イタリア4大都市旅行記 2008 新春
2008.1.2〜2008.1.10

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6日目
モーニングコールの後、8時過ぎの出発時間まで、いつもより時間的に余裕があるため、少し遅めにロビー横の食事場所に行ってみたら、既に他の方々は全員食事が終わっていました。「終わっていた」のは、他にもあります(^_^;)。パン以外にはハムとチーズがあるはずなのだけど、そのハムが売り切れ状態。ポットのコーヒーもほんの少ししか残っていませんでした。しかも、ホテル従業員が確認に来たけど、補充してくれるどころか、私たちが最後なのを確認したら安心した様子でいなくなり、戻ってきてくれませんでした。

そんな
想い出いっぱいの4星ホテルとやっとお別れ(笑)。これから向かうのは、水上都市として有名なヴェネチアの街。フィレンチェからヴェネチアに向かうため、山岳地帯を通り一気に北上します。山越えとはいえ、アウストラーダという高速道路を通るのだけど、山岳地帯なのでカーブの連続。北海道で言うと旭川鷹栖インター付近のような感じ←地元ネタですみません。しかも、霧も濃く、ドライバーさんには非常に酷な3時間強の道のりでした。事実、ドライバーさんも相当疲れたようで、最後の方では何度も何度も大きくあくびをしたり、パチパチっと瞬きをしたりと、偶然様子の見える位置に座っていた私にはハラハラな時間でした。

到着後まず食事。名物のイカ墨スパゲティは残念ながら伸びすぎ。ナイフはどう使うの?

そんなこともあり、ヴェネチア到着時には精神的にかなり疲れていた私です(笑)

世界で最も美しい広場とも言われるサンマルコ広場。

ため息橋。ドゥカーレ宮殿の尋問室と古い牢獄を結んでいます。
私も実際に渡ってみました。ため息という名前の由来は、この橋からの眺めは、囚人が投獄される前に見ることが出来る最後のヴェネツィアの景色であったため、とのこと。だけど現実には、この独房は短期刑の囚人のものであったので、「最後の」というには疑問が残るようです。

リアルト橋から眺めたカナル・グランデ(大運河の意)。
天気がよければ絶景だろうな〜。

肝心のヴェネチアですが、結論から言って、今回巡った5大都市の中で一番印象に残った街です。再び訪れてみたいと強く思った街です。残念ながらヴェネチアでも天候はそんなに良くはなかったけど、まだまだクリスマスの風情を残すヨーロッパの街並みは、まるでメルヘンの世界のよう。

ゴンドラ乗船中に、カナル・グランデから眺めたリアルト橋。

ただ、今でも庶民の足になっていると思っていた名物のゴンドラですが、これは完全に観光客の足のようです。乗船中は、街行く各国からの観光客がこちらの写真を撮影していたけど、それくらい、特別な乗り物になってしまっているようです←ゴンドラの代わりに、地元民用のモーターボートが多数行き交っていました。なので、日本で言う、観光地の人力車と同じ?全然違うかな!?

これがゴンドラ。狭い運河でもすいすい☆

この街でも自由時間があったのだけど、貧乏性の、じゃなかった、実際に貧乏な私が、数万円から数十万円もするヴェネチアガラス製品を買えるわけもなく、個人的に一番ヴェネチアらしい景色と思っているリアルト橋まで行ってみることにしました。ただ、ガイドブック等の地図ではサン・マルコ広場から近いように見えるけど、実際歩くと何度も角を曲がる必要もあり、予想以上に時間がかかってしまいました。だけど、時間をかけてでも歩く価値がある!と断言していいほど素敵な眺めが待っています。ジグソーパズル好きの私が、既に↓のパズルを所有しているのだけど、まさにこの光景が 橋まで行くと広がっています。とにかく素敵です←ガイドさんの説明によると、日本のディズニーシーにこの光景を模したアトラクションがあるんですってね。



1000ピース ベニス RS-13-269

我が家のインテリアです☆

午後いっぱいを使ったヴェネチア観光はあっと言う間に終了。ガイドブック等の記載通り、全ての物価が高いのが気になったけど(←トイレ休憩をかねて利用したマクドナルドの価格も、ミラノより高価でした)、一大観光地だし、そもそも車の入れられない潟(ラグーン)だから、運搬の手間暇も相当なのかもしれませんよね。それでも、次に来る機会があれば、今度こそヴェネチアのホテルに宿泊して、もう少しのんびり滞在したいな、強くそう思ったHIROでした。次に来るときまでには、ヴェネチアンガラスの商品を思う存分買えるくらいのお金が貯まっていれば良いな〜。

運河沿いの住宅の壁にはゴンドラ用の標識が

格安のツアーのために、この日の宿泊はヴェネチアではなく、そこからさらに車で1時間ほど北上したトレビゾという町でした。旅行ガイドブック等ではまず載っていないと思われる、ブドウ畑が広がるのどかな地方の町。だけど、ホテルはこの旅で利用した中で一番新しく、豪華で、そして設備の整った物でした←旅行前にネットで評判を調べても、不便な場所のみが問題で、後は好印象の意見の多いホテルでした。

前菜はペンネ。メインはイカとえびのフリッター。そして久しぶりのデザート。一口だけ頂いた特産の白ワインも美味しかったです!

ゆったりと広い室内、気の利いた設備、そして窓にかかるブラインドも電動で動きます。朝、目を覚ましベッドサイドのスイッチでブラインドを開けると、一面に広がるブロウ畑が見える、そんなホテルです←夜暗くなってから到着し、早朝に出発した私達はブラインドを開ける必要がありませんでしたが(笑)

Hotel Astoria
Via Vigna 29, 31058 Susegana
とても広く、調度品も立派なホテルでした。



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