パリ・ロンドン旅行記 2006年
2006.1.2〜2006.1.8

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4日目〜ユーロスターに乗り、いざロンドンへ♪

<ユーロスターでロンドンに移動>
 
またしても3時に起床して旅行記のうちこみ。8時に食事をとった後は、パリで使った地図、案内図、ネットの画面を印刷した資料など全て廃棄処分。そりゃあ帰国後に記念になるだろうけど、この先の旅のことを考えると少しでも身軽にしないといけないし、何よりも、旅行の回数が増えてきたので整理しきれず、結局日本で捨てていますしね(笑) 

駅のホームとユーロスターの先頭車両。手前が私が乗った列車です。

 予約しておいたユーロスターは11:43北駅発です。30分前までにチェックインをすればいいのだけど、こんな大きなカバンを持ってウロウロできるはずもなく、9時半にはチェックアウトして10:00には駅に着きました。やはり海外の駅は雰囲気が違います。たとえば、パリの駅は切符が無くてもホームまで行けてしまいます。それに、当たり前だけど止まっている車両が日本とは全然違います。TGVあり、タリスありで、鉄道マニアには最高のシチュエーション・・・私は全く興味がないけど(^_^;)。第一、鉄道に乗るのなんて2年前にシンガポールで同じく国際列車であるマレー鉄道に乗ったのが最後です。地方に住んでいるため、札幌の地下鉄にも2年前から乗っていません。

 チェックインを早々と済ませたけど、(前の列車が出発する)10:13までは待合室に入れず、近くにあった
イギリス入国カード書いて待つことに。気にしないとわからない場所にあるので気にしてください(笑)。時間になるとすぐにゲートを通るのだけど、機械がチケットを受け付けてくれず、地下鉄のようにバタ〜ン!と。その後の金属検査でもビ〜!と鳴ってしまい再チェック(^_^;)。フランス出国審査ではなぜか入念にパスポートをチェックされました。入国はあんなに甘かったのにねぇ〜。これまでの数十個全てのスタンプをじっくり見ているし、しまいには最終ページの住所なんかも読んでいます。日本語、わかるのですかね!?直後のイギリス入国審査←かつてのシンガポール駅と同じで、別の国にいるのに入国が完了するんです。噂通り、いつ帰りる?何日滞在する?←この2つが矛盾したらやばいらしい、旅行の目的は?仕事は休みなのかい?と結構質問されました。外国への入国は30回以上になるけど、こんなに質問されたの初めてです。

 その後はトイレに行ったり、ポンドへの両替をしたり、フランス観光局と名乗る人が配布していたアンケートに記入して時間をつぶしました。あ、そうそう。
両替の話。基本的に、旅行中はできる限りクレジットカードを使用するので(←怪しいお店の場合は現金にしますよ)、現金は最小限しか持ち歩かないので手数料の差を意識するような場面もそんなにありません。ですが今回はまいりました(T_T)。残っていた70ユーロ(日本円で約1万円)と、さらに日本円を1万円出して英国ポンドにしてもらったのだけど、たったの75ポンドにしかならなかったんです。1万5千円相当。25%も目減り(号泣)・・・でも、初めての国だし、それに物価の高い国に行くのだから、これくらいは現金がないと不安ですしね。

<ユーロスター車内にて>
 待合室では、大きく目減りしたお金へのショックでいっぱいでしたが(笑)、いざ、乗車のコールがかかると元気回復。
20両編成で200メートルくらいはありそうな長大なユーロスターですが、指定された私の席は18両目でした。両端の車両は電源車なので、実質一番後ろの車両って事です。しかも後ろ向きの席。酔いそう・・・しかも、すぐ近くが小学校低学年ほどのフランス人の子供4人のグループ。保護者らしき大人は隣りの車両です。この子供たち、ロンドンまでずっと騒ぎっぱなし。うろうろするは、声はでかいは、携帯用のDVDプレーヤーでずっとフランス語のアニメを、これまた大きな音でかけ続けるはで迷惑この上ない。時差、睡眠不足と疲れもあり、いつもより気分が優れず酔いそうなのに・・・やっぱり酔いました。酔い止め、効果無し。薬のせいでさらに眠気がまして辛かっただけ(^_^;)。

車内。右に写っているのがうるさかった・・・略

 乗車の感想は、まあ、普通の特急と変わらないな、というのが本音。もちろん、それくらい当たり前に、気軽に乗れる国際列車という意味です。ユーロトンネルを抜けると、そこは既に別の国。フランスでは雪が降っていたけど、イギリス側が日がさしていました・・・あの小説とは反対ですね。

左、雪のフランス。右。日が差し出したイギリス側。

でも、フランス側とはあきらかに建物のデザインも違い、走っている車も違います。それに車内放送だって、フランスにいるときはフランス語が先で英語が後だったのに、トンネルを抜けて英国にはいると、今度は英語が先でフランス語が後。なんとも心憎い気配りですよね。
 
<ロンドン到着>
 そんな感じの約2時間半の列車の旅でした
。時差の関係で13:30頃にはロンドン、ウォータールー駅に到着です。駅でも入国審査があると聞いていたのだけど、ブースの横に係員らしい人が多数立っているだけど、そのまま通過できました。実にあっけない入国。そういや、他のホームページに書かれていたような、ユーロスター車内での検札もなければ、車内でもパスポートチェックもありませんでした。噂では、フランスからイギリスへと乗った場合は車内でユーロトンネルマーク入りのスタンプが押してもらえはずだったけど・・・残念←パスポートのスタンプって、観光地にある記念スタンプのような想い出になると思っている私です。

