バンコク・アンコールワット旅行記 2005年
2005.10.82005.10.12


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1日目〜最悪な始まり(T_T)
 いよいよ出発に朝を迎えました!←ちなみに、今私はバンコク国際空港でカンボジア行きの飛行機を待っているところです。今回もシグマリオン君活躍中です♪。朝5:30の出発の予定で、5:00に起きれば間に合うだろう、そう思って前夜0:00に布団に入ったのだけど、緊張のせいか3:00に起きてしまいました(笑)。はい、完全に寝不足のまま出発です。

 千歳までの道のりはまだまだ暗く、しかも結構な雨が降っていました。な〜んか憂鬱でいやな感じ・・・と、思いながら運転し、事前に予約していた空港近くの駐車場会社についてみると、誰もいません(゜o゜)。24時間管理人常駐の言葉に偽りあり!!もちろん、予約した時間になっても誰も来てくれません。実のこというと、ここの会社、最近、お客様の車にキーをつけたまま管理人不在になっていることがあるのを目撃していたんです。そんな最悪、最低の会社なのですが、まともなサービスが行われていた時から数回利用しており、ポイントがたまり今回が無料で利用できる回だったんです。それで今回で最後にしようと思い予約したのに・・・めちゃくちゃ腹が立っています。だって、それから慌てて別の会社の電話番号を調べ、電話で予約したのですから。空港についた時には既に搭乗30分前。連休初日で混み合った空港なので、冷や冷やする事になりました。一応、後から当初申し込んでおいた会社にはキャンセルの電話しました。皮肉をたっぷりと言わせてもらったけど(^_^;)。

 成田までの便はこれまで何度か乗ったことのあるA320。満席だったので通路側にしてもらったのだけど、何故か3人掛けの真ん中の席(ーー;)。最悪。しっかり仕事して欲しいです>地上係員の人。左隣が中東系とおぼしき外国人。右隣がフランス人とおぼしき外国人。大きな男性2人に囲まれてしまいました。まあ、成田便なので他にも多くの外国人が乗っていたので、囲まれただけなら別に不満はないのだけど、そのフランス人男性、めちゃくちゃ酒臭いんです(涙)。隣に座っているだけでも気分が悪くなってしまいました。しかも不幸なことに気流が不安定で飛行機揺れっぱなし。ずっとシートベルトサインつきっぱなし。こりゃ、去年の北京旅行の時のように酔ってしまうかな?と思っていたら、なんと、私よりも先に隣りの中東系男性がグロッキーになってしまいました。彼は、日本人の私には英語が理解できないと感じたのか、一人飛ばして酔っぱらいフランス人に英語で声をかけています。「水をもらって欲しい」と。フランス人はすぐさまCAさんを呼びに行きました。もちろん私も英語で「大丈夫か?」と聞いてみたけど、彼はなぜか私に対して無言。もう一度聞いても無言。相当やばいのか!?と思ってると、客室乗務員に、「マンゴージュースと塩はありますか?」とたどたどしい英語で聞いています。は!?具合が悪いときにそんなものが必要なの?と思っていると、「あいにく持ち合わせがありませんが・・・」と断ってから再び戻ってきたCAさんの手には、な、な、なんと!!!ペプシコーラが!!!!

 みなさん、これってどういうことなのでしょうか!?しかもコップに一杯だけではなく、おかわり用にと、「缶もお渡ししましょうか?」とさらに聞いています。もちろん彼は缶はいらないと言ったし、コーラも1口も飲んでいませんでした。分かりづらい英語だったとはいえ、彼はI am fainting.(気を失いそうだ)と言っていたようです。それで塩分と糖分が欲しかったのかな?

