イタリア4大都市旅行記 2008 新春
2008.1.2〜2008.1.10

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4日目
モーニングコールが鳴ったのが6時。まあ、万年不眠症の私はこの晩も3時間しか眠れなかったので、もうフラフラ。だけど、8時の出発前には食事をとり、血糖値を上げておきました←ヨーロッパのホテルなので、パンと飲み物だけのコンチネンタルです。

この日最初の観光地は
世界一小さな国、ヴァチカン市国にあるカトリックの総本山、サン・ピエトロ大聖堂。床面積2万3000平方mで、キリスト教の教会の中で世界最大の大きさを誇っています。世界中からの観光客が来る場所のため、時間帯によっては、入場するのでさえ何十分も行列に並ばなければならないこともざらとのこと。それをさけるために、今回のツアーでは朝一での観光となりました。

左:季節柄、イエスの「馬小屋」が再現されたままでした。中央:内部にある有名なミケランジェロ作「ピエタ像」。右:サン・ピエトロ広場。

おかげでほとんど並ぶこともなく、静かな中、荘厳で優雅な内部をじっくり観光することができました。みなさんも、ヴァチカンに行くなら、朝一に限ります!

残念ながら、今回のツアーでは「
最後の審判」の絵がある、システィーナ礼拝堂には行くことができませんでした。まあ、後述するように、トレビの泉でコインを投げ入れたので、次にまたローマに来る日があるでしょう、きっと!

お土産物屋経由で再びバスに乗り込み、次に向かった場所はこれまた有名な
真実の口。映画「ローマの休日」の印象的なシーンでも有名ですよね。まあ、そんなわけで観光客もすごい人数。みんな口に手を突っ込み、それを誰かに写真に撮ってもらっては次の人にバトンタッチ。完全に流れ作業(^_^;)。他の人が撮っている光景を見ていると、中には慌ててしまい鼻に手を入れて写真を撮ってもらっている人がいました(笑)。みなさんもご注意してくださいね。あ、もちろん私の手は問題なく抜き取ることができましたよ☆

地元の?子供たちも多数訪れていました。

さあ、どんどんいきますよ〜(笑)。次に向かった場所はコロッセオ。ローマで一番有名な建造物かもしれません。西暦80年!に建設された物が、大地震にも耐えて現存しているのにはただただ驚き。しかも、多数ある入り口にはゲートナンバーがふられており(←今でも当時の文字がはっきりと読み取れます)、身分に応じて入り口を分け、効率的に入退場させるとか、さらには、実は当時のコロッセオには屋根がついていたとか(←帆船の技術を応用したものらしいです)、当時のローマ人の技術水準に驚くばかりです。

予想以上に大きく、離れて撮ってもこんな具合

ツアーの宿命で、残念ながらここも入場することはできず、集合写真の斡旋販売と(←16ユーロだったかな?自分でも意外に思うけど、初めての添乗員付きのツアー参加の記念にと買ってしまいました・・・笑)、数分間の写真撮影タイムで観光終了。まあ、良くも悪くも、日本人らしい観光の仕方だと思います。

そして向かった場所は、これまた有名な
トレビの泉。コインを後ろ向きに投げ入れると、再びローマにくることができると言われているあの泉です。泉への移動のために、バスを降りてから数分間歩くことになったのですが、その道というのが、「ローマの休日」で、グレゴリー・ペックと一晩を過ごしたアン女王が街へと繰り出したときに歩いたあの道。今でも青果を売る露店があったりと、50年前を思い起こすのに十分な、情緒たっぷりの通りでした。

「ローマの休日」で、翌朝街へ繰り出すシーン
はここで撮影されたとのことです。

と、泉よりも道の印象の方が強いけど、この場所での注意事項を1つ。世界中からの観光客がコインを投げ入れています。と、言うことは、世界中からの観光客が財布を取り出す場所ですよね。スリはしっかりと見ています。あなたがどこに財布をしまうのかを。しっかりしまったはずの財布が、次の買い物時に無くなっている!そんなことのないようにしてくださいね☆←泉に対して後ろ向きに立ち、右手でコインを持って左肩越しにコイン投げ入れます。1枚投げるとローマに再訪できる。2枚なら大切な人と訪れることが出来る。3枚なら離婚できる!(笑)が定説のようです。

