シンガポール・タイ放浪記 2006
2006.5.13〜2006.5.20

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8日目〜旅もあと僅か!いよいよ感動のエピローグ(^_^;)

 定刻の出発時刻はタイ時間で22:10。日本時間の翌日0:10です(以下、全て日本時間での記述です)。朝も早かったし、1日中歩き疲れたこともあるし、なんと言っても旅の最終日です。心身ともに疲れきっています。0時を回っているので寝るにはちょうど良い時間。全日空の深夜便がそうであるかのように、勝手に「離陸して水平飛行になったらスナックが配られるだろう」と思っていました。暑い国だし、アイスクリームかフルーツか何かの。勝手にそう思ってました←SQのホームページには区間ごとの機内食などの情報は掲載されていません。実は、搭乗前に乗り物酔い止めの薬を飲むべく、軽い食事をとってました。なので、別に何を食べたいってわけでもないのですが、貧乏人の性で、何がサービスされるか気になってしょうがありません(^_^;)。だけど酔い止めの副作用で眠気が出てきます。機内ではぐっすりと眠れない方なんで、このまま少しでも眠ったほうが良いなぁ〜そう思った1:00頃、機内サービスが始まりました。てっきりスナックだけかと思っていたら、なんと通常の夕食のセットです。びっくりしました。この便はシンガポール発バンコク経由関西行きです。シンガポールから乗った人は、シンガポールとバンコクの僅か2時間のフライト中にも夕食が出されているはずです。想定の範囲外(←もう死語かな?)の出来事で一気に眠気が吹っ飛び、全くお腹なんて空いていないけど、「チキンじゃないほうをお願いします」と言ってしまいました(^_^;)。でも、何が出てきたのかさっぱり覚えていません。写真も撮っていないし、第一食べてもいないですからね。横に乗っていた女性が機内食をぺろりと食べ、更にビールを2缶飲んでいたのに驚いたことだけは覚えています・・・ウトウト・・・ウトウト・・・ZZZzzzzzz...。          
 
気がついたらテーブルの上の機内食が無くなってました。その時の時間は3:00。1時間ほどウトウトしていたようです。でも一度目が覚めたら眠れない体質なので、眠たいのに眠れないのをこらえていると、窓の外がだいぶ明るくなってきました。

窓が汚れていたのが残念!

 トイレでうがいをして席に戻る頃には飛行機が降下しだしました。定刻の到着時間が5:45だからまだまだ時間があるなぁ〜と思っていた矢先、最終の着陸態勢に入ったというアナウンスがありました。結局、着陸したのは4:50。強い追い風だったようです。バンコクから4時間半程で大阪まで戻ってきてしまいました。

 到着後、地上係員の女性が一人乗り込んできたのですが、なんと“
おJAL様”の地上係員(~o~)。SQってANAと同じくスターアランアイスのメンバーなのにです←おJAL様はこれまではずっと独自路線でしたが、2005年10月25日にワンワールドへの加入を発表しました。その時外を見て気づいたのですが、SQの機材もANAが利用する北ウイングではなく、南ウイングにやってきています。もちろん、その後の地上ハンドリング業務は全てJALによって行われました。これまで多数飛行機に乗ってきたけど、一度もJAL系に乗ったことが無かったのですが、今回初めてJALによる地上ハンドリング業務を経験しました。まあ、スーツケースを飛行機から出してもらっただけだけど(^_^;)。アライアンスを超えたコードシェアなど、航空業界は非常に複雑なのだな、と改めて感じた出来事でした。私のJALにのらない記録、いつまで継続するのでしょうか?最近は意図的に避けているわけでもないのですが、どうもANAにしか縁がないんです。

 
早朝の関空は実に閑散としています。国際線の出発搭乗口をのぞいてみたら、人影が全くないのにテレビ放送がつきっぱなし(ーー;)。電気代の無駄!!←赤字を抱えている空港なんですから、こういうところから改善して欲しいものです。他に到着便が無い時間のため入国審査も税関もあっけなく終了。国内線の搭乗手続きも5:30頃には終わってしまいました。暇です。することありません。3階の食堂街&お土産物屋街はすべて営業時間外。数年ぶりに4階の出発フロアに行ってみたけ、ガードマンが一人いるだけ。これが日本を代表する24時間空港の現実です。アジアのハブ空港を目指してはいても、実際にはこんな感じです(^_^;)

テレビの音声だけが虚しく響いてました。

 その後の関空―羽田、羽田―新千歳便は特に変わったこともありません。変わった人がいたくらいでしょうか!?(^_^;)。台風から温帯低気圧に変化した厚い雲の影響で揺れが強かったくらいでしょうか。これで3回目の経験だけど、日に連続3回の搭乗はきついものがあります。最後の搭乗では旅行中の疲れが全てでてしまったのか、死人のようになってました。

※関空―羽田便の機内にて
 私は窓側前から3列目の3Aの座席を事前予約していました。富士山が見えるかな?と(^_^;)。しばらく富士山を見てないな〜と思って。結果的には台風から変わった厚い雲の影響で見ることが出来ないばかりか揺れの強いフライトでした。私の隣の3Bと3Cの席は
アメリカ人男性と日本人女性のカップルだったのですが、早朝から2人ともハイテンション。2人とも英語で話していたのですが、その内容がとっても面白いんです。