 前夜3時間しか眠っていないのを取り返すべく、機内でゆっくりするはずがこんな事に。やはり、今回の旅は波瀾万丈かも。

 結局成田には定刻の10分遅れで到着し、かつ沖止めなのに乗客輸送用のバスが15分も遅れて来たため、国際線ターミナルまで歩いて移動したときには、既に10:00でした。しかも、連休初日で非常に混み合っています。で、搭乗券に記載されている搭乗時刻は、なんと10:10!ということは10分しかないじゃん〜!
 速攻で出国したけど、混み合っていたため、搭乗ゲートに着いたときには既に10:30でした。いや〜焦ったのなんのって。しかも、国際線なのに沖止め、バス移動です。しかもしかも、バスの第一便が出た後で、私を含めた数人のみが取り残されていました(^_^;)

 実はその後カンボジア、シェムリアップで行動を共にすることになる2人の若者が、私と同じく第2ターミナルにいて、しかも定刻の出発時刻の差も10分以内だったんです。全く同じ時間、同じ場所で、それぞれ別の便で、別のルートで旅に出た3人が、異国の地で出会うことになるとは、この時は考えさえしませんでした。

 さてさて、冷や汗をかきながらやっとの思いで乗ることができた国際線も満席。隣は大学生くらいの青年が乗っていたのですが、その彼、とっても「お口が臭い〜」んです。なのに、しゅっちゅうくしゃみをするし、ため息をつくし、あくびもします。もう勘弁してよ〜。

 う〜ん・・・。この旅はとってもついているかも(涙)。とはいえ、いつもは夕方発、深夜現地着も便ばかりなので、昼間の国際線はとっても新鮮でした。ある1つの欠点を除いてはね・・・もちろん彼を責めるつもりはないけど、でも、7時間近くずっとすぐ横に座り続けるのは・・・愚痴ってごめんなさい<m(__)m>

 本当はとっても疲れているし、眠たいしで、ゆっくり眠るつもりだった機内では、なぜか映画を2本も見てしまいました。ニコール・キッドマン主演で話題になっている「奥様は魔女」と、感情をもった古いフォルクスワーゲンビートルが大活躍するディズニー映画、「ハービー〜機械じかけのキューピッド〜」です。

 食事を食べたり、映画を見たりしているうちに、あっと言う間にバンコク国際空港に到着。初めての空港だったのでそれなりに緊張しながら入国審査、税関審査に進んだけど、何1つ問題なし。あえて言うと、バゲッジクレーム前にあった自動外貨交換機?でタイバーツにエクスチェンジしようとしたら、「この新しいお札は使えません」とのありがたい日本語の注意書きと新札の1万円の写真が掲示されていました。一応、わずか数枚しか持っていない(笑)1万円札をすべて見たけど、全部新札でした。もちろん、制限エリアを出たところにある窓口で交換できました。ちなみに、とりあえず2万円分をバーツに。1万円でも足りると思ったけど、念のため、少々多めにね。

 両替をすますと、すぐ横がリムジンタクシーのカウンターでした。多少高かったけど、前夜ほとんど寝てないし、それに機内でも休むことができなかったので、今すぐにでも座りたい。。。ということで700バーツを払ってリムジンタクシーに乗ることにしました。ガイドブックや種々のホームページにはメルセデスEクラスのタクシーの写真がよく掲載されていたので、どんな車なのかな?と多少は期待していたけど、実際に乗ったのはトヨタカムリ(笑)。まあ、現実はそんなもんです←なお、タイでかかった費用で一番高価だったのがこの往路のリムジンタクシー代(^_^;)

 市内までは有料道路(トールウェー)を使ってもらったけど(もちろん費用は私もちです)、ホテルに着いたのは1時間後の17:00近く。市内中心部の渋滞はやはり噂どおりでした。
 
 疲れてるとはいえ、せっかく海外まで来たのですし、シャワーを浴びた後は直ぐに街へと繰り出しました。ホテルを一歩出ると、すぐにタクシーの運転手、バンコク名物の3輪タクシー、トゥクトゥクの運転手が寄ってきます。その誘いを振り切るように歩いていてもひっきりなしに声をかけられてしまいます。「もういいからほっといてちょうだい!!」と言いたくなるほど。で、どこに向かって歩いていたかというと、バックパッカーの聖地、カオサン通りです。当初はカオサンの安宿に泊まろうと思っていたくらいですからね←初めてのバンコクなので、一応今回はホテルにしました。ゲストハウスに毛の生えたような安価な料金でしたがね
 
