2日目〜アジアのパワーに脱帽です。。。良い意味でも、悪い意味でも(^_^;) 4:00には目が覚めました。日本では6:00。いつも起きる時間ですからね。二度寝したら絶対に寝坊すると思い、朝からガイドブックとにらめっこ。そして、効率的に観光できる順番を考えてみました。7:00に、この旅始まって3度目のシャワーを浴びた後、1階に下りて食事を取ります。メニュー、内容、味ともに、到底宿泊費2500円とは考えられない料理でした。古くなったとはいえ、さすが元高級ホテル!
8:00過ぎにホテルを出発し、まず向かったのがワット・アルン(暁の寺という意味)。一応、経験のためにとトゥクトゥクに乗ってみます。最初は40バーツ!なんて言われたけど、タクシーの初乗り料金よりも高いので、値段交渉・・・30バーツで交渉成立。意外とてこずりました。もちろん、陸路で寺までは直接いけません。渡し舟に乗ってチャオプラヤ川を渡ります。バンコクはチャオプラヤ川の水運で発達した町・・・という風に中学校1年生の時に習ったあの川です。ワット・アルンにいくことより、その川を船で渡ることのほうが私には意味がありました。これって、昨年、広島の尾道に行ったときに、同じく小学校の時に読んだ学習雑誌に掲載されていた因島大橋を渡ったときと同じ、なんとも言えない、かつての「知識」と、現在の「実体験」が融合する不思議が感覚です←まあ、私の旅自体がつねにその知識と実体験の融合なんだけど。だから、最近興味をもったような土地には行かないんです(汗)
予想以上に汚い川。そして、これまた予想以上に揺れる船。そしてそして、乗客の半数以上が日本人団体客という事実に驚きを隠せない私。もちろん、私が見て回った順番が、一般的なツアーで組まれる順番とまったく同じだったため、それで多数の日本人の団体と遭遇することになったのだけどね。なお、ワット・アルン自体は、「タイらしいお寺だな〜」という感想しかもてませんでした。あちこちの団体のガイドが説明しているのをちょこちょこっと聞いてみたけど、どうも興味がもてませんでした。ちなみに、入場料は20B。渡し舟は、片道3バーツ。
ワット・アルンを後にしようと歩いていると、とんでもないハプニングに巻き込まれそうになりました。いや、巻き込まれたんです。入り口近くのお土産前を歩いていると、おばちゃんがしつこく売りつけようとしてきます。買う気はなかったけど、あまりにしつこいし、それに半額まで値段が下がったので仕方なく買おうと、言われた金額300バーツを払おうと財布を出してお金を数えていると・・・詐欺師、くそジジイ登場。100バーツはこのお札だよ、みたいなことを言ってたのだろうけど、私の財布に一瞬触れたと思うと、1000バーツ紙幣を抜きやがったんです!しかも、何もなかったかのようにとぼけた顔をしています。1000バーツいえば、タイでは結構な大金です。ミネラルウォーターなら120本は買えます。そんな金額を盗みやがったくそジジイ!!!すぐに抗議開始<(`^´)>日本語、英語交えて猛抗議!!ふざけんなよ〜!!このドロボー!!!・・・その結果、じじい、すぐに観念しました。ざま〜みろ。いや、もしかすると、その土産物屋は、この詐欺で成り立っているお店なのかもしれません。ワット・アルンに行く人は特に注意してください。
気分は最悪だったけど、再び船に乗り、今度はタイ式マッサージの総本山として有名なワット・ポーに向かいました。ここも、入り口付近に詐欺師がいるので有名なので、注意して中に入りました←出口で詐欺にあったけど(笑)・・・詳細はもう少し読んでね(^^ゞ
まずは、日本人団体観光客でごった返す巨大な涅槃仏像に見てみました。もちろん、これまた有名な108個のおわんに、1枚ずつ硬貨を入れて、煩悩を少しでも排除してみました!?(笑)。なお、観光客が多いのはこの涅槃仏像だけのようです。もともと、このワット・ポーは、ラマ3世がタイで最初の高等教育機関として開いたもので、仏教や占星術などだけではなく、当時の最先端を誇った東洋医学などもここで教えられてきたのでした。だから、今でもタイ式マッサージの総本山なんですねぇ〜。1ヘェーくらいですか?(笑)。実際、今でも寺子屋があり、私が行ったときも子供たちが勉強をしていました。
煩悩を除去したくらいでは満足できないので、さらに身を清めるべく、観光客がまったくいない本堂にも足を運んでみました。すると、多くのお坊さんが中から出てきます。生半可な気持ちでおいそれと近づくべき場所ではないのかも・・・と、思いながらも、結局中に入ってきました^^;
まだまだ9:30だし、30分くらい総本山のワット・ポーでマッサージをしてもらうかな?と思いマッサージスクール?の方に向かいました。これが失敗の始まり。混み合っているかな?と思ったマッサージスクールでしたが、時間的なためかほとんど人がいません。呼び込みの女性が、「マッサージ、マッサージ〜♪」なんて言っているくらいです。そんなところに、僅か30分だけお願いして入るのも気まずいよな〜と思い、結局すぐ横の裏口から外に出ました。これが大失敗。