 「飛行機が飛ぶ理由わかるか??
飛行機が飛ぶのはphenomenon(現象)なんだ・・・」と語りだす男性。こんなに大きく重いものが飛ぶのは科学では説明できず超常現象などと一緒だ・・・と力説していました。小難しいことを話す人かな?と思った矢先、機内の安全設備に関するアナウンスが始まりました。3列目なので客室乗務員まで目と鼻の先。すると、隣の男性、ここぞとばかりに、真面目に放送しているCAさんに手を振ったり、変な顔したり笑わそうと必死。CAさん、笑いを必死にこらえたせいか、英語でのアナウンスの時「東京までの飛行時間は約15分を予定しています」と、50分(fifity minutes)を15分(fifteen mimutes)と間違って言ってしまいました。すかさず、「めちゃくちゃ速いぜ!」と喜ぶ隣の男性(^_^;)。彼の勢いは止まりません。“Fasten your seat belt”(シートベルトをしっかりお締めください)と言われたときは、渾身の力をこめて自分のベルトを締めて苦しんでみせたり、安全の確認のビデオが流れた後には、「ごめん、俺、目が悪いから全然見えなかった。もう1度放送して!」といったり、まあまあCAさんを笑わそうと必死←一番笑っていたのは私でしたが(^_^;)
 
 彼の勢いは飛行中も変わりません。私はさすがに疲れと寝不足で眠たふりをしていたけど、今度はその私を笑わそうと彼は必死。まずは自分で持ち込んでいたコンビニのサンドイッチを袋からださずに一気に食べようとして、手から口からマヨネーズだらけになってます。程なくやってきた機内サービスでは、コーヒーを頼むとき、なぜかシュガーのセットをもう1つ頂戴!と言って2つお願いしているんです。どうするのかな?と思っていると、寝たふりをして機内サービスを頼まなかった私に、「はい、あげる!」と砂糖だけくれました(笑)。“No, thank you”と断ると、今度は、「これ、食べる?」とさっきめちゃくちゃにしてしまったサンドイッチの食べかすを私にくれました・・・という内容の濃い「15分間のフライト」でした。あ、もちろん降りるときには、お互いに「楽しかったよ。いい一日を!」と言って別れました←“Have a nice day”と心を込めて言い合ったのはこれが生まれて初めてのような気がしました。

 こうして通算9回目のシンガポール、そして通算(確か)18回目の海外旅行が終了しました。シンガポールではホテルのトラブルがあったけど、それ以外は満足でした。だけどついでに寄ったバンコクでは・・・「トホホ・・・」。最近の旅行は、極力2カ国以上を周遊するようにしていますが、「やめておけばよかった!」と後悔したのは今回が初めて。それくらい嫌な思いが多かった今回のバンコクです。もちろん、私のアホ面を見て、「こいつはカモだ!」と思われたのかもしれません。一人だから騙しやすそうに思えるのかもしれません。だけど、旅行中の出費で一番額が大きかったのがバンコクでの交通費というのが現実ですし、やはり納得がいかないことが多いですね。

 3万5千マイルを使用してシンガポールの単純往復するのと、4万マイルを使って他国へも寄り道するのならどちらがいいかと聞かれると、間違いなく今回選んだ後者の方がお得に思えます。少なくとも私には。今年は3月の東京、そして今回の東南アジアと既に2回もただ旅行をして5万5千マイルも使ってしまいました。残っているのは2万マイルほど。これでは中国かグアムくらいしかいけません。また地道にマイルを貯め、再び4万マイルが貯まったら、今回のようにシンガポールをからめて、アジアの国々を旅してこようと思います。

※ホテルに泊まれなかった件のその後
 帰国した直後に、日本で申し込んだ代理店にことの詳細をメールで説明しました。腹が立った以上に、なぜそのようなことが起こったのか説明して欲しかったからです。代理店ではすぐにシンガポールの手配会社やホテルに確認を取ってくれ、数日後に最終報告がメールで届いたので、それをみなさんにも報告します。以下、メールより抜粋。

ホテルからの回答によりますと、HIRO様のご予約は、現地手配会社を通じ、
間違いなく、5月14日〜3泊、ホテルCLAREMONTにてなされていたとのことです。
しかしながら、ご宿泊当日、ホテル内の一部のお部屋にてエアコンが故障し、
ご到着された際には、お部屋の空きがなく、HIROへはホテルASPINAL'Sへの
ご移動をお願いせざるを得なかったとのことです。
対応させて頂いたスタッフよりその旨、ご説明させて頂いていたつもりだったとのことですが、
HIRO様へはうまく伝わっておらず、ご不便をお掛けする結果となり、大変申し訳ないことをしてしまったとホテルより連絡がございました。

あの腹が立つ応対だった兄ちゃん。やはり「説明した」と嘘を言っているようです。彼は間違いなくNo room!としか言わなかったです。まあ、これ以上は、言った言わない問題になってしまうだけなので、今回は諦めることとします。メールでの回答を見て、さらに腹が立ったという、なんとも間抜けな結果になってしまいましたが、移動した先のホテルとの差額があることをこちらから指摘したせいもあるのか、差額分は後ほど返金してくれるとのことでした。
 代理店の誠意ある迅速な対応には感謝しています。この場合には、差額を返金してもらうくらいしか解決策がないのも重々承知しています。だけど、このメールを見る限り、ホテルのスタッフが理由等を説明したけど、私が英語を理解できないばかりに、勝手に腹を立てていると思われそうで・・・(ーー;)


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