが、そのせいでただでも汚い地下鉄の駅も車内もぐちゃぐちゃです。ホームにごくわずかあるベンチも水浸だしま、そもそも駅構内のあちこちで雨漏りさえしています。日本では考えられない光景ですが、日本の方が全てにおいて神経質過ぎなのかもしれせんね。あ、そうそう。ガス漏れの影響か、マンハッタン南北を結ぶ一部の地下鉄路線が９時過ぎでも非常に込み合っていました。

スタバでは迷ったあげくにカフェラテを注文。映画の中でも迷ってしまう、そうトムハンクスが言っていたけどまさにその通り。コーヒーなんか日本ではまず飲まない私です。スタバに入るのも海外旅行の時だけですが、他の客同様にのんびりと本を見て時間を過ごしました。

H＆Hは持ち帰り専門店。なのでトッピングは出来ません。 このまま食べたけど、非常にモチモチした食感でした。

せっかくここまで来たのですから、やはりこれまた初日は素通りしたベーグルのお店に行かないわけにはいきません。映画に出ただけではなく、世界的にも有名なお店ですしね。この日分のミネラルウォーターも２本買って合計３．１ドル。ちなみにパンが１つ１．１ドルです。最新版の地球の歩き方よりも結構値上がりしていますが、これも原油価格の上昇の影響でしょうか？

この後、まっすぐにロックフェラーセンターに移動したいところでしたが、雨も降っているし、買い物もしちゃいました。それに腰も相当やばい状態で力が全く入りません・・・・と、言うわけでホテルにいったん戻りしばしの休憩。乗り放題カードをもっていることに加え、ホテルが地下鉄駅の目の前という好条件が重なったからできる贅沢です←私のとって、地下鉄徒歩５分以内がホテルを決定するときの必須条件です。

	ご存知NY名物の「巨大クリスマスツリー」。
雨のためか、異常気象のためか、 誰一人滑っていませんでした。

１時間ほどの休憩の後、再び地下鉄を乗り継いで向かったのがロックフェラーセンター。あの有名な巨大ツリーとスケートリンクがある場所ですが、さすがに雨も強く、加えて風もかなりのものになっていたため、数人の観光客がツリーの写真を撮影していただけでリンクには誰もいませんでした。ちなみにツリーは１月上旬まで飾っているらしいですが、夜、綺麗に輝くツリーの元でスケートを滑るととっても素敵だろうな、そう思いました←このリンクは、小学生の時、『ズームイン朝』の海外中継で頻繁に写る場所だったので、スケートが大好きだった私は「いつかここで滑りたいな」とずっと思っていました。実現できなかったけど（笑）

この時丁度お昼時間で、多くのビジネスマン達がデリに入っていきます。デリってデリカテッセンの略で、まあ、量り売りしている総菜専門の小売店ですが、日本のコンビニのように街中のあちこちで見かけます←旅行中、ドラッグストア以外の、本当のコンビニは一軒セブンイレブンを見かけただけでした。

いたって普通の生寿司です。 味噌汁が美味しかった〜☆

ＮＹらしいものを食べて過ごそう、そう考えていましたがデリはその象徴もあります。偶然入ったデリは韓国か中国系の経営らしく店員は皆東洋人。そのためかメニューにうどんや味噌汁、生寿司なんかもあります。別に何を食べても良かったのだけど、私とほぼ同時に入った白人男性が迷わずに生寿司と味噌汁を手に取るのを見て、「日本食好きなアメリカ人が食べる寿司でも味わってみるか」と私も同じものを手に取りました。

デリにはテーブルと席が用意されていることも多く、そのままそこで食べることにしました。スタバのように通りに面して一列に並ぶ席だったのですが、そこで寿司を食べていると、多くの人がこちらを見てきます。スタバでは素通りなのに不思議です。寿司だからなのか、私が日本人だからなのか、あるいはその組み合わせだったためか・・・。

味自体は、多少酢が効きすぎなくらいで日本のスーパーで売っている出来合いの寿司よりも美味しいくらいでした。寒かったせいもあるけど、味噌汁がとっても出汁が効いていて美味しかったのが印象的でしたね。ちなみに、具は５ミリ四方！くらいの極々小さな豆腐のかけらが数個入っていただけでした(^_^;)。

デリを出る頃には天気予報の通りに雨がさらに強くなってきました。晴れていれば国連本部に行き、一列に並ぶ各国の国旗を見て来ようと思っていましたが、この雨ですし、国連本部は最寄りの地下鉄駅から結構離れています。タクシーに乗って見に行くほどの距離も出なく、このプランはお蔵入りにしました。いつかまた、次に来たときのために楽しみを残しておきたいしね。

ホテルに戻ったのが１３：００。シャワーを浴びてすっきりしたら、疲れと時差のため睡魔がおそってきました。ここで欲張って出かけ風邪を引いてもしょうがないし、なんといっても夜２０時からのミュージカル時にベストな状態でいたいし・・・ということで仮眠をとったのですが、相当疲れていたようで気がつくと１７時。その後さらに２時間追加。まあ、オペラ座の怪人を上演している劇場まで徒歩で数十秒ほどなのでギリギリまでゆったりのんびりできました。

ネットで予約後、メールに添付されたチケットを印刷して持参するだけでOK!

