シンガポール・タイ放浪記 2006
2006.5.13〜2006.5.20

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3日目〜朝から嫌なこと発見してしまいました(>_<)

 目が覚めたのが7:30。窓の無い部屋なので時間の感覚が全く、多少寝坊しちゃいまいました。その後すぐにシャワーを浴びようとしたんです。実は、前夜は床の掃除シャンプー爆弾の処理に追われ遅くなり、話し声が筒抜けのこのホテルでシャワーを浴びると迷惑だろう、そう考え顔だけ洗って寝たのでした。そんなこともあり、やっとのことで浴びることになったシャワーですが、バルブの右をひねったら水が出ます。左をひねっても水が出ます・・・また嫌な予感が・・・数十秒待ったけど水しかでない・・・ああ、やっぱり・・・が〜ん。このホテル、シャワーも水しか出ないようです。その後、朝、昼、夜といろんな時間に試したけどいつも水しか出ません。水しかでないホテルは3年前に2、3時間だけ滞在したインドネシアのホテル以来です。あのときは泊まるのが目的ではなく、荷物を置くのとトイレを使うためという理由だったのでそんなに困らなかったけど、今回は3泊4日も滞在するんです。もう呆れて何も言えません。
 そんなこともあり、全く期待しないで1階に朝食を食べに行くと、ホテルスタッフや宿泊客全員がじろじろと私を見てきます。そりゃそうです。滞在中、
インド系以外の人物は私以外見かけなかったというホテルでしたからね。ちなみに、食事のメニューはシリアル、食パン、フライドポテト、ビーフン、ゆで卵、それに飲み物が数種のみ。その代わり、床にはたくさんの食べかすや種類豊富なゴミが散乱していました

 気を取り直して街へ出発したのが10:00頃。お店の開店時間に合わせるためです。まずはシティーホール駅に移動します。そこでの目的は2つ。専門書が多く並んでいる
MPHというローカルの書店に行くことと、今まで一度も行ったことがなかったサンテックシティーという巨大なショッピングモールに行くことなんです。何度か行ったことのある駅ですが、しばらく来ない間に雰囲気が随分と変わってしまいました。MPHをはじめ多くのお店が入るシティーリンクモールという地下ショッピング街が出来ていて(←前は無かったですよね!?)、サンテックまでずっと地下を通って移動できます。時間にして10分ほどでしょうか。かなりの規模のモールです。で、やっとたどり着いたサンテック。噂で聞いていたとはいえ、やはり巨大。こんなにたくさんのお店があってよく商売になるよな〜と心配しちゃうほどの規模なんです。それに私なんか買い物に来たわけでないですし。え?目的はって??それはですねぇ〜。サンテックには世界で一番大きな噴水があるんです。その名もFountain of Wealth 。富の噴水って感じでしょうか。風水に基づき周囲のビルとセットでデザインされたものなんです。まあ、香港の複雑な形の建物も風水を意識しているらしく、中国系の人が多いところでは一般的なのかもしれませんね。もちろんお金も欲しいし豊かにもなりたいけど、それ以前にあまりにも不運続きの旅なんで、厄払いというか、縁起担ぎというか、そんな意味もあってわざわざやって来たというのが本音。

時間帯によっては全体が噴水になるんですって。右の説明を早く見つけてさえいれば・・・。

聞くところによると、噴水を3周したら願いが叶うとか。もちろん実行しましたよ!だけど、またしても馬鹿をやってしまったんです。3周っていう意味を、すっかり1周が100メートルはあろうかという外周を3周するもんだと思っていたんです。苦行というか、荒行というか、修行というか。苦労を伴うから願いが叶うのかな?と思い、暑い中汗を流しながら外周を1周した時に気がつきました。他の人は中心の小さな円を3周していることに。勿論すぐに移動しましたよ(笑)。移動したらちゃんと説明文もありました(^_^;)。こんな間抜けな私ではありますが、願いが叶うかどうか、今後の私の人生を見ていてくださいね。

 結局このエリアには1時間ほどいました。昨日オーチャードの書店で買うことのできなかった本や、その他の本を数冊買ったり、電気店では日本の電化製品をシンガポールで使うためのアダプターを買ったりして
←これまで使っていた物がなぜか今回のホテルでは合わなかったので買い足しました。
 買い物の次は今回の旅の一番の目的である、ビジネス街とチャイナタウンそれぞれのお店の看板の調査です。25年前に、ある学者が行った調査と同じ場所、同じ方法で、看板が何語で書かれているか、英語のみか、中国語と併記か・・・などを調査するのが目的。オリジナリティはないけど参考データとしていつか使えるだろうと思い、今回時間をかけて調査をしました。
 11時に初めて一応のこの日の範囲が終了したのは午後2時過ぎ。午前中に本を買ってしまったので重い荷物を持ち歩いているし、手には地図やその他の資料を持っているし、バインダーを開いては他人には訳の分からないメモをとっているし、あちこちで看板や標識の写真を撮ってるし・・・で、3時間の間ずっと周りからじろじろ見られてました(^_^;)。