 地図をみながらカオサンに向かったけど、予定以上の時間を歩き続けています。はい、道を間違いました(笑)。歩いた経路を思い出し、かつ、周りの様子と地図を見比べると、曲がるべきところよりかなり行き過ぎています。初めてのバンコクで、いきなり無駄に15分くらい歩いてしまいました。まあ、こんなことはAs if often the case with meだけど(^_^;)。

 ようやくたどりついたカオサン通りは、私の予想以上に狭い界隈でしたが、ですが、世界中から多くの旅行者が来ています。売っているものも衣類、雑貨、屋台はもちろん、偽物の免許証や学生証を写真付で即時に発行?してくれるお店まであります。さすがアジア!まだ18:00前ですし(日本時間では既に20:00だけど、郷に入っては郷に従えなので)、食事の前に、タイ名物のタイ古式マッサージを受けることにしました。いや、本当のことを言うと、古式マッサージを受けるためにカオサンまで歩いてきたいんです。 

        とても賑やかなカオサン通り。この界隈はとにかく物価が安い!

 通りにはマッサージの看板がいくつかあったし、手持ちの地図にもマッサージ屋さんの場所が記されていました。どこも似たような料金だったけど、偶然英語が堪能な女性がビラまきをしていたお店があったので、そこに入店しました。1時間で180バーツ。日本円で5、600円ほどです。20畳ほどの大部屋で男性も女性もごちゃ混ぜでマッサージを受けている、非常に健全なお店です←アジアでマッサージというだけで、勝手にムフフ系を想像する人が多いので断っておきます(笑)
 マッサージの感想は、テレビなんかで見る、プロレス技のような力の入ったマッサージ、という印象よりは幾分まったりとしたものでした。また、大部屋のためか、マッサージ師の女性たちが互いに楽しそうにお話をしているのが印象的でした。また、マッサージが終わったあとには、パイナップルとハーブティーのサービスがあり、心身ともにくつろぐことができたことを報告しておきます♪

 外に出るとすっかり暗くなっていたため、ホテルに戻ることにしました。当然徒歩での移動です・・・が、先ほどとは違う道を通ったためか、またしても道を間違ってしまいました(汗)。しかも、今度は完全に自分の居場所がわからなくなっています。来た道をカオサンまで戻るにしても結構な距離を歩いたため、どうしようかな?と思っていると、ちょうど通行人を発見!そうなんです、その時間帯にはほとんど人が歩いていなかったんですよ。彼に地図を見せると、ホテルの方向を指差してくれました。言葉はまったく通じなかったのだけど、タイ語の地図を用意していたため、事なきを得ました。かなり、無駄に歩き回ったけどね。

 やっとのことでホテルに着いた時には、腹ペコです。屋台がかなり並んでいたので、肉が入っていない感じの食べ物を探し、指差しで注文しました。頼んだのは下の写真のメニューです。てっきり、天津飯のようなものと思ったけど、具が一切入っていない、ただのご飯with玉子焼きでした(T_T)。でも、空腹だったので、一気に食べてしまいました☆

なんと言う料理?!左に映っているのは、
ケチャップと間違え大量にかけたチリソース

 部屋に戻った後は、到着後2回目のシャワーです。それくらい汗をかいてしまいます。暗くなったとはいえ35度はあったはずですしね。シャワー&着替え後、時計を見るとまだ20:00です。日本時間では22:00だし、前夜ほとんど眠っていなかったので、そのまま眠ろうかな?とも考えたけど、初めての国にいるんです。やっぱりもったいないですよね。なので、またしても外出。今度は有名な観光スポットがたくさんある、王宮方面へ歩いていきました。ホテルの前には広大な王宮前広場(サナームルアン)が広がっています。ホテルと反対側にある王宮前まで歩くだけでも結構な距離でした。タマサート大学の前を通り、ライトアップされた王宮前についた時には、既に汗びっちょりです。それに、思った以上に街灯が少なく、身の安全も考え、結局そのままホテルに逆戻り・・・到着後3回目のシャワー。それくらい暑い〜(~o~)

 こうして、旅が始まりました。明日は、半日のバンコク市内観光の後、いよいよカンボジア、シェムリアップへと旅立ちます♪

    古びているとはいえ、元高級ホテルらしい作りでした。お勧めのホテルです。

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