パリ・ロンドン旅行記　２００６年
2006.1.2〜2006.1.8

はじめに　　　１日目　　　２日目　　　３日目　　　４日目 　　 ５日目 　　６日目　　７日目

１日目〜新千歳→成田→パリ

<新千歳空港まで＞
　（今、１０：３０。成田空港のＢ７４搭乗口前です。いつものようにシグマリオン君活躍中です）寝坊したら洒落にならないと、前夜は旅行前に見ようと思って手に入れたまま観ていなかった、映画『ノッティングヒルの恋人』を英語音声、字幕無し！のまま観て過ごし、ほんの少しだけベッドで横になったけど、眠れるでもなく、４：３０の目覚ましのアラームとともに用意開始。さすがに眠い！！けど、５：３０には家を出ました。眠い目をこすりこすり千歳まで運転します。だ〜れも走っていない単調な田舎道は余計眠気を誘います（笑）。交通量が少ないため、予定より早く駐車場会社に到着。すぐに送ってもらったので空港についたのは６：４５。早っ！お店はもちろん、ゲートもまだ閉まってました。もちろん、朝御飯の手配もできませんでした・・・やはり途中のコンビニで買うに限りますね。失敗。
　正月だから混んでいるかな？と思ったけど、まだ2日の早朝です。電光掲示板を観ると、ほとんどの便に空席がありました。ゲートにも誰も並んでおらず、すぐに搭乗口に進めました。そういえば、最近はゲートで、「ペットボトルお持ちですか？」とか「パソコンお持ちですか？」と聞かれることが多かったけど、今朝は何も聞かれませんでした。不思議だぁ。

＜成田までの国内線＞
　ほどなくこの旅最初の機材に搭乗です。成田便なんでいつものA３２０です。8割ほどの搭乗率でしたが、やはり成田便は外国人比率が高いですね。雲が多く、シートベルトサインが30分以上も消えなかったけど、全く揺れの無い快適なフライトでした。勿論！？前回のカンボジア旅行の時のように、気を失いそうになる隣人もいなければ、それを見てなぜかコーラを持ってくる謎のCAさんも居ませんでした（笑）←タイ・カンボジア旅行記1日目を参照してください。

＜成田空港でのお年玉！＞
　成田には定刻の10分遅れで到着。だけどパリ便の搭乗まではまだ2時間もあります。混雑しているかな？と気になっていた出国ゲートもガラガラ。拍子抜けしてしまいました。免税店に興味もないし、眠さの極限のためか食欲も無く、結局いつものように早めに搭乗ゲートまでやってきて、ここまでの旅行記を書いていると、「ANAよりお客様のお呼び出しをします。パリ行き205便の御搭乗予定のHIRO様。HIRO様。ANA地上係員のところまでのお越しください」。別に落とし物をした覚えもないし、もしや！？これは！！と、思って係員に名乗り出ると、やはり！でした。はい。エコノミークラスがオーバーブッキングで座席が足りず、Ｃクラス、そうビジネスにアップグレードしたいとの申し入れでした。もちろん、喜んでお受けいたします(笑）。12時間も乗るのだから快適なシートのほうが良いですよね。ラッキ〜♪搭乗券にはUGC-05と手書きでメモがされていたのだけど、Ｃクラスへのアップグレード優先順位5番目の意味かな？まあ、今回も包括旅行運賃（団体ツアーとか格安航空券のことね）ではなく、正規割引運賃のエコ割だったためと思うけど、思わぬお年玉を手に入れることができました←ちなみに、パリまでのビジネスクラスの運賃はビジ割でも往復598,000円。普通運賃ではなんと片道で1,008,800円です！！ヒェ〜(~o~)

＜パリまでの快適な空の旅＞　
　パリまでの機材は７４７-４００。パリ線なのでビジネスとエコノミーの中間に位置するプレミアムエコノミーが設定されていません。まあ、そのおかげで一気にビジネスまでアップグレードしてもらえたわけだけど♪←今、ウェルカムドリンクのシャンパンや、食事前のアルコール類、おつまみのサービス中。なんとおつまみ、いつもの袋に入ったナッツ詰め合わせではなく、数の子と黒豆、小魚！の小鉢。正月とはいえさすがビジネスクラス。

　今年はまだおせち料理を食べていないHIROにとって何よりもサービスです。そうえいばこれまで何度もANAに乗ったけど、男性CAさんは今回が初めて。フランス語の機内放送も担当しているのでフランス人だと思われます。しかも日本語は苦手とみえて、機内サービスは基本的に英語。中学校、高校の教科書で習った（教えた！？・・・笑）、機内での英語を使うことになりました。事前に食事のメニューの希望を聞いてくれるのだけど、和食も洋食もHIROには縁のないような豪華なものばかり。ちなみに↓がメニューね。

フォアグラを食べてみたかったけど、基本的に肉系が苦手なので、結果的には郷土料理と書かれた和食にしました。味については「おいしかった」としか表現のしようがありません。日頃食べているものとのギャップのためにね。デザートも3種類からの選択だったけど、メニューに書かれた文字からは想像できない逸品ばかりで、無難に季節の果物の盛り合わせ。クラブなどの飲み屋さんで頼んだら、恐ろしいことになる季節の果物の盛り合わせ（笑）。