ロンドン、ウォータールー駅。
ロンドンでの初めの一歩!は、
実にあっけないものでした(^_^;)

 到着後はチューブ(地下鉄)に乗り、ホテルのあるロンドンの中心地ピカデリーサーカスに移動です。自動券売機でもクレジットカードも使えるはずなのに、2枚持っていたカード、どちらも認識してもらえませんでした。その後列に並んだ窓口では認識したけど。不思議だぁ。

 チューブの名の通り、トンネルも車両も両方が丸っこいデザインのイギリスの地下鉄。入り口付近に立つと、
頭だけ車両の外に飛び出してしまいます(笑)。ピカデリーサーカスに降りると、ホテルはすぐそこ。迷うわけもありません。14:00のチェックイン開始時刻丁度に着いたこともあるけど、大変混雑したホテルでチェックインで10分以上も並ぶことに。でも、イギリスに到着したばかりでワクワクしているためか、全然気になりません

<ビートルズの聖地へ>
 荷物をおいた後は早速街へ繰り出します。パリでもそうだし、世界中どこにいってもそうだけど、日本を発つ前に行きたいところの候補と、その順位だけは決めてあります。行き方や料金などもネットなどを駆使して調べておきます。でも、
細かな旅行の行程は絶対に決めません。無理な日程で慌ただしい思いをしたり、絶対行きたかった場所に行きそびれたりしかねません。逆に時間が余ることだって十二分に考えられますし。

 と、言うわけで、ロンドンでの候補の中で一番最初に行ったのは、私の中での優先順位が高かった
アビーロードスタジオ。そうビートルズの作品のほとんどが録音されたあの有名なスタジオです。別にビートルズの熱狂的なファンではないのだけど、仕事の関係でどうしてもスタジオに行き、そのたたずまいや街並みの様子を把握したかったんです。ネットで得た情報を手にしながら歩いたため、あっけなくスタジオ前に到着。やはり、というか当然というか、私以外にも多くの観光客が訪れています。そして、あのジャケット写真と同じようにスタジオ前の横断歩道を大股歩きになって写真を撮っています。でも、実際には非常に交通量の多い通りのため、ジャケットのような構図で撮影することは不可能に近いのではないでしょうか??

アビーロードスタジオ全景。

やはり観光客が4人で歩いてました。
ぎざぎざの白線は歩行者優先の意味。
車は必ず止まってくれます。
↓がジャケット写真。

 スタジオから地下鉄駅へと戻るとき気持ちにも余裕が出てきたこともあるけど、パリとの違いに2つ気が付きました。まず、絶対的にパリより寒い!いや、寒いというより風が冷たいんです。同じ日に2つの街を歩いたので間違いありません。それともう1つ気が付いたこと。それは路上駐車が少ないって事。パリのようにぶつけながらの駐車なんて皆無です。それに、何気に止まっている車の中を見てみると、意外なまでにオートマ車の比率が高いんです。パリは圧倒的にマニュアル車ばかりだったので意外に思えました。でも、両国ともにディーゼル車の比率が高いのは疑いのない事実。しかも、黒煙を吐いている車は皆無。エンジン性能がここまであがっているのだから、地球温暖化防止のためにも日本でも普及したらいいのに、そう思いました。

 そんなことを考えながら、同時に次に行く場所を考えたのですが、あたりが少しずつ暗くなる気配を見えています。と、なると
夜景写真を撮るのが大の得意(←と、思っているだけで、実際にはただ好きなだけなのですが)の私が向かった先は・・・下の写真↓

世界遺産でもある『ウェストミンスター宮殿』
(現在は国会議事堂)。テムズ川に反射する
姿がとても綺麗でした☆

ロンドンの象徴、ビッグ・ベン。
力強い鐘の音でした。

 どうです?絵はがきのような写真でしょ??この写真の出来映えに満足した私は、今度はバスと地下鉄を何度か乗り換え別の場所に向かいました。向かった先は↓の2カ所。

これまた世界遺産の「ロンドン塔」。
白く光るのはスケートリンク。
綺麗だけど、かつての処刑執行場です。
タワー・ブリッジ。
ロンドン観光定番スポットですね。
船が通る時には橋が持ち上がります。

美しさの背後には第二次世界大戦中、
独軍の爆撃目標となった悲しい歴史も。

 へへぇ〜。これもなかなかの出来映えでしょ?と自己満足全開(笑)。あまりに喜んだためか、ロンドン塔からの帰り道、同じ15番のバスだけど、市内中心部とは反対向きに乗ってしまい、気が付いたらとんでもないところにたどり着いていました。往路は地下鉄だったので風景の違いに気が付きませんでした。もちろんロンドンのバスには車内放送はありません。自分が降りたいバス停が近づいたらボタンを押して合図します。

かなり遠回りしたけど、最終的には無事にホテル到着。パリではあっさりしたものを食べ続けたせいか、妙に
しょっぱいものが食べたい気分だったので、無難にバーガーキングに寄りポテトのLサイズを注文。もちろんバーガーも頼んだけどメインはポテトです♪。ちなみに、イギリスではポテトをチップス(chips)と言います。アメリカ英語式にフレンチフライズ(french fries)と言ったら通じませんでした(^_^;)。

 これでロンドンの1日目が終了。シャワーを浴びてこの日も早めにベッドに移動しました。


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