イタリア4大都市旅行記 2008 新春
2008.1.2〜2008.1.10

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9日目
日経新聞を広げると、予想通り世界的な株の下落が続いていました。旅行中、「帰りの便で日経を見たら、日経平均が1万5千円を割っていたらどうしましょうね」などと、同じツアーの参加者の方と冗談交じりで話したことが現実になってしまっていました(^_^;)。

まあ、嘆いても株価は上がってくれません。日経を1時間かけてじっくり読み、次に読売新聞を30分。最後に英字新聞を15分間だけ読みました(^_^;)

ファーストサービス

大鮃(オヒョウ)のグリル
ハーブクリームソース添え(ロール&バター付です)
又は
若鶏の時雨煮

オリエンタルヌードル 海老添え

パッションフルーツ ムース
和風ポテトサラダ
コーヒー、紅茶、緑茶

旅行前からJALのHPで確認し、帰りは魚の機内食を食べるつもりでした。死んでも食べられないチキンと、大好きなお魚の選択。チキンを選ぶわけがありません。が、イギリス人女性のCAさんに“Fish, please☆”といったところ、日本語で返ってきた返事が「チキンしかないね〜!」という一番聞きたくはなかった一言。“Only chicken!?”と思わず声に出してしまった私。まあ、お魚とチキンの搭載割合が、事前予想と実際の需要で大きく異なってしまっていたんでしょうね。仕方ないのは分かります。だけど、肉が苦手なんです。チキンは天敵なんです!なんてことをCAさんに言っても可愛そう。呆然としている私に、またしても日本語で、「チキンも食べてみればおいしいよ〜!」となだめるとように言い聞かせてくれました(笑)。もちろん、チキンは一切食べるわけがありません。野菜などを箸でつついて食事は終了です(^_^;)

機内ではまず眠れない私。
睡眠導入剤を飲んでみたけど、やっぱり眠れそうにありません。そこで映画を観ることにしたのですが、往路のように次から次に観る気力もなく、結局観たのは一本だけ。大学生時代に何度も観ようとしたけど←あの頃はビデオで年間200本ほど映画を観ていました。なぜか観る機会を逃していた「恋人までの距離(ディスタンス)」(1995年、アメリカ作品)。邦題より、原題のBefore Sunriseというタイトルが素敵な映画です。感想。またしても涙が・・・以上(笑)。近い将来に、この映画の続編であるビフォア・サンセット(2004)も観るつもりです。また泣いちゃうんだろうな〜(笑)

都合により写真はありません(^_^;)

セカンドサービス

フレッシュ フルーツ
チーズ オムレツ
ベーコン
ハッシュブラウンポテト
フルーツ ヨーグルト
クロワッサン
コーヒー、紅茶、緑茶

映画を観終わった頃、2度目の機内食が配られ始めました。だけど、まったく食べたいと思いません。空腹感が無いばかりか、食べる気力まで無いのです。まあ、後から考えると、これは体調不良に起因していたんです。機内食はヨーグルトだけ手をつけ、あとはトマトジュースをもらって飲んだのですが、その10分後に異変が。急に吐き気をもよおし、トイレに直行←トイレでは吐き気ではおさまらず、マーライオン状態でした(T_T)。

トイレを汚しはしなかったけど、一応近くにいたCAさんに報告し席に戻りました。するとその数分後、そのCAさんはビジネスクラス用の分厚い毛布をもって私のところにやってきてくれました。さすが
日本の翼JAL!実際、とにかく寒気がひどかったんです。さらに数分後、同じCAさんが今度は体温計を持ってきてくれたのですが、計ってみると、体温が35.0度(笑)。寒いわけです。日本から持ってきた抗生物質や胃腸薬を飲んでただひたすら寒さと戦ったその後の機内でした。

ようやく到着した関西。目を開ける気力すら残っていなかったけど、着陸後、やけに時間がかかるな、そう思ってみてみると、どうやら新しい
B滑走路に着陸した模様。

飛行機を後にするとき、私に気を遣ってくださったCAさんに
お礼がしたかったけど、残念ながら近くにはいらっしゃいませんでした。降機後、他のツアー参加者たちはどんどんと先に進んでいったけど、別に急ぐ必要も無いため、何度も休みながら入国審査、税関審査へと進みました。まあ、一人だけ遅れていったのは、他の参加者たちに体調不良が気づかれたらまずいな、そういう心配もあったんです。旅の最後です。笑顔でお別れをするべきところなのに、体調不良で真っ青な顔をしていると余計な心配をさせかねません。ツアー参加者の方々にならまだいいんです。ツアーコンダクターのAさんにだけは余計な心配をしてもらいたくなかったんです。最終目的地の関空に到着し、ようやくほっとできる時間なのに、アホが1人体調不良なんですから(^_^;)

だけど、結局はみんなに「急にどうしたの?大丈夫?」と気遣っていただき、ツアコンのAさんには「病院もありますけど、どうします?」と温かい気遣いをしていただきました。不幸中の幸いで、薬が効いたとみえ、その頃には寒気もだいぶ緩和していました。やはり、海外旅行のときは
飲みなれた胃腸薬と抗生物質は手放せません。

帰りの千歳便までは3時間以上も待ち時間があります。いつもなら、真っ先に
蕎麦を食べる日本帰国時の私。だけど、今回ばかりはそんなわけにもいかず、結局いつものスタバでしばしの休憩。もっとも、コーヒーを飲めるまでには回復してはおらず、その代わりにオレンジジュースを頼んだら、「お子様限定商品ですので、大人の方はご利用になれません」と断られてしまいました(^_^;)

千歳までの機材はB767。別に珍しくともなんとも無い機材ですが、搭乗後に思いもしないことがあったんです。離陸に備えCAさんがベルトなどの確認に回っているとき、1人のCAさんが私の横で立ち止まり、「HIROさんですよね?
お体の調子がよろしくないとお伺いしております。私どもに出来ることがありましたらなんなりとお申し付けください」と言ってくださいました。おそらくコンダクターのAさんのご配慮だと思いますが、嬉しさのあまりまたしてもウルウル状態に突入の私(^_^;)

旅の余韻と、人の優しさをかみ締めながらのこの旅最後のフライト。おそらく、私の顔は笑顔になっていたと思います。青ざめてはいても、満面の笑みになっていたと思います(#^.^#)
←そんな余韻に浸っていると、離陸後に、後ろの席のおばさんに「ちょっとちょっと!」といわれながら、肩をたたかれました。おばさんが言うに、雑誌が転がってきたと。もちろん私の物ではなく、どこかのシートの下にあったものが滑っただけだと思います。なのに、不満そうな言い方のそのおばさん。笑顔から一気に不快な表情になったHIROだったのでした。おばさん、その直後に、旦那さんと思われる近くに座っていた男性に怒られていましたよ(笑;)

こうして今回の旅も無事に終了。心配していた旅行中の北海道の天気も、そんなには雪が降らなかったようで、札幌到着後もあまり雪かきをせずにすみました。

ここまで旅行記を読んでくださった方はもうお気づきだと思いますが、イタリアの5大都市を周遊していた7日目までより、たんに帰るだけの8日目、9日目の方が文章量が多くなっています。だけど、これが今回の旅への
私の気持ちそのもののように思えます。

アジア、国内、欧米のサイクルで旅をしている最近の私。イタリアの次はアジアや国内を旅することになるのでしょう、おそらく(笑)。実は、これを書いている1月中旬、既に次の旅行の航空券とホテルの
予約は完了していたりします♪


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