フィリピン・タイ・ミャンマー旅行記 2007夏
2007.7.29〜2007.8.5

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3日目
目が覚めたのは現地時間で6:30。日本時間の7:30。珍しく寝坊したようです。目覚めてすぐ昨夜洗ったズボンやスニーカー等が完全に乾いていることに驚きながら、のんびり着替えを済ませた後、海外版のNHKを見ながら(←ちょっとばかり投資を始めたせいで、株価が気になる最近・・・笑)、本日の行動プランを考えました。結局は、日本を出る前に決めていた「マニラ空軍博物館」に行くくらいしか予定がありません。午前に博物館、午後にどこかで疲れをとるマッサージと決めた後は、サービスとなっている和食の食事を済ませ(←見たこともない魚が2種類も煮魚になっていました。レモンの味付けでご飯には合わなかったけど)、博物館方面に歩きながらタクシーを捕まえることにしました。ホテルを出たのが10時丁度。

これが運転手が間違って(意図的に?)入ってしまった空軍入り口。
おかげで、20ペソ余分に請求されてしまいました。

が、タクシーの台数は結構多いのに、ほとんどに客が乗っています。やっと止まったタクシーも、博物館の場所はわからずということで乗車拒否。結局、ホテルから1キロ以上も歩いた頃にやっとタクシーに乗れました。ただ、持参の地図で説明しつつ向かってもらったけど、やっぱり場所がわからないようで空港の裏だと言っているのに、空港に行ってみたりとかなり遠回りされてしてしまいました←わざとではないと信じたいですが・・・。しかも、やっと博物館に着いたと思ったら、実は空軍施設のすぐ横だったんです。で、空軍施設のゲートで止まってもらおうと思っていると、運転手さんがタガログ語で入り口にの軍人と話して許可証をもらったかと思うと、なんと空軍施設内に入ってしまいました。軍隊の施設に入るなんて初めてですし、博物館から遠ざかる一方。運転手も間違いに気がついたのか、すぐに後戻りをしました。結局、タクシー料金は93ペソ。遠回りしたので15ペソほど余分にかかった様子。しかも、軍隊施設に入ってしまったから20ペソをくれ!というので、120ペソを払う事になりました。納得いかなかったけど、日本円で数十円だから、あまりに悪質でない限り、アジアでは面倒をさけるため諦めることにしています。

小野田さんが当時着ていた軍服です。

小野田さんの所持品。
武器や鍋でしょうか。

博物館そのものは20ペソの寄付金で入場できました。そんなに多くの展示物があるわけではないのですが、ここには大戦後、ルバング島に30年以上も身を隠して「戦闘を続けた」、あの小野田少尉が当時携帯していた物が展示されているんです。受付で「あんたは何人?」と聞かれ、「日本人だよ」と答えると、係りの男性が納得しつつ、小野田さんの展示物の場所を教えてくれました。

小野田さんが当時着ていた軍服、携帯していた武器、何かに工夫して使っていたと思う空き瓶等をみて、これだけの物で30年以上も暮らしたことに驚きつつ、あの大戦はいったいなんだったのだろう・・・と色々と考えさせれました。

屋外展示されていたYS。
残念ながら中には入れません。タラップには登れたけどね。

一応、屋外展示されている歴代の空軍機を見て回りましたが、政府専用機として94年まで利用されていたYS11が展示されていたのがちょっぴり意外だったくらいで、すぐにこの場所を後にすることにしました。基本的に、軍施設の中にいるので落ち着きません(^_^;)。

これが博物館全景。空軍基地に入る必要なし!(^_^;)

空港裏の軍施設入り口という場所が場所だけになかなか帰りのタクシーが捕まらず、しばらく待っていましたが、ようやく来たタクシーが結果的にはなかなかのぼったくりタクシーでした。まず、一番近いLRTの駅であるエドサ駅に向かうように指示を出しました。もちろんわかりやすい場所なのですぐに理解してもらえました・・・が、乗ってからがダメ。おまえは何人だ?何故こんな場所にいる?泊まっているホテルはどこだ?なぜエドサなんかに行くんだ?と矢継ぎ早な質問。適当に受け答えをしていると、今度はなんとガソリンスタンドに寄ります。もちろん、メーターは動いたまま。しかも、わずか10リットルを給油しただけですし、さんざんトイレに行ったり、ウォッシャーを補充した後で給油を開始しているので、料金稼ぎ以外の何者でもありません。どこにいるかさっぱりわからない場所だったため、文句を言わずに我慢したけど、ここでも数十円ばかりぼられた事になります。ようやく動き出すと、いつの間にかホテルに戻るロハス通りを進んでいます。ガソリンスタンドで余計にメーターを稼がれたので既に70ペソまで加算されています。この運転手のすることです。このままホテルに戻るとも思えないし、仮に戻ったとしても、奴の企みにまんまと乗ってしまうため、「いいからLRT駅でおろせ!」と強く言うと、運転手も苦笑い。結局、私が文句を言った場所が悪かったせいで、LRT駅には来た道を戻る格好になってしまいました。しかも、エドサ駅ではなく1つ手前のバクララン駅まで逆戻り。戻るよりエドサに行った方が近い場所だったのに・・・という不満もあったけど、喧嘩になる前に降りて我慢しました。