食事１回目の数々。

前菜から始まった食事がデザートまで終わる頃には、既に離陸後2時間経過。スカイナビゲーターで現在地を確認すると、丁度北海道付近。そうなんだよな〜。欧州便は北海道近くを経由してからシベリア上空を進むことになるんですよね。←成田便でも北海道近くを通るのだから、時間的な無駄を省くために、北海道発の欧州行き夜便があったらなぁってずっと思っています。そうすれば、全国から仕事帰りの人が各地の空港から国内線で乗り継いでくることができますよね。でも、どこの空港会社も運行していないのは、やはり北海道民の利用が少ないのと、それと冬季の雪害を考えるからなのでしょうかね。

　このあたりで一本目の映画『Mr.&Mrs.スミス』（←話題作だけあって面白かったです）終了。どうせ眠れないと思うけど、一応シートをベッドモードにして仮眠をとろうと努力したけど、やっぱり眠れません。ほぼ一直線にまで平らになるのだけど、若干斜めになり、当然足が下になるので、意外なほど足が浮腫んで疲れてしまったのも眠れなかった要因。もちろんＹクラスより数倍快適だけど。結局、その後も映画『ティム・バートンのコープス ブライド』（←意外と切なく悲しいエンディングのアニメでした）、『理想の恋人.com』（←観なくてもよかったかも・・・が感想）と、ANAに乗ったら必ず見るドラマ、『Hey!　レイモンド』を見終わったあたりで、早いもので日本を発って既に10時間ほど経過。現地時間で１４：００。ちょうとCAさんが来たので、図々しくもおにぎりや麺類など数あるスナック類の中からアイスクリームを頼んじゃいました。程なく、最後の機内食のお時間。今度は洋食のシチュ−にしてみます。肉は好きではないけど、パンが美味しそうだったから（笑）

食事２回目

　まあ、こんな感じで定刻通りの12時間半のフライトが無事終了。映画をたくさん見たからか、あるいは国際線慣れしてきたせいか、時間の長さを意識することはありませんでした←到着した時間が時差の関係で、現地時間の１６：３０頃と、まだ明るい時間だったせいもあると思います。

＜フランス到着＞
　ようやく到着したフランス、シャルル・ド・ゴール空港。事前の情報ではフランスの入国審査は厳しくはないと聞いていたけど、実際には飛行機を降りた途端、いきなり現地警察によるパスポートチェックがありました。テロ対策らしい。その後は複雑な形状の空港を進み、入国審査（←係員は内線電話片手に、ほぼノーチェックでスタンプをおしてくれました）、バゲッジクレーム（←なかなか出てこない）、そしてバス乗り場へと進みます。いや〜、噂通りこの空港は変わった形状をしています。↓の写真はターミナル内のフロア移動に利用するエスカレーター入りのチューブ（笑）。ちなみに、バス乗り場に着いたのは１７：３０。なんと既に1時間も経過しています。

実に芸術的な空港！？

15分ほど待ちやっと着いたバスに乗り込み、ドライバーに直接料金を払うとすぐに出発。それはそれは恐ろしいくらいのスピードで走っていきます。市内の狭い道、路上駐車が多い道などは「ぶつかっているのでは？」と思うほどすれすれです。なのにかなりのスピードです。まあ、この運転についても事前の情報の通りなのだけど、車酔いしやすい人は危険ですね。実際、酔い止めを飲んだにも関わらず、私はリバース寸前でした(T_T)。
　オペラ・ガルニエ近くのアメリカンエキスプレス前に着いたのは1時間後。地図を出すのも面倒で、適当に人の流れについていくと、無事にメトロの駅につけました。そこでカルネと呼ばれる回数券を購入します。が、この駅の窓口が結構な行列になっています。言葉が通じず、さらに行列を長くしたらどうしようと不安ではあったけど、「アン　カルネ　シルルプレ」（カルネを１セットください）とフランス語で言ったら、ちゃ〜んと購入できてました。人生で初めて話したフランス語です。

さすが芸術の国。 地下鉄の駅も美しい！

　宿泊したハイビスカスホテルのあるレパブリック駅までは乗り換え無しで10分ほど。駅からホテルまで2分ということで選んだホテルだけど、地上に出てから歩いて探してもさっぱり見つかりません。ホテルの位置図を持っていたけど、大雑把なものだし、なによりも、ホテルマークが大きすぎてどこの通りにあるのかわかりません（笑）。30分以上も重たい荷物を抱えて歩き回ったけど、それでも見つからず、結局何人もの道行く若者に英語で声をかけて、教えてもらいながらたどり着くことができました。部屋に着いたら既に２０：００。安堵感もあり、どっと疲れが出てきます。まあ、日本時間では既に翌日の午前4時だしね。
　シャワーを浴び、すぐにベッドに入ったけど、2時間もしたら目が覚めてしまいました。眠いのに。疲れているのに。恐ろしいほど正確な私の体内時計が、「もうすぐ7時ですよ！朝ですよ！！出勤ですよ！！！」と起こしてくれました。日頃から朝帰りしても、夜更かししても、必ずきっちり6時過ぎに作動する私の体内時計。で、こんなに疲れてるのに、せっかくフランスまで旅行に来ているのに、現地時間で０：００に起きることになってしまいました・・・2度寝に挑戦したけど、やっぱり駄目でした。

　こうしてフランスでの滞在が始まりました。翌朝はこの旅一番の目玉、モンサンミッシェルまでのバスツアーに参加です。

宿泊したハイビスカスホテル。TVのアンテナ線は別料金を払うと 貸し出してくれます。 もっとも仏語はわかりません(^_^;)