観光客でごった返していました。右。私の手からコインが離れる瞬間!の図。何枚!?(笑)

ヴァチカン、コロッセオ、トレビの泉、真実の口・・・と、来たら、次はアン女王がジェラートを食べたスペイン広場かな?と思うかもしれませんが、そこは格安ツアー。時間のかかるスペイン広場は訪問せず、遺跡の多いローマ市内を、バスの車窓から簡単に見てローマ観光は終了です。その代わり、素敵な素敵なショッピングのお時間が(笑)。しかも、土産物屋ではなく三越のローマ店です。まあ、バーゲン初日ということもあり、確かに安くなっているのはわかります。事実、私もあるブランドの財布を買ったし←別に特に今は財布は必要なかったんだけど、つい(^_^;)。今使っているDAKSの財布が壊れたら使います。何年後になるやら。

トレビの泉観光後に購入。2ユーロ。
沢山の種類があり迷ってしまいます。
私はチョコとマンゴーをチョイス♪

1月とはいえ暖かいローマです。
すぐに溶けてしまいます^^;

とはいえ、やはりローマ市内の観光をもう少しじっくりとしたかったのが本音です。次にくるときはツアーは使わずに、自分の足でのんびりと、かつ、じっくりとローマの街を見て回りたいと思います。もちろんヴァチカンもね!

我慢していたコーラでしたが、とうとう禁断症状が出てしまいました^^;

三越でのお買い物の後は食事場所へとバスで移動します←この時にはすっかり雨も強くなっていました。この日の昼食はピザ。釜を備えた店ということで期待に胸を膨らませていたのですが、やはりツアーで利用するお店です。正直言って、日本の宅配ピザの方が数倍美味しい(←いや、日本人の口に合うと言ったほうが適切かな?)と言えるようです。私以外の他の参加者の方々もそうおっしゃっていました。ただ、欠点ばかりではなく、次から次へと、食べきれないほどの量が出てきたことを追記しておきます←同じトッピングばかりでしたがね

これにてローマ観光は終了です。
一番印象に残ったのは、やはり、上述のように「ローマの休日」の撮影に使われたあの「通り」。昨年は「ユーガットメール」にちなんだ旅をニューヨークで。「ビルマの竪琴」にちなんだ旅をミャンマー(旧ビルマです)で。一昨年は「ノッティングヒルの恋人」にちなんだ旅をロンドンで・・・と、旅のテーマとして、映画の撮影地めぐりも取り入れていますが、やはり名作中の名作である、「ローマの休日」にちなんだ場所を、自分の目で実際に見ることができたのは大きな収穫です♪

ローマを後にして、途中のお土産物屋での休憩を挟み、4時間ほどで次ぎの滞在地のフィレンチェに移動しました。

晩御飯。皆さん、思い思いに塩コショウ等で自分流の味付けをしていました(笑)。真ん中のお肉。硬くて食べられませんでした。

夕食はホテルへ向かう途中のレストランで←食事場所の下が免税店になっていて、食事前にそこで休憩でした^^;。前菜のパスタは美味しかったけど、メインのお肉はとっても硬いし、付け合わせのポテトは油が多く、まるで大学いものようになっていました。残念ながら、どちらも食べることができませんでした。だいぶ親しくなった他の参加者の方々との話題の中心も、やはり「ツアーの料理」。真っ先に話題になったのは前夜のワイングラスの汚さでした。まあ、そんな話をしつつ、みんな塩やコショウで自分流の味付けをして妥協していました(笑)

Airport Hotel
Via don Lorenzo Perosi 39, 50127 Florence

〜当ホテルは、2006年に設立したばかりの4つ星ホテルでございます。また、住宅地に立地しているため、大変静かで落ち着いた雰囲気になっております。フィレンツェの中心、高速道路A1へもアクセスが簡単になっております〜(ネット上の情報を整理しました)

残念ながらここにも2泊。バスタブ付き。

ローマ同様この街でも2連泊となります。ただ、付近にお店もないし、ロビーもビジネスホテルのような狭さだし、4星ホテルであるのが信じられない内容のホテルでした←ツアーだから文句は言いません。愚痴は言うけど(笑)


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