この2度のタクシーの経験で、2度とマニラではタクシーに乗らないと誓ったHIROでした←実は2度とも、動き出してから何度もメーターを使いなさい!というまでメーターを使おうとしなかったくらいですしね。

バクララン駅前。LRT高架橋下に延々と続くマーケット。

アジア特有の縁日のような商店街を通り抜けること約5分。ようやくLRTの始発駅であるバクラランにたどり着きました。安全な場所にようやく着いたことでほっとした反面、一気に疲れが出てしまいました。

これからこの車道を延々と歩かないといけません。

そんなこともあり、ホテル最寄りのヒルプヤット駅に着いた後は、駅近くにあったいかにも普通のマッサージ屋さんという感じのお店に入りました。華やかなマッサージ店は「普通のお店ではない」ことが多いため、入り口を開けて男の人が出てきたこのお店に入りました。料金は150ペソのフットマッサージが最低でしたが、持病の腰痛を少しでも緩和するために全身マッサージをお願いしました。385ペソ。まあ、1000円と言うところでしょうか。実際に施術してくれたのは60歳近いおばさんでしたが、施術の前に浴びたシャワーに驚きです。だって、巨大なバケツがあり、そこに入っている水をぶっかけるだけというもの。シャワールームもかなり汚いし。お金をケチってホテルのマッサージではなく普通のお店にしたことをかなり後悔。だけど、既に全裸だし、お金も払っているし、お釣りももらっていないしで、後戻りできません・・・涙。

横断歩道なんかなく、一気に横切ろうとしたけど、
ジプニーに轢かれそうになり焦りました!の再現写真(笑)

結局、いつから使用しているかわからないシーツの上で全裸のまま施術されてしまいました。リラックスできるどころか、皮膚病や泌尿器科の病気にならないか不安でしょうがなかった数十分です。

ホテルに戻った後、速攻でシャワーを浴び、さらには抗生物質まで飲んで身を清めました(笑)。時間的にはまだ14:00だし、昼食もとっていないため再び観光に出ても良い時間ではありましたが、午後の一番暑い時間ですし、事前に考えていためぼしい場所は全て行ったし、ホテルまでの道すがら、何度も「女の子を紹介するよ!」という客引きに声をかけられたのにうんざりし、結局どこにも行かずに旅行記をここまで書いてのんびりベッドで休みました。旅はまだ始まったばかりだし、本来の目的地はミャンマーですから、しょっぱなから頑張ると後で体力が無くなってしまいますからね☆

ちなみに、今16:30。先ほどホテルに戻った後に、実はこれまで3日分の下着やソックスを洗濯していたんですが、既にほぼ乾いています。さすが南国!←1週間を越えるアジア旅行では、簡単にでも手洗いしておかないと、帰国後に汗の臭いで大変な事になってしまいますからね。

さて、夕方。だいぶ涼しくなってきたので晩御飯を買いつつ最後の散歩に行ってきます☆

左上に見える大きな建物が宿泊したホテル。
一本横の通りは、地元の人たちが暮らすお店や家が立ち並びます。

ただいま〜!はい、これが今日の晩御飯。小綺麗なレストランで食べると日本とそんなに金額が変わらないし、屋台のような場所ではさすがに衛生状況が心配。なので、この旅のマニラではずっとコンビニでの食事となってしまいました(^_^;)。

ちなみにこれで85ペソ。オレオのまがい物はある人へのお土産にする予定。また、シュウマイを買った理由は、街の屋台でも結構シュウマイのお店を見かけたからなんです。日本の7−11にはアンマンやおでんはあっても、温かいシュウマイなんて置いてないですよね?ちなみに、ここマニラではシュウマイはSIOMAIと表記する様子。レシートもそうなっていました。

そういえばセブンからの帰り道、というより店の前で、まだまだ明るい時間なのに若い女性3人組に声をかけられました。どうせ個人営業の売春婦達なんだろうけど、場所といい、時間といい、あの屈託のない笑顔といい、自分の価値観がまたしても狂ってしまいました。勿論、レストラン代をケチり、シュウマイ片手にふらふら歩いているような私があんな女性たちのお客になるわけないですよ(笑)。

食事も終了したので、これからまたサウナに行って来ます。今日は日中マッサージを受けたので、サウナのみにします。

日本円で250円ほどです。

フィリピンにもセブンイレブンが多いけど、
私が入った全ての店舗内に警備員が常駐していました。

※ジェットバス内での珍事
ジェットの吹き出し口前が、他の施設でもあるように椅子状になっているのですが、私の体重が軽いのと、ジェットの勢いが強いのとの相乗効果で、座ってしばらくしたところ、なんと私の体がジェット噴射で「発射!」されてしまい溺れるかと思いました(笑)。

ホテルの窓から見たマニラ湾に沈む夕日。



 

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