フィリピン・タイ・ミャンマー旅行記 2007夏
2007.7.29〜2007.8.5

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1日目
いよいよ旅が始まります。出発の4日前に病院で点滴を打ってもらったばかりという体調での出発。一抹の不安はあるものの、今更後には戻れません(笑)。

ANA便は1つだけある電光掲示板で。
HAC便は下に見える小さな看板でご案内。

ちなみに、到着地函館の天候は雨で18度。七月下旬なのにね。

この旅最初のフライトは丘珠空港からの函館行き。千歳まで高速道路を利用し、ガソリン代をかけ、駐車場会社に預けると合計で8000円ほどの金額になってしまいます。千歳に行くには時間もそれなりにかかるため、それなら自宅至近の丘珠から函館経由で関空まで行った方がはるかに楽。もっとも、函館で時間をつぶす分トータルの時間はかわらないけど、今まで一度も乗ったことの無かったボンバルディア機DHC8−Q300やボーイングの737ー500に乗れるまたとないチャンスです。特に、スーパードルフィンの愛称を持つ737−500は、可愛らしいスタイルで以前から一度乗ってみたいと思っていた機材でした。

ANAグループでは唯一独自のカラーリングがされているQ300。見ての通り小さな機材です。

丘珠に到着したのは定刻の45分前。丘珠からの搭乗は2回目ですが、今日は前回と比べ物にならないほど混み合っています。それでも、関空までのスルーというややマニアックな?乗り継ぎのため、カウンターの女性が幾分困っていましたが、数分後には2階待合室にたどり着きました。千歳ならこれだけで数十分。一苦労ですよね。そんな丘珠空港ですが、以前、レストランがあった場所は、家賃の滞納で営業を停止中。で、売店が一軒あるのみ。まるで地方駅のような寂しい待合室です←ちなみに、家賃は年額約千五百万円だったんですって。

見るような場所もなく、すぐに制限エリアに入ったのだけど、その時になって初めて混雑している理由がわかりました。理由は・・・10分差でHACの函館行きがあるからなんです。両社とも、利用者の多い時間に設定しているのでしょうけど、10分差ですから相当数のお客が戸惑ったり、勘違いして他社の搭乗開始時に並んだりしていました。搭乗口が1つだからどうにもできないのでしょうけどね。

定山渓上空飛行中。

初めて乗るボンバルディアのプロペラ機。胴体着陸で有名になってしまったあの機種の胴体が短い仕様です。機内の感じも最新の機材のためYSのような「味わい」も特になく、エンジン音や振動もYSと比べると雲泥の差で技術の進歩と時代の流れを感じます。事前座席指定で押さえていたのはプロペラ真横の6D席←YSとの比較のためにあえてこの場所にしました。5分ほどの遅れでお決まりのRW32から離陸しましたが、滑走時間は20秒ほど。その後いったん石狩湾に出た後、左に大きく旋回して手稲、洞爺上空を経て30分後に雲の下に出たときには既に函館駅の真上でした。車で行くと遠いと感じる函館も、飛行機であっと言う間です。

函館では実質1時間半ほどの滞在時間ですが、前述の通り、体調不良が継続しているため消化の良い物しか食べることができませんし、何よりも食欲が全くありません。せっかく函館にいるのだから大好きなラーメンを食べたいところだけど、ここは我慢でスポーツドリンクだけの食事にしました。

スーパードルフィンという愛称のB737-500。
オニギリ型のエンジンカバーが特徴です。

制限エリア内で旅行記をここまで書いたらこの日2回目のフライトの搭乗が始まりました。2Fという席を事前に押さえていたため、通路が一本のナロー機でも乗り降りが楽でよかったです。3+3のアブレストはエアバスの320等と同じですが、乗った感じではエアバス機に感じる「おしゃれ感」がなく、合理的なデザインに思えました。仏、米の違いでしょうかね?(笑)。なお、プロペラ機に乗った直後のため、離陸時の加速が直線的で、いつまでも加速するようにさえ思えました。

機内ではドリンクサービスを断ったほど食欲のない状態。だけどスポーツドリンクなどの水分ばかりを飲んでいるせいか、とにかくトイレが近く、国内線ではほとんど利用したことのない機内トイレを使いました。が、私の直前に並んでいた少年が、なんと15分間もトイレにこもったまま。しかも、中でドスン!と大きな音までして客室乗務員が「大丈夫ですか?」と心配するほど・・・だけど、大丈夫じゃないのは私の膀胱の方だったんだけどね(笑)

関空到着間際。積乱雲がすごいですね〜さすが夏!
と、言うわけで、この後結構ゆれました。

あと4日で利用開始される第2滑走路を横目に見ながら定刻通りに関空についたのですが、空港施設などが皆無の二期島は非常に巨大なグラウンドが海に浮いているように見えました。また、いつもより小さな機体に乗っているために気がついたことかもしれませんが、誘導路に無数に走る亀裂に驚いてしまいました。もちろん、ゴムか何かの樹脂で隙間を埋めてはいますが、半端じゃない亀裂の数に、今後の関空のメンテナンス費用が心配になってしまいました。空港ターミナルは無数にあるジャッキで持ち上げて平行を保っているようだけど、空港島そのものはどうやって保守していくのでしょうかね?!

まだ昼食をとっていないため軽い食事をとろうかと考えましたが、重たいスーツケースを受け取った後では身動きし辛く、結局ローソンで食事を買ってすぐに駅に移動しちゃいました。空港ビルから駅はわずかな距離ですが、いったん外に出る必要があり、関西の暑さをイヤと言うほど思い知りました←函館を出たときの気温は18度で雨。大阪は31度で晴れ。差が凄いっす。

南海電鉄で隣りの駅、りんくうタウンまで乗ったのですが、私が乗った車両は日本人よりも韓国人女性の方が圧倒的に多くて驚きました。みな20代前半ほどだったので、女子大生の夏休みの旅行なのでしょうかね?

りんくうタウン到着後は、以前に一度利用したことのあるホテルシーガルの送迎車でホテルに移動です。ちょっぴりおしゃれな感じのするビジネスホテルという趣のホテルですが、スタッフの温かさを感じるホテルです←だから2回目の利用なんですよ☆深夜に某アジアの国の宿泊者が廊下で騒がしかったのと、シャワーカーテンがカビだらけだったのがちょっぴりがっかりだけど。

カーテンの向こうは絶景?かと思えば、ホテルの駐車場でした(^_^;)

※実はこの時・・・

前夜、蚊に刺された左足が凄い腫れ方になってました。
もちろん痒いのなんのって(>_<)。

旅行中、日に何度も痒み止めを塗って耐えました。

汚い写真なのでモザイクいれました(^_^;)



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