調査をした高層ビルの谷間にて。

 2時に終了した後、さらに別の場所に移動して同じ調査をしようかとも思ったけど、さすがに相当疲れたので、その場所からほど近い、すっかりと綺麗に生まれ変わってしまったチャイナタウンで食事をとりました。

フィッシュボール・ヌードル。ぷりぷりのお団子

 食後にオーチャードに着いたのが3時。日本から注文して取り寄せてもらっていた本を買いに、オーチャードの外れにある専門書のみを扱う書店に行きました。カウンターで事情を説明すると、既にレジカウンターの上にちゃんと用意されていました。どうもありがとう←実は、この本、3年前に来たときにもこの書店で注文していたんです(笑)。ただ、その時も在庫がないとのことで、入荷後に日本に送ってもらうように頼んでいた物だったんです。支払いはクレジットカード決済で。だけど、3年待っても届かないし(笑)、カードの請求も無いのでそれで今回再び購入したのでした。前回の分はキャンセルはしてません。さすがに時効だと思うから。店員も違ったしね。

 MRTのオーチャード駅付近に戻ってきたのが16:00。なんとも中途半端な時間です。調査の続きをする体力もないし、晩御飯には早いし、それに歩き疲れたし・・・で、バーガーキングに入りました(笑)。ハンバーガーが食べたいのではなく、ポテトとコーラが飲みたいから。疲れと汗で、体が塩分と糖分を欲していたんです、と、いうことにしてください。現実にはただコーラ中毒なだけ(^_^;)

Sサイズでも日本のLサイズより大きいです。
コーラ中毒の私ですら飲みきれませんでした。

17:00にはホテルに戻って荷物の整理&水浴び(笑)。いくら暑くて汗もたっぷりかいたからといって、やはり水しかでないシャワーは辛い物があります。プールに入る前に浴びるシャワーのあの冷たさ。そしてあの緊迫感。まさにあの感じです。何が悲しくて高い金を払って日本からわざわざシンガポールまで来てまで、頭から水をかぶらなきゃならないのでしょうか。そして、この怒りはどこにぶつければいいのでしょうか?

 中途半端な時間にハンバーガーを食べてしまったので、夕食抜きでも十分だったのだけど、窓も無く、照明だってベッドサイドに電気スタンドがあるはずもなく、天井に白熱灯が1つあるだけの暗い部屋にいるのは
精神衛生上よくありません。そんなわけで多少涼しくなった18:30過ぎ、再び市内に移動しました。それも昼間と同じチャイナタウンに(笑)。観光客相手に最近綺麗に整備されたチャイナタウンはあまり好きではないのだけど、ホテルと同じMRTの沿線なんで気軽に行ける場所なんです。観光客相手の土産物屋を通り過ぎ、チャイナタウンコンプレックスという以前からある中国系シンガポール人向けの商店&屋台街に移動します。酔っぱらったおっさんがいたり、よくわからないけど将棋のようなゲームに熱中している大勢のおじいさんがいたり、綺麗になりすぎた中心地の真新しいショッピングモールではけして見られない、本来のシンガポールの形に近い物が見れる場所なんです。

日本人にも馴染み易いフランドホッケンミー。
五目焼きそばに似た感じ。具材は豊富です。

 そういえば、食事と一緒にと思い、道すがらのコンビニでお茶を買っていたんです。コーラばかりでは糖分のとりすぎになるし、シンガポールでは他の飲み物も往々にして甘い味付けがなされているので緑茶にしたのですが、なんとこの緑茶、砂糖入りなんです(~o~)。砂糖をたっぷり入れた甘〜い紅茶を彷彿される、何とも後味の悪い甘さ。やっぱり、ここはシンガポールなんだな〜と思わずにはいられませんでした。あのポッカ製の緑茶ですら砂糖が入っているのですから。みなさんも、シンガポールで飲み物を買うときにはくれぐれも注意してくださいね。
 こうしてシンガポールでの2日目が終了。部屋に戻った後は、
罰ゲームのような水のシャワーを浴びてベッドに移動しました←そして、旅行記をここまで作成しました。プラグアダプターを買ったので、これでまたシグマリオンが復活です。        


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