実害もなかったので、気を取り直してむかったエメラルド寺院。正式にはワット・プラケオというらしいけど、通称名のほうが一般的なような気がします。ここは、1782年、トンブリ王朝を破ったラーマ1世がバンコクに遷都した際に、タイ国の守護寺として作ったもの。以来、代々の国王が管理している由緒正しいお寺です。タイで一番格式が高いお寺であるためか、とにかく観光客が多かったです。アジア各地、欧米からの観光客も多く、色々な言語が飛び交っています。まあ、一番多いのは日本人の団体客だったけど。おかげで、またしてもガイドの説明をあちこちで盗み聞きすることが出来ました。寺の説明は、その場で「ふ〜ん、そうなんだ」と思っても、すぐに忘れてしまいましたが、写真撮影禁止の本堂に入ったときに、タイ式のお参りの仕方を説明しているガイドがいたので、私もそれを真似てみました(笑)。彼の説明によると、まずは正座をし、しっかりと手をあわせる。そして、手の平全体をを床につけて、額が床に着くくらいまで深くお辞儀をし、この動作を3回繰り返す・・・がタイ式らしい。実際にやると、結構恥ずかしかったけど。それくらい多くの観光客でごった返しています。この後は王宮前を通って再び出口へ。やはり、どこへいっても日本の団体が多いかな?というのがこれまでの感想です。
イスが1つも無い連絡バスで駐機場に向かいます。途中、運転手が別の車に衝突しそうになり、急ブレーキを踏んだのはご愛嬌だけど!?(^_^;)。機内へは飛行機の後ろから乗るんですね〜へぇ〜その1。客室乗務員2人のうち一人が男性なんでね〜へぇ〜その2←男性のCAさんは今回が初めてでした。1時間の搭乗時間でも機内食が出るんですね〜へぇ〜その3。しかも、離陸開始10分後でまだ完全に上昇中のうちから配布するんですねぇ。押さえておかないとテーブルから滑り落ちてしまうんですよねぇ〜へぇ〜その4。あの、日本が誇るYS−11とは違い静かな機内だったんですねぇ〜へぇ〜その5。なんてへぇ〜ばかり経験しているうちに、どんどん高度を下げてしまうくらいの短時間の飛行なんですねぇ〜でも、まだコーヒーのサービス中なんですねぇ〜。
と、いう感じで、あっという間に、何も無い平原にぽつんと滑走路があるシェムリアップ国際空港に到着。空域の狭い日本とは大違いなんだろうな(^_^;)。VISAを事前に取得していたので、即入国。かつ、バゲッジクレームでいっきに傷がついてしまったスーツケースをゲット←そうなんで、ボロではあったけど、この区間の搭乗でいっきにボロボロに(>_<)。人が集まったのを見計らってがらがらとシャッターを開く売店に、思わず、ほのぼのとした“のんびりさ”を感じてしまいました。
空港の外に出てみると、結構多くの迎えが来ています。そのほとんどが現地のゲストハウスやホテルの迎えのドライバーたち。ちょっとだけ時間がかかったけどドライバー発見。結局、翌日のアンコールツアーも、最終日の空港までの送りも彼が私の担当でした。彼と会うなり聞かれたのが“Do you speak English?”(英語、話せるのかい?)と(^_^;)。思わず一瞬苦笑いした後、“A little”(ちょっとだけね)と答えてしまいました。アジア色の濃い英語なら理解しづらいし、逆に、彼が流暢に話した場合、私の英語力じゃ意思疎通が出来ないかもしれないし。。。と思いまして。え?なに??お前が自分の英語力に自信が無いだけじゃないの??だって!?・・・<m(__)m>・・・こういうときは謝るに限ります(^_^;)
彼が乗ってきたのは当然バイク。アジアでよく見る、ホンダカブの100CCバージョンで、現地名ドリームといいます。それに2人乗り。かつ、彼が私の重たいスーツケースを胸に抱えています。私も自分のバックを抱きかかえています。はい、前から順番にスーツケース、ドライバー、バック、そして私。これがカブに乗っています。もちろん、私もドライバーもヘルメット無し☆これで、結構なスピードを出すし、それに追い越しまでかけていきます。スリルは結構ありますよ〜♪←途中、バックからカメラを出して写真撮影するくらいの余裕があった馬鹿な私です。しかも、こんな状態で乗っているにもかかわらず、走行中に振り向いて街を案内してくれるんです(^_^;)。事前に街(町?)の地図を何度も見ていたため、空港からゲストハウス(以下、GH)までは15分くらいなんだけど、初めての街でも結構土地勘?があるのが嬉しいやら、怖いやら・・・で、ちょっぴり苦笑い。それくらい小さな街なんです。
部屋で荷物をほどいたり、シャワーを浴びたりした後、街灯のほとんど無い街はすっかり暗くなっていたのですが、早速街へと出ることにしました。オフィスにいた日本人男性スタッフに(←後から、この方がオーナーさんだとわかりました)街でのお勧め場所を聞こうとしたときに、これから街に送っていく予定の2人の宿泊者の方と一緒に行くことを勧められました。このお2人が、1日目にも書いたように、偶然同じ時間に成田を出発し、別の経路でシェムリの街についた2人だったんです。まったく見ず知らずのお二人でしたが、私のこの図々しい性格もあり、すぐに楽しくお話をすることができました。偶然とはいえ、やはり、みなシェムリの街に何かしらの想いをよせて日本から来ているのですから、不思議と「初めて会った気がしない」のかもしれませんね。
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