２０時開演にあわせホテルを出たのは１９：００。ちょっぴり早めだけど、劇場前の列に１０分ほど並んだのでちょうどいい感じでした。日本で事前に電子チケットを手配していたためチケット売り場に並ぶ必要もなく、１０ドルで買ったパンフレットを見たり、開演間際にオーケストラの音合わせ（←しかも、テーマ曲の『ジャーン、ジャジャジャジャジャ〜ン♪』中心に）などを聞くこともでき、気分も最高潮に！

ホテル玄関を出て左に曲がるとすぐ！
	私が座っていたのは赤丸の２階席最後列。
その席からの眺め。 役者の顔なんか全く見えません(^_^;) ※上演中は撮影禁止です。　　　　　 　 　カーテンコール時はOKのようです。

公演は５分ほど遅れて開演になりましたが、途中に一度だけある１５分間の休憩を含め２時間１５分があっと言う間に過ぎ去りました。ただ、月曜日のためか、ファントムもクリスーティーヌも２番手（３番手？）役者でした。週末よりも格安だったため文句も言えませんが、ファントム役の俳優さんの演技がやけに「神経質」に感じました。私の抱く怪人のイメージは「謎に満ち溢れた恐怖の存在」。そのためか動きがちょこまかしていた怪人の演技に少々の違和感を感じました。

パリにある本物のオペラ座（２００６年１月撮影）
	パリのオペラ座に行ったちょうど１年後に 「オペラ座の怪人」を見るとは思いもしませんでした。
	ミュージカルでは地下に怪人の住む湖が広がっています。 が、実際の地下に広がるのは・・・普通の地下鉄駅です(^_^;) ファントムもいませんでした。たぶん（笑）

とっても気分良く劇場を後にした私。ホテルまで余韻に浸りながら歩きたいところだけど、あまりに近すぎ（笑）。最後の晩でもあるし、昼寝も十分にしたため３４丁目まで移動し、ライトアップされたエンパイヤーステートビルを見に行くことにしました。地下鉄で一区間ですからね。だけど、３４丁目についてもビルが見えません。遠くからならすぐに認識できても、近づきすぎると他のビルの陰に隠れてしまうんですね。やはり、昨日の自由の女神のそうだけど、足下まで行くよりある程度離れた方が良いみたいです。

全景を見ることすら不可能

一応ＨＰ用に証拠写真を数枚撮った後は再びホテルのあるタイムズスクエアまで移動です。夜も２３時を過ぎだいぶ寒く、かつウイークデーなので人通りも少な目。防犯のためにもあまりウロウロせずにホテルに戻ったのですが、そういえば夕食はまだです。ホテル近くにあるデリやカフェじゃ面白味がありません。と、言いつつ入ったお店は吉野屋なんですがね(^_^;)。アメリカ東海岸一号店とのことですが、実際に食べてみてかなりがっかりでした。もともと肉があまり好きではなく、吉野屋なんて年に一度ほどしか行かない私は、牛丼を食べたのは既に数年以上の前のことです←たまに入っても定食ばかり食べています。

量が多いのはアメリカ流ですが、For here(お店で食べる)でも使い捨て容器なのもアメリカ流？

なので日本のものとの味比較はできないのだけど、肉の味付けも妙に粉っぽい気がしましたし、味噌汁は臭いも気になり半分も飲むことができませんでした。吉野屋はアメリカ産牛肉でしか「あの味が出せない」と販売を制限してきましたが、産地アメリカで食べたものは、肉自体はさておき、味付けに問題があるように思えてしまいました。アメリカ人向けの味付けなのかもしれませんがんｗ・・・。ただ、メニューにケーキが数種類あるとか、日本では考えられない点もいくつか見つかったのが収穫です。

こうして私のニューヨーク滞在３日目も終了。明日は朝１１：１５の便に乗るため、早起きしないといけません。ミュージカルの余韻に浸りながら荷物をパッキングした後はすぐにベッドに移動しました。